<2>長池公園 続き |
さて、センターの中に入ると、水槽でさっそく目的の生きものを発見!
淡水産の小さな小さなクラゲ、マミズクラゲです。
神出鬼没のシンボルのようなこの生きものは、だいたいどのため池に出現しても
1〜2年で消えちゃうのですが、この公園では3年連続で見られているとの記事をみつけ、
大興奮しながらやってきたような次第です。いやぁ、やはり現物は可愛いですね〜♪
センターの職員さんにいろいろ植物関係の質問をしていると、専門の方が出ていらっしゃって、
センター周辺で保護している植物を丁寧に案内してくれました。
久しぶりに期待していたトウゴクヘラオモダカ(左)はすっかり実になっていましたが、
サンショウモ(右)など、周辺の希少湿生植物がそろっていてちょっとビックリ。
ウスゲチョウジタデ(左)やら、これも大変希少なクロテンツキ(右)なんかも見せていただき、
あれやこれやと周辺の希少植物話で大変盛り上がりましたが、話している途中で彼がフイに
「あれ?あの、もしかしてKさんですか?」「…は、はい、そうですが?」
かつてよく植物情報を交換させてただいていたUさんなのでした。あなハズカシや。
あまりに久しぶりで、なおかつこのセンターにいるなんて思っていなかったので、
直接お会いしながら全然気付かなかったんです…いやはや本当にスイマセンm(_ _)m
そして、Uさんならば、この超マニアックな希少植物の保護展示にも大納得でした。
さて、Uさんに教わって、マミズクラゲの多い池に行ってみると、
かなりの数が漂っていて大感激!もちろん、小さい&ユラユラ揺れる上に、すぐに沈むし、
風があって水面は波立つし、数百枚撮影して、この程度なのがなんとも残念ですが…
じっくりみると、足の長さもバラバラ、体の構造もなんかチャチくて可愛さ倍増。
長旅が続くので持ち帰るのは諦めましたが、一度ウチでじっくり飼ってみたいなぁ。
最後に、林の奥のほうまで足を伸ばすと、咲き残りのオオヒナノウスツボ(左)やら、
こちらもなんとか咲き残っている感じのシュロソウ(右)やらがありました。
木影にはコノシメトンボ(右)も多く、不思議な雰囲気を醸していました。
ヤブミョウガの実の上には、セスジササキリ(右)も発見。セスジツユムシです(^^;
ポツポツとタマノカンアオイ(左)もありました。そして、若い実をつけはじめていたのは
メギ(右)の群落。なにげにこのあたりだと群落がある場所は珍しいんですよ。
これもかなりの稀種であるシラゲヒメジソ(左)を見たりしつつ湿地を歩くと、
2株だけトウゴクヘラオモダカ(右)を発見。でもすっかり実になって倒れ込んでました。
う〜ん、来年は1月ばかり早くきて、花盛りのあたりをみたいものですねぇ…
<3>町田〜大和市各地 |
この後は、町田あたりの懐かしい場所をうろうろしてみましたが、ひさしぶりに湿地に
行ってみるとヤブになってたり、池が干上がってたり、思ったような成果はなかなか出ません。
何箇所目かにまわった場所で、久しぶりにシュロソウ(左)を見ましたが、近くにあった
タカオヒゴタイ(右)は、まだ硬い花芽のままでした。残念!
ノブキ(左)の不思議な実を眺め、こちらでも盛大に咲いているアズマヤマアザミタイアザミ(右)を
見たりして楽しみはしますが、密かに期待していたバッタ系もまるで成果ナシ。
まぁ、相当に日差しが強くなっていたから、奥に隠れちゃったのかもしれません。
それでも、このあたりでは数少ないミゾホオズキ(左)もなんとか花を見れましたし、
ケンボナシ(右)が山盛りに実をつけている姿なんかも見れて、ちょっと満足。
なにげに地元では見ることのない、ヤマホトトギス(左)も久しぶりに堪能できました。
このあたりでもツマグロヒョウモン(右)が飛んでたりするので、時代を感じたり。
私が7年前に初めて撮影した時は、町田初記録?って大騒ぎになったんですが、
今じゃあ普通種なんだから、自然の変化ってすごいですよね。
最後は、藤沢まで戻る予定でしたが、途中で渋滞に巻かれてオジャン。
仕方ないので立ち寄った大和市の公園では、白花のヒガンバナ(左)がやたら咲いてて、
水辺には、意外でしたが、タコノアシ(右)がたくさん咲いていたりしました。
うすぐらくなった水辺では、ナガエミクリ(左)の大群落を久しぶりに確認。
トゲトゲの実(右)も久しぶりに見れましたが、さすがに花は残ってませんでした。
そうこうするうちに日が沈み始めて、上空をマルタンヤンマ(左)が飛びましたが、
網の届くような場所には下りてきてくれず残念。すぐ目の前をアブラコウモリ(右)が
飛ぶので、めくらめっぽうで数十枚シャッターを押したら、1枚だけなんとか撮れてて
感激したりもしました。ちょっとシャッタースピードが遅すぎたみたいですが…
こんな感じで昼の部はあっけなく終了。懐かしい定食屋で晩飯食って、
気合を入れて夜の部を開始することにしたのでした☆