しあわせの紅と白〜遠征未遂の幸運〜07.1/28

<2>六甲山森林植物園 続き 

  
オオマシコを堪能したのでしばらくウロウロし、真っ赤に色づいたスイカズラの葉(左)やら、
ジュウガツザクラ(右)やらを見つけて喜びつつ撮影していると、すぐうしろで可愛い声。

  
ありゃ。オオマシコ君がすぐそこにいて、目の前の茂みでゴソゴソ餌探し開始♪
サービスタイムは終わったんじゃないのかい。これまた嬉しいねぇ。

  
というわけで、またじっくりと撮影を続けることが出来ました。100枚以上撮りましたとも。
彼がついに飛び去った時、完全に満足した私は別の場所へ移動することにしたのです。

<3>浜甲子園

  
というわけで次に来たのは浜甲子園。イソヒヨドリ(左)に挨拶してから
海をみると、スズガモの群(右)はいますが、波が高くてどうしようもない雰囲気がヒシヒシ…

  
カンムリカイツブリ(左)がやたら群れていたり、オカヨシガモ(右)の群が岸辺に
いたりもしましたが、ちょっと雲も出てきたので、この条件では撮影にならんなぁと
場所を替えようと歩き始めたその瞬間…


おひょ! 目の前にしゅつげんしたのは、なんとホオジロガモ♂ではないですか。
大慌てでデジスコを向けますが、波の上で大揺れに揺れているので撮影は難航…

  
横から見ても(左)、ちょっと面白い格好しているわけですが、正面から見る(右)と、
もはやなにがなんだかわからない顔ですね。見事な道化師顔にしばらくウットリ。

  
バシバシ撮影していると、ふいに潜った(左)ので、その瞬間も撮影成功。ブレてるけど。
よく見ると近くには♀(右)もいて、じっくり探すと2♂3♀を見つけることが出来ました。

  
カンムリカイツブリ(左)もやたらめったらいるのですが、波が荒れてどうしようもありません。
しかたないので、陸上のハクセキレイ(右)なんぞとってウサ晴らしをしてみたり。

  
ハシビロガモ(左)や、オカヨシガモ(右)をはじめとしていろいろなカモ類も
いるのですが、ずんずん暗くなる&荒波&逆光でちょっと撮影に辛い条件…

  
遠くで羽づくろいしているセグロカモメ(左)を観察し、近くに出てきたカンムリカイツブリ(右)を
なんとか撮影した辺りでちょっと疲れたので、海を離れてちょっとウロウロ。

  
するとすごく面白いものを発見しました。これなんだかわかるでしょうか?
多分、あまり見たことないでしょう。これはキョウチクトウの実なんですよ。
基本的に日本には花粉を媒介する虫がいないのでほとんど実らないとされています。
でもこの1株だけは、ものすごくたくさんの実に実をぶら下げていました。なんでだろ?

   
うろうろすると、早くも花盛りのノゲシ(左)やら、見事に黄色く色づいたマテバシイ(右)
など、鳥以外にも面白いものもいくつか見られました。

  
さて、再度海に目を向けると目の前に再びホオジロガモ♂登場。♀(右)も近くに
来てくれましたが、もはや傾き始めた夕陽のせいでド逆光でどうにもこうにもなりませぬ。

  
そのうちに、♀の近くで♂が変なポーズをするのを発見。コートシップディスプレイです。
しかし、アップでみるとなんともかんともマヌケなポーズ。こんな求愛、嬉しいのか?

  
羽づくろいをはじめた♂(左)の尾羽が嘘みたいにボロボロなのに驚き、
非常にいい距離で羽ばたき(右)を見せてくれたのにもう暗くてブレブレでガッカリ
したあたりで、諦めてこの日は〆としたのでした。

ということで、遠出し損ねたけど、モトはとれたんじゃないかというくらい面白い一日でした。
どちらの場所も面白い場所なので、また近日中に再挑戦してみたいとも思います☆
そして、今回トライし損ねた九州遠征は、2月末頃、改めて日取りを設定する予定。
もちろんツルをはじめとしていろんな鳥に会うチャンスは減ったのでしょうが、
それでも九州南部は鳥目当てでいくのは始めて。きっとお腹一杯の出会いが
てんこ盛りにあることを期待して今回の悔しさを忘れることにします。
そんなわけなんで、来月末、乞うご期待ですゾ☆


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