この日は、一気に北陸まで来ちゃいました。理由は単純明快。
知人のブログに触発され、昨年空振りした某ハンミョウに再挑戦したくなったんです。
いろいろと生態を調べて推理すると、まだ勝算があるんじゃないか？と思ったので、
ついでに北陸ならではの北方系のトンボを狙ってみようか、などという単純思考。
夢見る少女的楽観主義という基本路線は相変わらず変わりません(笑)
しかし、そうは簡単には問屋が卸さないわけで、結論から言うと連続空振り。
でもまぁ、狙い以外のオマケが結構ついてきて、全く退屈することなく
アレコレと走り回ることのできた、なかなか楽しい一日でした。
| ＜１＞石川・甘田海岸 |
というわけで、朝一で到着したのは、昨年カラ振りをかました甘田海岸。
歩き始めると、ポツポツとハマエンドウ(左)が咲き、ウラナミシジミ(右)が舞ってたりしました。
砂地の上には初手からオサムシモドキ(左)が闊歩していました。
近くには、なんかいかにも怪しげな幼虫(右)も発見。調べてみると、コイツがなんと
オサムシモドキの幼虫なんですね。なんかエラく凶悪な面構えです。
打ち上げられたトレイの中で、けなげにまだがんばってるカルエボシ類(左)も発見。
昨年もたくさんみつけたハスノハカシパン(右)は、今回はまだ元気な個体がたくさんいました。
ハマトビムシに混じって、なんかやたら大きなヨコエビ類(左)も発見。キミは何者？
近くには、なんか面白い雰囲気のカニ(右)も打ちあがってました。
こちらも調べてもなかなか名前がわかりません。誰か教えて下さ〜い♪
うろうろすると、シロギス(左)や、コモンフグ(左)なんかがうちあがってたりします。
とはいえ、昨年ほどのヒネモノは打ちあがってなかったのが残念。
な〜んか面白そうな甲羅(左)が打ちあがってたりもしました。これはアサヒガ二系？
ものすごく久しぶりに見るエイ類の卵のう(右)もあったりしました。
砂浜の一部があやしく掘り込まれて(左)いるので、掘ってみると、これがなんと
ツメタガイ(右)の潜った跡だったりするのでした。生きてるの見るのは久しぶり♪
でも、掘り出すとすぐに縮んじゃうんで、上手く写真撮れないんですよね…
同じように面白かったのが、砂浜にめり込んだモミジガイ(左)。普段から、こうやって潜るんか？
なんかちょっと効率悪いような…。そのうち、波打ち際にもモミジガイらしきヒトデ類(右)を発見。
これが、想像以上に素早く移動するのでこれまたビックリしたりしました。
波打ち際を、ハンミョウ探しながらうろつくと、足元から次々と飛び立つのは
小さなハエ類(左)。明らかに波打ち際にだけ生息している種類っぽいんですが、名称不明。
大柄なムシヒキアブ類(右)もいました。これも海浜性みたいですが…
さらにびっくりしたのは、本当に波しぶきのすぐそばにいたザトウムシ類(左)。
これが噂の海浜性ザトウムシ、ヒトハリザトウムシかと思ったら、どうも図鑑を見ると違う…
キミは一体全体ナニモンじゃ？
同じような場所には、クモ類(右)もいましたが、こちらも正体不明でした。
不思議な発見は続きます。波打ち際の水中を闊歩していたのは、モクズガニ(左)。
まぁ、海と川を往復するカニだから不思議はないんでしょうが、場違いな雰囲気でした。
さらに、水上に上げてみる(右)と、こいやたらと甲羅が毛深いんです。
え〜、今まで見てきたモクズガニは毛なんてなかったけどなぁ…。謎は深まるばかり。
さて、気を取り直して浜辺を見ると、ハマベノギク(左)がポツポツと咲いてました。
いい環境の砂浜のお約束、ヤマトマダラバッタ(右)もあちこちにいました。
そこらの倒木をひっくりかえすと、今年も謎のコガネムシ系幼虫(左)を発見。
近くにはハマスズ(右)もいたので、ドアップ撮影に挑戦してみたりしました。
倒木を転がすと、やたら出てくるのが、ウミベアカバハネカクシ。
普段は素早く逃げるんですが、今回は鈍い個体がいて、久しぶりにアップで撮影できました☆
タイラギの殻(左)なんか見て歓声を上げていると、この日一番の謎の物体(右)を発見。
人工物だと思いつつ、なにげなく１枚撮影してからチギると、質感がどうも生物系らしいので仰天。
私の頭の引出しにはこんなモンに該当しそうな生きものは全く想像がつきません。
これってなに？なにかの卵？それとも巣？それともやっぱり人工物なの？？？？
？マークで頭の中がグルグルになりながら歩いていると、波打ち際に
アサギマダラ(左)を発見。面白かったのは、波打ち際で何度も同じ小型の蛾(右)を
見つけたこと。これも海浜性の種類ってことですよね。いろいろいるんだなぁ。
そう思っていると、遠くをウミネコ(左)が飛びました。ちなみにこの日はシギチは皆無。
さらにシツコク波打ち際を歩くと、ギンガクラゲ(右)を発見。もう触手はなかったけど…