この日は、懲りもせず、昨年同様に西風探求へ突撃してきました。それも、昨年に
「野道を行けば」のashさんから教わったポイントへの1年ぶりのリベンジです!
ちょうどイロイロ出始めています、という親切な事前情報も頂いていたので、
もうワクワクして遠足前夜の子供状態が数日前から続いていたのですが、なんせ梅雨時。
雨マークの天気予報を睨み続けていたら、なんか直前になって曇り時々晴れくらいに好転。
これはいける! そんなわけで、期待でまんまるに膨れてて突撃したのですが、
久し振りに期待値に近いほどの楽しい成果がついてくる、見事な一日となりました。
ちょっと晴れすぎて午後からが空振りでしたが、そんなこと、昨年までの雨男っぷり
から考えれば贅沢すぎる話でしょう。ワタシだって、こんな晴オトコ風な日もあるんです(^^
<1>広島県北部某所 |
多い気に期待に膨らみつつ、前夜現地に到着したときは、なんと満天の星!
しかし、5時前に目覚めるとものすごい霧(左)なんです。なんだ、やっぱ今年もか(− −;
そんなこと考えつつうろつくと、ウスキツバメエダシャク(右)なんかを発見。
しかし、うろうろすると、下草に止まっているゼフがいきなり目に入ってきました。それも、
なんと人生初のダイセンシジミ(右)じゃないですか! いきなり興奮度メータはMAXへ。
そして、続けてあっけなく、ヒロオビミドリシジミ♀(右)にも遭遇。幸先いいぞ。
うろうろしつつ、下枝をたたいてみると、今度はウスイロオナガシジミ(左)が出現。
ヒロオビミドリシジミ(右)なんか、次々と3匹くらい出てきたんです。うしゃしゃしゃ。
なぜかオオマツヨイグサ(左)の群生している場所もありました。最近少ないよなぁ。
近くでは、クダマキモドキ類の幼虫(右)も発見。場所的にヤマクダマキモドキかな?
さらに面白い発見は続きます。このクモ、なんかいい色模様でしょ?
かなりの稀産種であるコケオニグモです。広島で見れるなんて思いもしなかったよ〜。
オオチャバネセセリ(左)なんか愛でてると、ウラナミアカシジミ(右)も出現。
今回見た中で一番スレてたのはこの種類でした。やはり出現するのは早いのかな?
さらにひたすらウロウロすると、ヒロオビミドリシジミは次々と見つかります。
♀(左)が圧倒的に多かったのですが、♂(右)も出現してもう狂喜乱舞☆
さらにうろつくと、ダイセンシジミ(左)、ウスイロオナガシジミ(右)など見れましたが、
すがに日は差しそうにありませんので、ちょっと近くの場所へ移動してみることに。
来たのは、昨年ウラキンシジミを見た場所。今年も花をみれなかったキビナワシロイチゴ(左)
なんか見てると、至近距離にヒメスズメバチ(右)を発見。うわっと、近すぎるっちゅうねん。
ケグワ(左)が赤い未熟な実をつけていたり、ヨコグラノキ(右)が咲きかけていたり
しましたが、ゼフを探せるようなポイントが少なく、挑戦はあえなく断念。
ちょっと林の中をうろつくと、咲きかけのヤブレガサ(左)があったり、
キビノヒトリシズカ?らしき株(右)を見つけたりしましたが、ゼフは全くの空振り。
元の場所に移動すると、少しずつ日が差し始めました。さっそくウラギンヒョウモンが
舞い始めていい雰囲気。ちなみに、♀(左)はピカピカなんですが、♂はボロが多くて、
比較写真(右)を撮ってみると、あまりの差にちょっと悲哀さえ感じてしまうほど。
そんなこと考えつつ、林縁をうろついていた時のことです…
うぉっ!? いきなり目に飛び込んできたのは、緑色の輝き。
前開に開翅したヒロオビミドリシジミ♂(左)じゃないですか!
近づくと、半開(右)になっちゃいましたが、これはこれでシック。
それも、かなりピカピカの個体で、いやぁ、本気で感激しちゃいました。
しかし、このあとは良くなかった。一気に暑くなったので、ゼフが上に上がっちゃったんです。
しかたないので、ツマグロイナゴモドキ?の幼虫(左)や、クスサン幼虫(右)なんかを撮影。
さらにしつこくウロウロすると、ヒロオビミドリシジミ♀(左)が出現しましたが、次の
瞬間には梢に向かって一直線。ウラジロミドリシジミ♂(右)も見つけたのですが、かなり
高い位置で、これっきり降りてくれませんでした。時折飛び交う影もかなり上空…
しかたないので、コチャバネセセリの不思議な口先(左)なんぞ撮影してると、
ミドリヒョウモン(右)を発見。でも、その後しばらく粘るもゼフは全く出現せず、
諦めて別の場所へ移動してみることにしたのでした。今考えるとちょっと短気だったかな?