この日は、午後から所用があるため、午前中だけの散策。それも事前計画皆無。
というのは、出発直前までの天気予報は3連休は曇り+雨+雨の三連技、しかも一番降水確率が
高かったのがこの日なので、なにも期待していなかったんですよ〜。
しかし晴れてしまったらどこか行かなきゃもったいない。でも時間があまりない。
それなら、懐かしい古巣に再挑戦、ということで、かつて在住していた藤沢市を来訪、
思いつくままにウロウロしてると、途中でY少年から電話があって、一緒にアチコチ
うろつくという顛末までついてきたのですが…しかぁし、これが爆裂に暑い!
さらに、寝不足で遊びまわったツケと、野外と室内の派手な温度差にもやられて…
最後にはわかりやすくカゼひいてフラツくというオチになりました。ト・ホ・ホ。
<1>藤沢市各所 |
まず、朝一にやってきたのは懐かしき清水谷戸。近くの住宅地には、アメリカオニアザミ(左)が
さいてました。そして、期待通りにナガサキアゲハ(右)も発見。
こいつらが関東に出現してからまだ6年ほどのはずですが、関西よりずっと多いんですよ。
さて、谷戸を歩くと、無性芽をつけたコモチシダ(左)があったり、ナンテンハギ(右)が群落に
なってたりしましたが、昨日同様の強い日差し+風でなにも面白いものは見つかりません。
しかたないので、一昨日に捕獲しておいたヒサゴクサキリをじっくりと撮影してみたり。
いわゆるヤラセ写真ってやつですね、はい。ちなみにこの谷戸には生息していないので、
撮影終了後はきちんとお持ち帰りしました。友人へのプレゼントなんです。
驚くと、葉上にビタッとはりついて(左)隠れようとします。この状態だと名前の由来になってる
ひょうたん型の模様がよくわかりますね。そして、ひそかにこの虫の最大のトレードマークと
私が密かに思ってるのは、顔の緑模様(右)。悪党の青髭みたいで、イカすでしょ?
同じく一昨日に捕獲していたジャノメチョウ系の幼虫?もじっくり撮影。
正体は…はずかしながらよくわかりません。誰か教えてくださ〜い。こいつはじっくり飼育
するつもりでしたが、自宅に到着した頃には、ヒサゴ君が齧っちゃってました(ToT)。
気を取り直してうろうろすると、ヤブミョウガの色鮮やかな実(左)を発見。
水田にはテンツキ類(右)もたくさん咲いていました。
ザクロソウ(右)が咲いていたり、咲き残りのセンニンソウ(右)があったりしますが、
やはり花も虫もなかなか面白いものが出てこず、半ば諦めかけたり。
実の粒が落ちて軸だけの不思議な形になったキブシ(左)なんか見てると、
期待していたタンザワフキバッタ(右)をようやく発見。しかし、時期ハズレなのか
相当ボロボロの個体で、脚も触角も片方がないありさまでした。
林縁にはセンナリホオズキ?(左)も発見。かなり花盛りな状態の
キササゲ(右)も見つかりました。これは実をつける頃にもう一度見たかったなぁ…
奥のほうまで来ると、こちらではヤブミョウガ(左)は大満開状態。暗いからかな?
ちいさな水たまりにはコセアカアメンボ(右)が泳いでいます。
水たまりの中をよくみると、ヤブヤンマの幼虫(左)がかなりの数いました。
ちょっと餌とか大丈夫かなというくらいの数でしたが、これって共食いするのかな?
やたら黒っぽいヤゴ(右)も1匹だけいました。おそらくこちらはマルタンヤンマなのかな?
そのあたりにはツボクサ(左)の群落がありました。花を探しましたがこちらは空振り。
そのかわり、ニホンアカガエル(右)が飛び出してきてちょっと驚いたり。
O氏が悲鳴を上げそうな大柄なイオウイロハシリグモ(左)もいました。
スジボケ型(右)もいましたが、抱えてるのは卵のうかな?
それにしても、やはりしつこく探すといろいろと見つかるモンですね〜♪