突発的アチコチ探索〜誕生月休暇にて〜06.10/25

<2>加西市のため池

  
お次に来訪したのは、これまた久し振りの加西市某所。さすがにミズトラノオ(左)は花が
終わっていましたが、淡いピンクに紅葉していて、これはこれですごくキレイですね。
林縁には、以外に長生きな花、センニンソウ(右)がまだ残っていました。

  
湿地にはヤマラッキョウ(左)が一面に咲き誇って、枯草色の中に映えていました。
オオオナモミ(右)の群落もここでは丈が低くて、妙に景色になじんでいます。

  
干上がった池のそこには面白い雰囲気の花(左)が多数。なんかのカヤツリグサ系かな?
アゼナ(右)も小群落があって、小さな花をつけていました。

  
地面で佇むショウリョウバッタ(左)なんか撮影してると、不意にオオキトンボ(右)が出現。
ラッキーと慌ててカメラを向けますが…う〜ん、なんでそんなとこばかり止まるかなぁ(^^;

  
でもしばらく根競べしたあとで、ヒョイといい場所に移動してくれたので、
もう影が薄くなりそうなくらい何枚も撮影しまくりました。
ここでは昨年も見てますので、定着してるんですね。来年は交尾&産卵まで狙っちゃおう♪

<3>鹿島町の溜池

  
さらにヒョコヒョコと足を伸ばしたのは、青野ヶ原演習地。実は、毎回来訪していたのは
北側の鶴池周辺なのですが、地図をなにげなくみていたら、有名な皿池は南側にあると発見(笑
それでは、と地図持参でうろうろすると、さっそくゴイシシジミ(左)がいたり、
青野ヶ原に多いホソバではなく、普通のリンドウ(右)があったりと面白い発見が続きます。

  
迷いまくった挙句に到着した皿池は、めっちゃ環境のいい場所でビックリ。こいつはシマッタ。
水辺にはミミカキグサ(左)やら、イヌタヌキモ(右)やらの黄色い花も多数ありました。

  
毎度種類のわからないイヌノヒゲ類(左)も数種あります。これは、ニッポンイヌノヒゲ?
面白かったのは干上がったカガブタの葉にいたガの幼虫(右)。いつもは水上生活者ですか?

  
この日は、オオアオイトトンボが多くて、連結(左)やら、捕食中(右)やらの姿を
たくさん見ました。期待していたコバネアオイトトンボはやっぱり空振り…

  
池脇にはセンブリ(左)もポツポツと咲いていました。そして、ちょっとビックリしたのは、
一株だけあったヤマジソ(右)。地味ですが、これでも結構なレアモノなんですよ。

  
池にはリスアカネ(左)をはじめ、アカトンボ類多数。そして、期待通りナニワトンボ(右)も
出現してくれましたが、これがメチャクチャ警戒心が強くて、撮影にはえらい苦労しました。

  
でも、粘ったかいがあって、交尾中(左)や、連結中(右)の個体も発見。警戒心が強いので
めいっぱい手を伸ばして撮影してるので、構図がメチャクチャですがご容赦を。

  
水辺にはトウカイコモウセンゴケの赤い葉(左)がいくつもありました。そして、
マネキシジュンガヤかな?、シンジュガヤ類(右)が名前どおりのかわいい実を見せてました。

  
よくよく見ると、湿地には直径数ミリの小さな小さなオトギリソウ類(左)を発見。コケオトギリ?
なかなか面白かったな、と思いながら帰路に向かうと、突如オオキトンボ(右)が1匹だけ出現。
ホンのしばらくだけですが、被写体になってくれました。うん、やっぱりいい場所だ。

<4>菊水山

  
最後に来訪したのは、ヒタキ類の渡りで有名な菊水山。でも、これまでで存分に遊びすぎた
上に渋滞に巻き込まれて到着したのは夕刻、プラスものすごい一面の分厚い雲でメチャ暗い。
これはデジスコなんてムチャだなぁと笑いつつ、道端のコウヤボウキ(左)を撮影したり、
せっかくだからと思いついて、ゴンズイの実(右)をデジスコで撮影してみたり。

  
カラスザンショウの実(左)が多いあたりをウロウロすると、鳥影は濃くて、カラ類多数に加え、
キビタキ♀にコサメビタキも発見。でも林の中はシャッタースピード2秒とかの世界(T_T)
しかし粘っていると、ちょうど都合のいい場所にヒタキ類が登場。大慌てでシャッターを
切りつつ、よくよく観察すると、これがなんとムギマキ若鳥(右)なのでした。
なんとか数枚撮影しましたが、暗い上に逆光でどうにもこうにも…心の目で見てください(笑
やがて本格的に日が沈み始めたので、さっさと諦めて下山を開始したのでした。

というわけで、かなり大満足な1日でした。うん、実にイイ制度ですな☆
赤トンボもこれで今年も近畿土着種は全制覇できましたし。来年は飛来アカネにくわえ、
ヤンマ類・エゾトンボ類に挑戦するぞと意気込んでみたりして。そして、旬な季節の
海浜植物、そして汽水のハゼ類なんかにも来年は挑戦したいなぁとさらに夢を膨らませ、
ついでにヒタキ類をはじめとする渡り鳥も頑張ってみたいなぁと、どう考えても1年が
365日の数倍必要な壮大な計画を頭の中で練りたくってみた一日でもありました。
いつも友人に「いつまでも夢多き少年のままだね」と呆れながら褒められるのですが、
まあ、人生なんていつまでも夢見っぱなしの方が楽しいですよ、きっと。


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