九州リベンジ旅A〜有明海空振り編〜07.3/18

<3>有明海周辺  

  
さて、一路有明方面を目指して佐賀に入ると、わりとすぐさま、道脇にカササギを発見。
金網のフェンス上というイマイチの場所でしたが、あまりもの美しさに感激
しながらバシバシと撮影。これでカラスの仲間ってんだから冗談みたいですよねぇ。

  
さて、ようやく有明海に到着すると、今度はなんか大干潮状態で、どこまでも広がる
干潟を見ながら、ちょいと途方にくれました。こいつは間が悪いなぁ。
よくみると、有明特有のおもしろそうな漁具(右)もありましたが、これは何を捕るのかな?

  
あてなくさ迷うと、ズグロカモメがたくさんいることを発見。でも、なぜかこの時期なのに
全部が全部、頭の白い冬羽。そろそろ頭真っ黒になる時期なのになぁ。

  
ちょっと干潟を見て回ると、トビハゼ発見! それも結構いました。
この調子でムツゴロウと思ったのですが、こちらは全然見つかりませんでした(T_T)。
あとで調べると、ムツゴロウは警戒心が強いんですね。こちらもリベンジが必要だな。

  
面白かったのが、シチメンソウの群落。思ったよりも小型で、かつ赤が薄くて
予想していたよりもちょっとショボかったというのが正直なところですが、
それでも一面のピンクの絨毯はいい雰囲気。

  
まだまだ緑色の株(左)もありました。そして、しばらく見ていると、その
シチメンソウ群落の中を闊歩するコサギ(右)なんてショットも撮れたりして☆

  
ヘタナリでしょうか?面白い形の巻貝(左)もありました。干潟のはるか
遠くでは、ホウロクシギ(右)がのんびりと採餌中。う〜ん、のどかな光景ヂャ。

  
地味で目立たなかったのですが、よくみると、干潟にはダイゼンがわりといました。
比較的近くにいる個体もいたので撮影しましたが、ウロチョロするので撮影は難航…

  
そのうちに、ツクシガモの小群も発見。でも、うろちょろするし、
割と警戒心強いし、さらに逆光だしで、もうどうにもこうにも(−−;

  
干潟を諦めて別の場所へいどうすると、道中で電信柱に巣をかけているカササギを発見。
あなた、えらく大きなマイホームですなぁ。そして、なんだか作りが雑ですなぁ。

  
お次の場所では、到着早々に、大きな魚をつかんで飛んでいるミサゴ(左)を発見。
浅瀬の方をみると、ホイグリン系かな?足の黄色っぽいセグロカモメ類(右)がいましたが、
距離がある&突如として吹き始めた突風のおかげで全然撮影できず、正体不明…

  
とりあえずそのあたりをうろうろすると、遠くの杭にミサゴを発見。
でも、突風が吹き荒れてブレブレの写真しか撮れないうちに、飛び去っちゃいました。

  
そのあたりの小鳥をじっくり観察すると、オオジュリン(左)を発見。ツリスガラもいたけど
全然愛想がなくて1枚も撮影できずじまい。それでもしつこくうろつくと、今度は
なんとアトリの群(右)を発見。十数羽いたので結構期待したのですが…

  
まだまだ冬羽の残る個体(左)から、ほとんど夏羽で頭が真っ黒の個体(右)まで見れましたが、
こいつらが妙に警戒心が強く、全然近づけないんです。撮れたのはこの2枚だけ(−−;

  
ウロウロすると、ハシビロガモ♂(左)を発見。でも。よくみると、クチバシの根元あたりが
褐色なんですよね。部分バフ変なのか、なんかまだ換羽中なのか、謎ですが…
じっくり探すと、遠くの葦原の中、タシギ(右)がチョロチョロしているのも見えました。

  
最後に見つけたのが、こちらの物体。巨大な魚の骨です。
背骨と頭蓋骨はあるのですが、肋骨がきれいにない…これはミサゴの食跡なのかな?
んで、よくよくみるとこれが巨大なカルムチーであるという事を発見。ちょっとカッコイイので
頭だけ切り離して持ち帰りました。骨格標本に挑戦だ☆

この後、噂の珍鳥探しにもう少しだけ粘る予定でした。ところが、海辺の細〜い道を進むと
途中で立ち往生している車を発見。聞くと、誰かにイタズラでタイヤの空気を抜かれたとのこと。
それも2本。仕方ないのでその方がタイヤを外すのを待ち、ガソリンスタンドまで乗せてって
もう一度現場まで行き、空気を詰めなおされたタイヤを取り付けて、なんてしてたら
すっかりタイムオーバーになってしまい、後ろ髪を引かれつつ帰路についたのでした。

というわけで、薔薇色の幕開けは見事でしたが、そのあとはあまり成果のない一日でした。
まぁ、最初の大ラッキーだけで、一日分の運は全て使い果たした感じですから、しょうがない
というか、あまり悔しくすらなかったような感じではあるんですが。すでにリベンジ旅としては
十二分の成果をGETしていますものね。それも、前回に比較すればなおさらのこと(笑
なにより有明については下調べが不十分だったし、それ以上に前日のムチャが
響いて集中力が続かなかった…毎度のセリフですが、もう若くはないんじゃよ、
ということを胸に刻まないと、そろそろマズいんじゃねぇかって気がします。とほほほ。
この日も、帰路は600km。フラフラと本当に精魂尽き果てつつなんとか自宅に辿り着き
ましたが、この後しばらく、思いっきり体調を崩してなかば寝込んじゃいました。
バカ・ムチャ・無謀はほどほどに☆
#このツケがまわって更新がものすごく遅れているわけです…


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