残暑ハイコスト空振り旅@〜突然霧ケ峰編〜06.9/2

突発的・無計画・無謀なんて単語は、最近ちょっと私の行動に付与する冠頭詞としては
ありふれたものになりつつあるというのは、もはやまぎれもない事実。
ここで反省するようでは凡人なわけで、それならばどこまでバカらしい無謀旅ができるか
このあたりで挑戦してみようというのが今回の趣旨…というわけでは決してないのですが、
思い立ったが吉日の今回の旅は、当社比2倍くらいの無謀旅でした。
きっかけは、神奈川在住時代に噂を聞きつつ、結局一度も来訪できなかった梨ヶ原に、
なんとか行きたいと考えたこと。しかし、しらべると車でないと無理な位置な上、
開放されているのは日曜のみ。それじゃぁ、前日はどこかに行って、近くでレンタカーを
借りればいいか…と地図を見てたら、案外と霧ケ峰とか近いことを発見して、ちょいと
調べると、会社から直で新幹線→東京経由・夜行列車→駅野宿→バスというバカな方法
ならば朝一から歩けると判明。自分でも大笑いしながら、切符等の手配をしたのでした。
…しかし、最初に宣言しておくと、この2日間はなんと大空振り。高い授業料だわ(T_T)

<1>霧ケ峰高原

  
というわけで、到着しました霧ケ峰。ちなみに最初に笑い話を披露すると、9月の
信州の夜は、相当寒い。よい子は野宿などしちゃダメだよ、ということで超寝不足。
そして、到着すると、天気予報を裏切って、ものすごい雲&霧で、メッチャ寒い。
オンブオバケが追いついたのか?やつは新幹線に乗れたのか?それは無賃乗車か?
等々悩みながら歩き始める羽目になりました。
でも、歩き始めると、マツムシソウ(右)がたくさんあって、さっそくニンマリ。

  
うろうろすると、エゾリンドウ(左)なんかも見事に咲いていましたし、
ヒメヒゴタイでしょうか?、えらくかわいいつぼみ(右)もありました。

  
水辺にはサワギキョウ(左)が色鮮やかに咲いていて、ちょっとビックリ。
数年ぶりに会う、ヒメシロネ(右)もわりと多くて嬉しい限り。

  
ノビタキ(左)の一群にも会えました。最初は秋だなぁと思ってましたが、どうも
ここ生まれの親子なんですね。近くでは大好きなオオアオゾウムシ(右)も発見。

  
タテヤマウツボグサ(左)は、見事な実になっていました。これはこれで美しい…
やがて、この日最初の蝶、イチモンジセセリ(右)が出現しました。う〜ん、やっぱキミか。

  
しばらく草地の広がる尾根を歩くと、ハクサンフウロ(左)がそこここに咲き乱れ、
不思議な鞠のようなハバヤマボクチ(右)もたくさんあって嬉しくなります。

  
そして、憧れのハナイカリ(左)にもたくさん出会えて、とても感激。
オケラ(右)も白い花を咲かせ始めてたし、やっぱり草地を歩くのは楽しいですね。

  
ここでも、コウリンカ(左)があって、その後もそこここで会うことができました。
道端のセリ系植物にはキアゲハの幼虫(右)が多数。キミはどこでも元気だねぇ。
そして、この辺りから、見事な秋晴れになってきたのです。神様ありがとう☆

  
ピンクの色鮮やかなシオガマギク(左)もわりと見られましたし、いわゆる
トモエシオガマ(右)も結構ありました。しかし、判別しづらいものも多いんですねぇ。

  
アザミ類(左)はたくさんありましたが、やっぱりよくわかりません。ナンブアザミ?
そのあたりで、ちょっと飛び古した感じでしたが、ジャノメチョウ(右)を発見。

  
そして、ここで嬉しい出会い!!! アカセセリです。
最初は道の石上で佇んでいましたが、やがて翅表も見せてくれました。
とりあえずは、信州特産の蝶を見るという目的は果たしたので一安心。

  
ミネウスユキソウ(左)もかろうじて咲き残っていました。
あたりにはヤマトリカブト(右)も多数咲き乱れていて、花を見ながら、
うちの亭主にとブッソウな軽話をするおばちゃんグループ多数確認(^^;

  
やがて、モンキチョウ(左)や、ギンボシヒョウモン(右)など次々と出現。
ウヒョウヒョ笑いながら、草地を走り回る至福の時間を過ごしました。

  
そして、スジグロチャバネセセリも出現。やっぱり現物みても、イマイチ
ヘリグロと区別しがたいですが、合ってますでしょうか?
こちらも期待していた蝶なので、嬉しい限りです。

  
さらに、岩場のほうへ進むと、ヤナギラン(左)も見事な株を発見、近くには小型の
フウロ系の花(右)もあり、コフウロか、と期待しましたが、調べるとゲンノショウコでした。

  
そして、ここでクジャクチョウ(左)に遭遇。う〜ん、やっぱり美人ですねぇ☆
近くでは、明るい草地なのに、クロヒカゲ(右)も登場してくれました。


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