飛来アカネ探索2006〜中海沿岸に再挑戦〜06.10/22

この日は、約1年ぶりの飛来アカネ探索。懲りずに今年も島根まで遠征です。
本当は今年は近場の京都で狙う予定だったのですが、一度軽く挑戦したときがあまりに
感触が悪かったので、今年もO浜さんに状況をお尋ねしてトンできてしまいました。
今年は「オナガ♂ばかりでタイリクアキはゼロ。オナガ♀もほとんどいない」との
事前情報でしたが、この持ち前の幸運でいないはずのタイリクアキどころか、
スナアカネまで見つけたるゼ、とカゼでズルズルいう鼻を鳴らしつつ、秋晴れの空に
一人叫んでの突撃。でも、高名なる「米子水鳥公園」がすぐ近くだと発見したので、
そちらにもフラフラと来訪したら嬉しい出会いがあったりして、結果的にカゼっぴきを
おして来訪しただけの結果はあった、わりと満足な一日は本編をお楽しみくださいませ。

<1>米子水鳥公園

  
最初に来たのは、著名な米子水鳥公園。朝日の中、カモ類の浮く水面(左)を見てると
さっそく遠くにコハクチョウ(右)を何羽か発見。もう来てるのね。

  
ハシビロガモ(左)や、カルガモ(右)をはじめ、とりあえず普通種のカモ類は一通り揃って
いるくらいの大変な賑わいでした。久々のデジスコで、ろくすっぽ撮影できませんでしたが(笑

  
ナワシログミ(左)が満開に咲いていたり、モチノキ(右)が真っ赤に熟していたり、
ちょいとうろつくと、海浜部ならではの楽しさも続々と見つかります。

  
ハマヒサカキの真っ黒な実(左)も、アキグミの真っ赤な実(右)もありました。芦原には
コヨシキリがいて、時折姿も見れるものの、動きが速い&逆光でシャッターチャンスは皆無。
上空をショウドウツバメが飛んで、なにげにライファー2種同時GET状態ではありましたが。

  
さてさて、久々のデジスコは、ピントが合わない(ToT)。
トビとカワウの2ショット(左)やら、ダイサギ(右)やらでチャレンジしたんですが…

  
水路にはスズガモ(左)もいて、頑張って藻の類を食べていました。
モズ(右)が目の前に出現したりもしましたが、やっぱりピンとはイマイチ…

  
水田地帯でノビタキ(左)など撮りつつ、ちょっと奥まったあたりまで行った時、
葦原から小さな鳥(右)が飛びました。カラ類?と思いつつ、デジスコを向けてみると……
うわぁ、ノゴマ♂やんけ!! 赤いのどがメッチャばっちりや!!!

  
全然逃げなかったので、ちょっとずつにじり寄って超ドアップ撮影に成功。
背面からなのが残念ですが、振り返ってくれたのでのどの赤いのはバッチリです。
う〜ん、見返り美人、って♂だねキミは。でもありがたや。

  
思わず数十枚撮影しちゃって息が切れたので、海の方を見ているとミズクラゲ(左)を発見。
水田地帯を歩くと、オオジシバリ(右)が狂い咲きしていました。

  
大変いいポーズを披露してくれたのはハラビロカマキリ(左)。そして、カクレミノ(右)も
ちょっと地味な実をつけていました。思わずオオキンカメムシを探しましたがさすがにNULL。

  
そうするうちに、マガンの群が上空を飛びはじめました。なんでも、この季節は
9時くらいには公園に戻ってくるそうで。あまり近距離ではなかったので、
地面に下りたら撮影しようと思ったら、メチャクチャ遠い場所に下りちまって残念。

  
トンボビオトープがあったので、さっそくいってみると、まずは出現したのは
アオモンイトトンボ。キレイな♂(左)も、老熟して真っ黒な♀(右)も発見。

  
アキアカネ(左)はたくさんいて、交尾中の個体もわりと見れました。
そして、羽の付け根が僅かにオレンジ色のナツアカネ(右)も発見。先月琵琶湖で見た
個体ほどではありませんでしたが、こんなんを見ると前回のは単なる極端型かなぁ?

  
うろうろしてると、タイリクアカネ(左)が産卵してたので、しばらく狙いますが、全然ピントが
合いませんでした。近くにはこの日差しの中、すでに越冬態勢?のキチョウ(右)も発見。

  
水田地帯には、地見ながら面白い雰囲気のテンツキ類(左)もありましたが、図鑑を見ても
正体不明。やっぱりもうちょっと基礎知識が欲しいですね。誰か弟子入りさせてください。
近くには、ヨメナ(右)もかわいらしく咲いていました。

  
ネイチャーセンター方面に向かうと、タイリクアカネが次々登場。
しかし、おっそろしく警戒心が強くて全然近づけません。地面を這いつくばって
ものすごい時間をかけてようやく♂(左)を1枚だけGET。それ以上成果がないので諦めて
移動しよう、と車の方へ向かうと、なんとそこで交尾中のペア(右)に出会うことが出来ました。


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