空振りはフルスイングで〜三振の旅〜06.12/2

<2>大阪某所の公園

  
空を覆う豪雨に悩みつつ、それでも行ってみるかとお次に到着したのは大阪某所の公園。
前回のメジロガモのリベンジなわけですが、到着するとなんとか雨が上がってちょいニンマリ。
あいもかわらず大量のユリカモメ(左)とヒドリガモの大群(右)が水辺を占拠しています。

  
さて、ワクワクしながらしばらく探しますが、ホシハジロ(左)や、キンクロハジロ(右)はいれど
メジロガモの独特の小さなシルエットは全く見当たりません。よく考えたら、雨後とはいえ
鳥屋の姿も全く皆無。……そうですか。こちらもヌけちゃいましたか(ToT)。

  
池の縁をちょろちょろ歩くバン(左)や、杭の上でおすまししてるユリカモメ(右)などを
撮影しながら、傷心をしばし暖めます。今日はマジで3ストライクじゃないっすかぁ(T_T)。

  
しかたないので、気分を変えて目の前のカモ達を撮影してみると、これがやっぱり面白い。
左の写真は、羽色的にまだちょっと若いオナガガモの♂ってわかりますよね?
では右は?これも嘴のパターンを見ると♂なんですよ。今年生まれかな?

  
写真で見るとちょっとわかりにくいかな、微妙にアメリカヒドリの血が入ったヒドリガモ(左)も
何匹かいました。本家っぽいアメリカヒドリ(右)もこの日も健在ですが、これも純血かなぁ?

  
もう一匹の半端な雑種と本家っぽい個体の2ショット(左)なんてのも撮れました。
ちなみに、本家筋は気がつよいようで、威嚇姿勢(右)も何枚もGET。

  
前回もいた半端な色合いのヒドリガモ(左)にくわえ、全体に赤っぽかったり、背中は
灰色が強かったりするさらに半端な色合いの個体(右)までいて面白い限り。
ヒドリガモって結構いいかげんな鳥なのかもしれない、っていったら差別でしょうか。

  
これまた半端な色合いのキンクロハジロ(左)も発見。全体に♀っぽいけど、
よくみると脇に白い羽が出てるってことは、これも若い♂なんでしょう。
半端な羽模様がむしろ芸術風なハシビロガモの若い♂(右)もいました。

  
コハクチョウ幼鳥(左)が遠くでのんびりと羽つくろいをしたり、ヒドリガモの
力一杯の羽ばたき(右)を見たり、なかなか見飽きませんが、なんせ寒い&暗い。

  
ちょっとまわりをうろついてみると、ザクロ(左)や、ニシキギ(右)などが見事に
色づいていて、ちょっと溜息がもれたりもします。

  
花壇でみつけたのは、かわいいカヤツリグサ(左)。近くの草地をのぞいてみると、
もっそりした雰囲気のササクレヒトヨタケ(右)も何株も生えていました。

  
ここらで、ここんとこお勉強中のシダ類をちょっとみてまわりました。まずは先端が急に細くなる
ホシダ(左)と、ちょっと難関、恐らくトウゴクシダ(右。)

  
これもちょっと自信なしですが、おそらく普通のヤブソテツ(左)と、どうやら
植栽ものらしい感じの場所に生えていた、クサソテツ(右)。

  
イイ感じの花をつけているヒイラギ(左)や、実もしおれかけてるのに、いまさら
咲き始めの花が同居していた、季節感違いのガマズミ(右)も発見。

  
こちらも力一杯満開の実をつけているモチノキ(左)を撮影していると、すぐ近くを動く影。
嘘みたいな至近距離で撮影させてくれたのはモズ(右)でした。これ、デジスコじゃありませぬ。
といったあたりで日が沈み始めたので、ベソかきながら撤収致しました。

 というわけで、ハチジョウツグミ・ヤツガシラ・メジロガモと全部空振り。ヤツガシラ以外の2つは
見ることすら出来ないという徹底振りで、さらに天気予報大狂わせのステキな豪雨のオマケ付き。
ここまで来るといっそ気持ちいいものです。冒頭に言ったように、空振りはフルスイングで(笑
この日は、またぞろ弟宅に転がり込んでヤケ酒をさらにかっくらい、フラフラになりながら、
『チャーリーとチョコレート工場』のDVDを見せてもらって大笑いしながらの幸せな〆括り。
遅まきながら、ようやく見たわけですが、さすがに前評判どおりの素晴らしい作品ですね。
やっぱり、天才のやりたい放題は見てて気持ちがよいものです(笑)。


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