本州再南端部リベンジ〜ツイてない日最終編〜06.11/5

<2>古座川町周辺 続き

  
うろうろすると、林縁にラッキョウ系の花(左)を発見。これが噂のキイイトラッキョウか!?と
バシバシ撮影しましたが、よくしらべたら、単なるラッキョウでした。人騒がせだなぁ。
その近くには神社林があり、イワヒトデ(右)などの面白げなシダ類が多数。

  
うれしかったのは、色鮮やかなルリミノキ(左)がみられたことと、これも
けっこうなレアモノ、南方系のクサマルハチ(右)。……あってるよね?

  
チャセンシダ?(左)や、カタヒバ(右)など、一種独特の雰囲気のシダも
たくさんあって、探していると結構楽しくなります。

  
これもわりとレアモノかな。アオガネシダ(左)や、クルマシダ(右)もありました。
もっと勉強していたらもっといろんな種類が見つかったんでしょうが…シダも覚えたいなぁ。

  
さらにふらふらと移動して、チャノキ(左)が満開に咲いているのを眺めながら谷を歩くと、
フワフワと大きなクロコノマチョウ(右)が出現。地味だけど色っぽい模様ですよね。

  
フユイチゴ(左)や、名前のわからないミズの仲間(右)なんか見ながら、ここでも
しつこくルーミスを探しますが、やっぱりこの天気ではどうしようもありません。

  
嬉しかったのは、久しぶりに見つけたキッコウハグマ。こいつは結構な割合で
閉鎖花をつけるので、なかなか花を見る機会がないんです。
でも、喜んで撮影している辺りで再び雨が降り始めたので、諦めて
グルッと別の方面へ移動することにしたのでした。

<3>串本・潮岬周辺

  
最後に来訪したのは、本州最南端の串本は潮岬。歩き始めると、
シンテッポウユリ(左)が咲き残ってたり、草地にはホシササキリ(右)が鳴いてたりします。

  
ここに来たのは、最南端部のほうが南方系の蝶は多いだろうという読み。
しかし、夕陽を浴びたウラナミシジミ(左)やアサギマダラ(右)は見れたものの、
サツマシジミなんかは完璧に空振り。ありゃぁ、なんで?

  
海岸ならではの背丈の低いツリガネニンジン(左)を眺めていると、近くに
一株だけアシタバ(右)も発見。まぁ、南国の海辺ってことですな。

  
面白かったのは、何株かあったキンギンハリナスビ。花も実もみごとな
帰化植物ですが、名前に違わず、棘もすごくて、近づくとエライ目にあいました(^^;

  
ここでも、ハマアザミ(左)は大満開。タイキンギク(右)も数株だけ咲いて
いました。その他、花はほっとんどかわりばえのないラインナップ。

  
タンキリマメの実(左)がみれたのと、アカタテハの弱齢幼虫(右)があったのが
ちょっと面白い発見かな。すぐさま日も沈んで蝶とかうごかなくなりましたし。

  
何度見てもカメラを向けたくなるハマボッスの実(左)や、ハマダイコンの咲き残り(右)
なんかも発見。一番嬉しかったのは、突然上空を飛んだカトリヤンマ。
でも当然撮影できるはずもなく、にらんでいるうちに姿を消しちゃいました。

  
クサスギカズラの実(左)など見ているうちに、悠々と日が沈み、そこここに虫の音が
響き始めます。期待しながらウロウロするも、見つかるのはセスジササキリ(右)ばかり。

  
粘って、なんとかカネタタキを♀(左)、♂(右)ともに発見しましたが、
残念ながらイソカネタタキとかは全然みつからず、半端なままの〆となりました。

というわけで、最終日まで、結局ツイてないままでした。おっかし〜な、なんでだろ(^^;
とりあえず、調査不足と天候に祟られたののダブルパンチですね。来年はもう少し早い時期に、
渓流系植物+ルーミスでウハウハな一日というのを絶対実現させてみせますとも。
さらにこの日はツイてない状況は続きました。朝の探索中に、上着を無くしてしまい、
さらに昨日着ていた上着はヒッツキ虫の絨毯で、11月なのに半袖シャツ1枚(笑
そんな時に限って、帰路には突如びっくりするぐらいの大粒の雨⇒かなり大粒の雹⇒
目が眩みそうな大豪雨+満点の稲光というフルセットをたっぷり堪能。
突如、前方にぶっとい稲光が走り、空中で大きな火の玉になって、轟音とともに
ゆっくり落ちていく、なんていう奇現象も目撃しちゃいました。

そして、一番大きな問題点。それは、今回が実は免停前の最後の旅だったってこと。
来週から1ヶ月間、免停なので活動が鈍りますが御容赦ください。ケッ (-.-)>。


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