ミミがナル日〜かぜっぴき鳥観紀行〜06.12/16

この日は、久し振りにのんびり昼前からのスタートと致しました。
理由は単純明快、"かぜっぴき"。勤務先でうつされたのか、それとも連日のバカ旅で
背負い込んだカゼがついに牙をむいたのか、なんせ総身がダルくてのどが痛い。
ここまでは珍しくもなんともないんですが、今回は軽微な耳鳴りが続いて、数日間
全く取れないんです。こんな症状もあるんですねぇ。翌日は遠出を目論んでいたため
これ以上悪化してもいけない、と思いつつ、完全なる野外探索依存症のワタクシは、時間が
あるのにうろつかないと暇をもてあましてしょうがないので、所用ついでに何箇所か
ウロウロしてまいりました。当然ながら成果の無い旅でしたがご容赦の程を。

<1>加古川河口

  
というわけで、なんとなくフラッと立ち寄りましたは加古川河口。
歩き始めると、葦原にはオオジュリン多数。でも、唯一のシャッターチャンスは、突然
乱入したモズ(左)のせいでおじゃん。近くではムクドリ(右)ものんびりしてました。

  
さてさて、干潟方面をみると、ご覧の通り、カモメの大群。大部分がユリカモメですが、
セグロカモメなんかも多数混じっているのがわかります。ちょっとワクワク。

  
多かったのは、ユリカモメ(左)と、セグロカモメ(右)。右の写真のセグロカモメは
正面顔のあくびを見せてくれました。あ、良く見ると一番手前はウミネコですね。

  
というわけで、ちょこちょこ混じっていたウミネコ(左)。大あくびするセグロカモメ
の中に混じってカモメ(右・中央)も何羽かいて、結構楽しい時間が過ごせました。

  
セグロカモメ(左)はこの日はわりと近づけなかったので、密かに期待していた
ホイグリン探しは未遂に終わりました。群れの中には、ひとまわり大きな、
オオセグロカモメ幼鳥(右)も1羽発見。カモメもじっくり見ると楽しいものです。

  
そして、この日一番期待していたズグロカモメも数羽登場。飛翔写真はチャンスが
なかったのが残念ではありますが、結構近づいて撮れたので嬉しい限り。

  
ついでに、ちょいと海岸を歩くと、メマツヨイグサ(左)や、テリハノイバラ(右)
なんかが結構咲いてました。今年は暖かいので、狂い咲きが多いなぁ。

  
フクドかなんかかな?ヨモギ系の植物(左)が、みごとな帯化現象で、半分紅葉してました。
干潟を良く見ると、イシガメの甲羅(右)だけが落ちててビックリ。なんか哀れな姿ですねぇ…

といったあたりで、本当はこのあとハゼ捕りでもしようと思っていたのですが、潮が悪いのと
カゼが悪化しそうなのでやっぱり中止。別の場所へ移動しました。

<1>大阪城公園

  
というわけで、来訪したのは大阪城公園。なぜかというと、EPSONの修理センターにプリンタを
持ち込んだついでということで。歩き始めると、さっそく見事に紅葉したイチョウ(左)やら、
真っ赤に熟したサンシュユ(右)やらが見つかって、やっぱり嬉しくなります。

  
ハゼノキ?(左)や、フウ(右)などの、真紅の競演もそこここで見れて、冬の訪れを実感。
素敵だったのですが、雲がやたら多くて暗い&寒いのにはちょっと閉口。

  
お堀をのぞくと、ハシビロガモ(左)多数。これは、サブエクスプリスかな?
少し遠くでは、群(右)がすぅっと横切って、なかなかよい雰囲気を出していました。

  
ちょと若そうな色合いのオカヨシガモ(左)がいたり、欄干にはお約束どおり、
ユリカモメ(右)がずらりと並んでいたり、そこそこに面白い出会いが続きます。

  
力一杯水浴びしているユリカモメ(左)や、羽づくろい中のキンクロハジロ(右)なんかも
じっくり見れましたが、なんせ暗いので、動くものは撮影が困難です(^^;
んで、実はこの場所では某珍鳥が移動してきているという情報をGETしていたのでかなり
期待していたのですが、探せどもそれらしき姿はなし…おっと、これまた空振りかよ。

  
そのかわり、ちょこっとおもしろかったのは、お堀を一面に染め上げていたオオアカウキクサ(左)。
アップ(右)でみると…う〜ん、半端な形。噂の外来種、アゾラですかね、これは。

  
んで、面白かったのは、ホシハジロがそれをパクパク食ってること。
オオアカウキクサであれば貴重なものですから、けしからん行為ですが、外来種であれば
駆除になるわけで…ま、どっちだっていいや。たくさんあるし、腹いっぱい食っちゃってください。

  
その後もしばらくうろつくも、狙いの珍鳥も、林の鳥もまったく成果はなし。
そこここにホトケノザ(左)がさいていたり、ヒトヨタケ類(右)があったりしたのが面白かった
程度でしょうか。悔しいのでもう一箇所、と思いつつ、ちょっとずつ大きくなる耳鳴りに
負けて、すごすごと退散することにしたのでした。

ということで、今回もやっぱり半端な一日と相成りました。
バカなくせにカゼをひくたぁ、なんともシチメンドクサイ話ですが、さすがに若造の時代とは
違って、やらかしたバカがそのまま体に跳ね返ってくるようになったのかも知れませぬ。
そういえば、この症状を相談した友人の一言が、あまりに的確すぎて笑いました。
「だってあんた、ゆっくり休んだ休日って1年以上前でしょ?」 …おっしゃる通りで(^^;
ちなみに、この日はそのあと、よせばいいのに弟宅のクリスマス会に乱入し、さすがに酒は
遠慮しつつ、でも呑み食いして騒ぎ倒してきましたが、その間も全然耳鳴りは取れないまま。
…そして、恐ろしいことに、実はこのHP書いてる現時点でも全く消えておりません。
今年のカゼはしつこいそうですから、皆さん、どうぞ、ご自愛を☆


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