雪起こしの雷〜但馬ド悪天紀行〜07.12/15

<3>香住町周辺

さて、ヤゴ捕りに夢中になった後で、K氏と合流。
まずは、ドシャ降り→強烈なミゾレと進行していく悪天の中、ウラジロガシの林で
木に登り、ひたすらにヒサマツの卵を探してみますが、悲しいほどのNULL。
K氏と共に「今年はハズれ年なんですよ。うん、絶対そうです」と力んでみたり。
ちなみに、デジカメが壊れんばかりの悪天だったので、この間の写真はありませんm(_ _)m

その後、ジョウザンミドリならほぼ確実というのでご案内いただいたのですが…

  
ちょっと山っぽいほうへ行ったとたんこれですよ!
そう、一面の銀世界+ちょっとした吹雪。木々の枝に雪が積もってまるで樹氷のよう。
あ〜ら、これは美しい…なんて言ってられません(^^;
二人ともノーマルタイヤだったし、泣く泣くこれ以上奥地に行くのは断念。

  
雪のすっかりつもったナナカマドの実(左)やら、ヤブムラサキの実(右)なんか見つつ、
このままでは悔しすぎるので、なんとかこのあたりで頑張って探そうということに方針変更。

  
んで、ミズナラの枝(左)を探しますが、雪が積もっててよくわかりません(笑
少し下ると雪はマシになりましたが、みぞれは降り続き、道端のアキチョウジの枯れ穂(右)
にも、一面に水滴がついてお美しい感じに。こりゃ、どうにもこうにもダメだわ。

  
しかし!
さすがK氏、根性の座り方が違いました。道端のミズナラを片っ端から調べて、
ついにジョウザンミドリシジミの卵を3つ発見!う〜ん、気合勝ちがいます。
ちなみに、私はというと結局1つも自力では見つけられませんでした(−−;

  
さらに、ちょっと脇の方に入ってみると、なんと「クマ剥ぎ」の跡を発見。
よく見るとこれが意外なほどあちこちにあってこれはこれで驚きました。
よく考えるともう冬篭りの季節だとは思いますが、このあたりでガサゴソ遊ぶ時には
ちょっと気をつけなきゃいけないんですね。でももう一度見てみたいなぁ。
そんなこと言いつつ、もう少し奥に行ったあたりで、強烈なミゾレが吹き荒れてきて
この日のゼフ卵挑戦は終了!いやぁ、Kさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m

  
悔しいのでもう一箇所遊びに行こうと移動を始めると、道端にはまだ咲いている
ヒメアザミ?(左)やらノコンギク(右)やらを発見。雪間近なのに元気だね君たち。

  
最後は、ちょっと移動して汽水っぽい場所でヤゴ捕り。狙いは分かる人には
分かると思うんですが、これが難物でした。というのも、ドシャ降りすぎて、
どこまでが本来水があった場所だかわかりゃしないんですよね(^^;
ビリンゴ(左)はやたらと捕れて、その中にはビックリ、強度の背曲がりの個体(右)もいました。

  
お約束のヌマチチブ(左)も捕れました。面白かったのはたくさん捕れた
ヨコエビ類(右)。こんな環境にいるのはなんて種類なんでしょうね?

  
セタシジミ(左)も1つだけ捕れましたし、小さな小さなカワザンショウガイ類?(右)も発見。
でも結局日没まで頑張ったけど、ヤゴ類は全く捕れず終了となったのでした。とほほ。

〜おまけ〜

  
恒例の自宅水槽からのご紹介は、まずはかわいらしいビリンゴ。
背曲がりの個体(右)も案外元気に泳ぎ回っていて、二度ビックリしました。

  
水槽の猛者、ヌマチチブ(左)はやっぱり暴れたのでわりとすぐにリリースしました…
かわいらしいズナガニゴイ(右)もひょろひょろと泳いでいて、これまたいい雰囲気です。

  
あと、K氏にみつけていただいたジョウザンミドリシジミの卵もドあっぷで。
1つは穴明き(左)でしたが、健全な卵(右)は頑張って飼育してみたいと思います♪

というわけで、トんでもない悪天で、エライ目に逢いましたが、
それなりに楽しむことができました。Kさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
ゼフ卵は成果薄でしたが、おそらく今冬はもう雪がすごそうですので、
次なる挑戦は来秋になりそうです。次回こそはあれこれまとめてゴソッと採るぞ♪
ヤゴのほうも、狙っていた種類は全て外したので、こちらは再挑戦とも
考えていますが、早いうちに行かないと平地もかなりの雪になりそうです…
さて、この日は日没後、少し南下して砥峰高原に向かい、
本当に降り注ぎそうな満天の星空の下、いくつもの流れ星を眺めながら
昼間の疲れ(体が冷えると疲れるんですよ!)もあって深く眠り込んだのですが…
この後の面白い展開は次回を乞うご期待ということで (^o^)/


次へ⇒

topへ⇒