間隙をぬって〜ズル技的鳥観行〜06.11/28

<2>明石免許センター周辺

  
つまらんビデオを見たり、運転シミュレータの画面によってヘタばったりした午前中が終り、
昼休み。ぱっぱとメシ食ってデジカメ持ってうろつくと、街中でも結構面白い出会いが続きます。
まずはパステルカラーのアオツヅラフジの実(左)と、黒くくっきり見事なクスノキの実(右)

  
講習所のコース内には、キリ(左)の大きな株があって、満開の実をつけていました。
アップ(右)でみると、独特な形がよくわかるでしょうか。もう少しすると先端が割れます。

  
生垣をのぞくと、ダンダラテントウ(左)が何匹かいました。近くには、紋が4つある個体(右)も
いましたが、こちらもダンダラテントウかな?テントウムシ類は変異が多くてよくわかりません。

  
奇妙なホウネンタワラアメバチの繭(左)も発見。どこにでもあるんですが、何度見てもウソ臭い。
アップ撮影で楽しんでいると、チョウセンカマキリの卵のう(右)も発見。おほほ。

  
ふとみると、ササがえらく派手に食べ散らかされて(左)いることを発見。これは
なにものの仕業だろうと、よくよく見ると、タケノホソクロバの幼虫(右)が鎮座していました。

  
さらにうろうろすると、なんか立派な色艶のアブラムシ類(左)やら、目の前にぶら下がって
きたチャミノガの幼虫(右)やら、まだまだ出会いは続きます…

  
時間がヤバくなったので、小走りに戻ると、試験場の花壇には、ナルトサワギク(左)があって
びっくり。そっか元は栽培種なんですね。生垣のカナメモチの実(右)も色鮮やかでした。
う〜ん、楽しかった。やっぱり、自然観察の大きな魅力は、どこでも楽しめちゃうことですよね☆

<3>大阪の某公園

  
2時に講習が終わって、ダッシュで駅に向かい、情報を頂いた公園に着いたのは3時半。
ところが、なんかものすごく分厚い雲がでて、めっちゃくちゃ暗いんです。
バン(左)や、マガモとカルガモの雑種(右)など面白い出会いはありましたが…

  
最初にみつけたのは、噂のコハクチョウの幼鳥。来園者の投げるパンに集まるヒドリガモの
大群に混じり、ちょっと離れた辺りで、恐る恐る餌をもらっていました。

  
見ていると、なんかえらく不思議な色合いのヒドリガモも発見。これは雑種かな?
なにがなにかわかりませんが、胸がピンクなので、アメリカヒドリとの雑種でしょうか。

  
そう思っているうちに、今度は本家のアメリカヒドリが出現。これは一応純血かな?
ちょっと頭の後ろの緑が薄いので、やっぱり雑種かもしれませんが。判断が難しい…

  
しばらくうろつくも、噂の珍鳥はいないので、しかたなくキンクロハジロ(左)を狙うと、
もうすでに5分の1秒とかのシャッタースピードの世界。しょうがないので、ISO値を上げて
挑戦していると、突然目の前に、見慣れない鳥が出現。 メジロガモです。
ああ、君に会いたかったのにこんなに暗くなってからなんてイジワルじゃないかね(ToT)。
メジロガモは昨年奈良に出てかなり噂になったのですが、私は情報網を持ってないので、
場所を知った時にはすでにいなくなった後で悔しい思いをした思い出があります。
無事リベンジなったわけですが、この光線状態ではなぁ……

  
というわけで、しばらく必死で挑戦しましたが、これがまたえらく活発な鳥でして、グングン泳ぐは
他の鳥としょっちゅう喧嘩はするわ、この暗い中で撮影できるはずもない世界。
必死で頑張ってると、遠くで羽ばたき(右)まで見せてくれたのですが…
夕暮れの中、涙を流しながらギブアップ。帰路へついたのでした。

 というわけで、隙間時間ながらいろいろと楽しめた一日でしたが、最後はなんとも悔しい
みごとなオチ付きでした。トホホ。悔しすぎるので、近日中に絶対に再挑戦したいと思います。
出会いが幸運に揃っても、撮影もとなると、やっぱもう少し条件が厳しくなるものですね。
鳥方面はそんな結論ですが、今回なによりも実感したのは、自然観察&撮影は、どこでも
いつでもいろいろと楽しめるんだという大原則。市街地周辺でも充分にネタがありますし、
草っ原で、ひたすら細かい虫を見て回るなんてのも昔やりましたが面白いものです。
今後はこんな「寸暇を惜しんだ」自然観察もいろいろと挑戦してみたいと思いますので
乞うご期待。とりあえず、冬だけど昼飯時散歩を復活させようかなっと☆


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