スキマ的探求〜空時間半端旅〜06.8/26

この週末は、珍しく家族サービス(といっても親兄弟)のため、野外逃亡ができない
という悲劇に陥りました。誠もって自慢じゃァござんせんが、土曜の朝に自宅で
目覚めたのなんて……ざっと、半年ぶりくらいですかねぇ。
極度の野外探索病を発症しているワタシは、街中で遊べない(遊んでも全く面白くない)と
いう奇癖があり、これが社会適合上で大いなる問題となっているような次第ですが、
親兄弟もそこは少し理解していることもあり、土曜日は隙間時間を見つけては、
野外で遊んでまいりましたが、中途半端・無計画でいつも以上に成果ナシ。
そして毎度バカからいつもの悲劇的展開は本編でお楽しみを☆

<1>たつの市某所

  
早朝にウチを抜け出してまず来訪したのは、久しぶりのクロツバメシジミの生息地。
しかぁし、なんか岩壁が乾燥してきているのと、草むしりで食草のタカネマンネングサ(左)が
大分ヤラれたようで、かなり状況が悪く、この日は一匹も確認できず。
極小個体群なので、もしかしたら絶えたかなぁ?
そう思いつつ歩くと、色鮮やかなハンミョウ(右)に会いました。

  
川辺を見ると、オニグルミ(左)が徹底的に食べ尽くされてものすごい光景に。
クルミハムシかなんかの仕業でしょうが、これで大丈夫なのかなぁ?
岩場の上では、オナガサナエ(右)が縄張りを張っていました。

  
秋の蝶、チャバネセセリ(左)も出現。サトキマダラヒカゲ(右)なども
出現しますが、その後はあまり面白いものは出現せずに残念。

  
岩場まで足を伸ばすと、オオヒキヨモギ(左)を発見。まばらにしか花をつけない植物なので
被写体としてはイマイチ。近くにはハギ類(右)もありましたが、これはヤマハギかな?

  
さてさて、この日もマツバランは健在でしたが、やっぱり胞子葉は今回もナシ。
どうも、ここの株は状態がよくなくて、胞子葉をつけない、ということのようですね。

  
さて、今回気になっていたのは、この岩壁にあるツメレンゲ(左)にはクロツバメシジミ
がいないのか、ということ。ざっと見ましたが、こちらも小さな株ばかりで、花の付きそうな
株はないので、ツラいようですねぇ。全体にちょっと乾燥気味なのかな?
コマツナギ(右)なんかはかなり元気よく咲き誇っていたんですが。

  
よくみると、アベマキ(左)が立派な実をつけつつありました。
草地では、オオスカシバ(右)がぼんやりしていて、ちょっとビックリ。

  
さて、ついでにと河原をのぞいてみると、キクイモ(左)なんかの帰化植物が
あるのはいいとして、アサガオ(右)まで咲いているのでちょっとげんなり。

  
そして、カップ焼きそばをぶちまけたようなアメリカネナシグサ(左)もやっぱり
すごい大群落がありました。ここまでくると同種同士で寄生し合ってるんじゃないか?
近くには小さなツマグロヒョウモンの弱齢幼虫(右)も発見。

  
ついでにちょっと気になったので、うちの近所の旧家をのぞきに行きました。
ここでは、ツメレンゲ(左)が屋根にたくさんあるんですが、やっぱりクロツの姿はなし。
帰りに立ち寄ったコンビニでは、ウィンドウに集まった虫を大喜びで食べまくってる
世間知らずで警戒心の少ないセグロセキレイの幼鳥ハクセキレイ幼鳥でした(右)に会いました。

<2>加西市某所

  
2時頃、割とすんなり無罪放免されたので、久しぶりに加西の溜池へ。
ツマグロヒョウモン(左)などが舞う中、久しぶりのシルビアシジミを見ようと思った
わけですが、なんかミヤコグサが全然なくなっていて、見れたのは全て
ヤマトシジミ(右)のみ。ありゃ?大丈夫かなぁ…

  
タイワンウチワヤンマ(左)はこの日は全く近寄らせてくれませんでした。
そのかわり、吸水中のアオスジアゲハ(右)をドアップで撮影に成功☆

  
ウロウロすると、メリケンムグラ(左)があったり、早くもサワシロギク(右)が
咲き始めていたりと、なかなか面白げな花も見つかります。

  
そして、メチャクチャ予想外だったんですが、一区画だけ、すでに
ミズトラノオが満開に近く咲いていました。いやぁ、ラッキ〜☆

  
うろうろすると、マダラバッタ(左)なんかも発見。そして、ちょっと嬉しかった
のは、久しぶりに会ったエリザハンミョウコハンミョウだったようです(右)。
ちなみに、近日中に珍品ハンミョウ系の探求をしたいと思っていますが、成果や如何に…


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