GWハンパ紀行G〜イッカイヤスミ〜07.5/5

いよいよGW9連休もあと2日。あとはどこに行こうかとアレコレ悩んだりもいたしますが、
この日は大学時代の後輩の結婚二次会で夕刻から都内に行くため、あまり遠出もできないなぁと
思っていた前日の夜のこと。不意に友人から携帯に着信がありました。出てみると、彼曰く
「明日、夢の島でみんなでピクニックするんだけど、来ない?」「…ちょいと、なんで
オレが関東にいるって知ってるの?」「あ、やっぱそうなんだ、なんとなくオトコのカン」
ということで、たまにはそんな日もいいか、ということで夢の島ピクニックに参加し、
久しぶりの友人との懐かしい時間+友人の子ども達と遊ぶ素敵な時間を過ごすことにしました。
GW怒涛の野外探索としては「イッカイヤスミ」。でも、楽しく充実した一日でした。
正直体力的にも限界がきてましたし、たまにはこんな時間もいいもんだとつくづく思いました。
でも、この教訓をもとにマルくなってしまうつもりは全くありませんので、ご安心を(笑)。

<1>千葉県某所

  
というわけで、最初に来たのは千葉県某所。知人から聞いた鳥情報を朝一で片付けようという
魂胆です。うろうろすると、シロバナマンテマ(左)が咲いているのを発見。結構驚いたのは、
道端の一角にかたまってあったイヌドクサ?(右)。あれ、湿地性じゃなかったっけ?

  
海岸べりを歩くと、そこここにノイバラ(左)が花盛りに咲き誇っていました。道中では、
愛を育み中のフナムシのカップル(右)も発見。やっぱり君達の愛もオンブ型なんですね。

  
驚いたのは、海岸沿いの芝生に密生していたハマヒルガオ。こんな条件でも咲くんですね。
横浜周辺だとかなりの稀産種なので、いい環境が必要なイメージがあったんですが…

さて、教わった岸壁をウロウロしますが、なかなか目的の鳥は見つかりません。今回狙って
いるのは、メリケンキアシシギ。2羽いるという情報だったのになぁ、と思いつつ、岸壁を
端から端まで歩いて、半ば諦めつつ戻ろうとすると、遠くに怪しい影を発見!それも2羽!

  
きたぁ〜〜〜〜〜! そう感激しつつ近づくと、わりと逃げないので、バシバシと
撮影をしまくりました。いやぁ、大願成就、本気でそう思っていたんです。
しかし、うちに帰ってから画像をよくみると、これは普通のキアシシギじゃないですか!
しまった、状況に踊らされて、識別する前に完全に思い込んでいたなぁ。お恥ずかしい(=^^=)

  
ちなみに、この場所ではかなりのかずのコアジサシが舞っていました。風が相当に強く、
ろくすっぽ撮影はできませんでしたが、とりあえず証拠写真だけ数点…

<2>東京都・夢の島

  
この後、友人達の集う夢の島に先回り。ちょっと前もって見ておきたいものがありまして…
というのも、夢の島は知る人ぞ知る珍品帰化植物の宝庫なんです。というわけで、
最初に見つけたのは、久しぶりのハコベホオズキ(左)。アップ(右)で見るといい感じでしょ?

  
その他の帰化植物は、案外面白いものは見つからずじまい。時期が早かったかな?
ヒルザキツキミソウ(左)やら、どこにでもあるオッタチカタバミ(右)やらはありましたが…

  
ちょっと飛び古しですが、ヤマトシジミ(左)も多数。ニジュウヤホシテントウ(右)もいて
のそのそ歩いているので、クローズアップレンズ2枚のドアップに挑戦してみたり☆

  
鳥にでも襲われたのでしょうか、ぼろぼろになったベニスズメ(左)が落ちていたりもしました。
オナガ(右)も飛び回っていたので、久しぶりの出会いに、なんとかいい写真をと
走り回りましたが、撮影できたのはこの1カットだけ。すぐ逃げるんだもん、シクシク。


そうこうするうちに、友人がぞろぞろと来訪。もちろんお子様とセット。
久しぶりの再開を懐かしみ、お子様の成長っぷりを褒め称えつつホッペタをつつきまわし、
しばしなごやかな遠足時間となったのでした。う〜ん、なんかイイね、こういうの。

  
さて、友人のお子様と遊んでいると、一緒に林の探検をしようなんて言ってきます。
ついていくとすぐに、マテバシイの実(左)を発見。子ども達は早速夢中になります。
驚いたことに、こんな場所なんですが、ササバギンラン(右)が一株だけありました。

  
よくみると、アオイゴケ(左)の群落もありました。これはカロリナアオイゴケなのかな?
林縁には、コゴメウツギ(右)なんかも、わりと満開状態で咲いていました。

  
のそのそ歩いているオオヒラタシデムシ(左)やら、セアカゴミムシ(右)やらを見つけて
写真を撮ってると、子ども達が不思議そうな顔で「なにしてんの?」と聞いてきます。
う〜ん、怪しいオヂちゃんだよね。ごめんねぇ。

そうこうするうちに、お開きの時間。すると、一日仲良く遊んでいたお子様2人、
なごり惜しそうに別れを惜しんでいたかと思うと、R君がKちゃんのほっぺにチュッ☆
大人たちは思わず大歓声。いやぁ、頬赤らめるよなステキなシーンをありがとう(=^^=)

<3>東京港野鳥公園

  
さて、友人達と別れた後、足早に向かったのは東京港野鳥公園。なんかいるかなぁと、
そんだけのことで事前情報も何もなし。さらに閉園時間ギリギリトライアルです(笑)
さっそく池をみると、カワウ(左)が何羽も羽を干していました。遠くにアオアシシギ(右)が
見えますが、ちょっとデジスコでもどうにもこうにもならない距離…

  
じっと見ていると、コチドリ(左)を至近距離に発見。さらにしばらく見ていると、
イソシギ(右)もいましたが、こちらは動きが速すぎて、まともに撮影できませんでした…

  
面白かったのは、チュウシャクシギvsアシハラガニ。
一度くわえてたのですが、カニの抵抗に落とすと、その場で精一杯の抵抗(左)。
でも抵抗空しく、なんどもくわえたり落としたり(右)して、ついにのみこまれるまでの
一部始終を見ることが出来ました。自然界の厳しさってやつですね。

  
やがて閉園時間になったので、大慌てで帰ろうとすると、満開のツルウメモドキ(左)を発見。
近くでは、これまた久しぶりに見る帰化植物、クスダマツメクサ(右)も見つけました。

というわけで、友人達との楽しい時間を堪能し、さらにイッカイヤスミといいつつも、
隙間隙間でちゃっかり楽しみもした一日でした。いやぁ、なんか充実した時間だったなぁ。
さらにこの後は、一路都心へ戻り、後輩の結婚式二次会に参加。これまた懐かしい顔々と会い、
ここでも後輩のお子様のほっぺたをなでくりまわし(生後数ヶ月の赤ちゃんって、なんで
あんなにはちきれそうな質感なんでしょうか)、美味なる酒と料理をたらふくかっくらい、
幸せ一杯の新婦の笑顔に本当に、本当に嬉しい気分になっちゃう、幸せな時間を過ごしました。
本当に楽しい席に参加させていただいてありがとうございました。末永くお幸せに☆
それにしても、今日は本当にいろんな人の幸せをおすそ分けしていただいた一日でした。
こっちはバカ話しかできないのになぁ(^^;)…本当にありがとうございましたm(_ _)m。


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