大山周辺猛風注意報〜台風10号の置土産A〜06.8/21

この日は、半月ぶりの大山遠征。きっかけは、「空飛ぶ生き物たち」のIさん一家から、
「8/5の某シジミって、ゴマシジミですね。リベンジしてきてあげますね」というメールに続き、
「たくさん見れました〜」とのご報告と共に、詳しいポイントの説明が届いたこと。
本当にありがとうございましたm(_ _)m
しかし前日の道中、とても素敵なケチが付き、微妙にフテくされつつ早朝からスタート
すると、昨晩の満天の星空がウソみたいな曇空と、昨日同様スバらしい猛風。
台風10号の置土産と、私のオンブオバケはこの日もやはり健在なのでした。
…ちょっとは手加減してぇな。トホホホ(T_T)。

<1>大山周辺

  
歩き初めて最初に目に付いたのは、いたるところに咲いているホソバシュロソウ(左)。
よく見ると、中には花の青いアオヤギソウ(右)も混じっていたりしました。

  
教えていただいた斜面を登りますが、なんせすごい風&時折ものすごく曇るので
期待薄。ホソバヤマハハコ(左)やら、ママコナ(右)やら、面白い花は多かったのですが。

  
キキョウ(左)もそこここに咲き乱れていました。そして、歩くほどに、
ワレモコウ(右)の咲き乱れるポイントを発見。本腰を入れて探し始めます。

  
しかし、探してもそれらしい影は全くありません。時々、ルリシジミ(左)やら、
ベニシジミ(右)やらが舞って、おぉっと思うくらい。

  
しかたないので、うろうろすると、クサボタン(左)の大株がいくつもありました。
近くには、イヌエンジュらしき素敵な花(右)もありました。

  
マツムシソウ(左)やら、突然出現したゴマダラカミキリ(右)など撮影しつつ粘りますが、
3時間ほどしても成果がないので、諦めて斜面を下り始めると、ちょうど薄日がさしてきて、
明らかにゴマらしい大きな蝶影が出現したんです。しかし、ヤツはなんと斜面を
上に向かってフワフワ飛びはじめやがって、こちらはゼェゼェ言いながら全速力で
斜面を駆け上りますが、やがて強風が彼をどこかに吹き飛ばしてお終い。
その後、これが3回繰り返され、心底ヘロヘロになった私は、とりあえず一時的に
諦めて別の場所へ行くことにしたのでした。

  
この日は実はTさんが親子で大山登山をされていると聞いていたので、
私もなにげなく登山口方面までいってみると、頂上まで2.7キロとかいう看板。
なんだ、楽勝ジャン。じゃあ、登ってみようかな、というのが毎度浅はかな思慮だった
わけですが、とりあえず上り始めると、ヤドリギ(左)やら、正体不明の赤い実(右)やら、
なかなか楽しい出会いがやっぱり続きます。#右はフウリンウメモドキでした

  
しかぁし、この登山道はかなりの急坂。あっという間に汗だくになり、
ぜぇぜぇいいながら登る羽目に。それでも、登っていくと、ソバナ(左)があったり、
ダイセンオトギリ(右)があったりと、やっぱり嬉しい出会いがありました。

  
やがて、景色が見事に開けてきたあたりで、下山中のTさんと遭遇。
朝の成果を報告すると、御親切にも蒜山近くの別のポイントをご教受頂きました。
そこで気合を入れなおして登ると、ミヤマアキノキリンソウ(右)なんかも出現。

  
そのあたりから、クサボタン(左)やら、シモツケ(右)やら、素敵な風格のある
花が続々と増えてきました。うん、高くまで登ってきたって感じ。

  
キュウシュウコゴメグサ(左)も、そこここに満開に咲いていました。そして、
一株だけでしたが、ヤマオダマキ(右)も発見。
#右は貴重品のダイセンオダマキだったようです。きちんと撮っときゃよかった…

  
トリカブト類(左)はまだまだつぼみでした。ここのはタンナトリカブトかな?
シモツケソウ(右)はほんの数株だけ、ちょっとだけ花が残っていました。

  
ナンゴククガイソウ(左)はさすがにほとんど終りでしたが、この1株だけまだ
花がついていました。そして、期待していたシコクフウロ(右)も次々登場。

  
シオガマギク(左)も1株だけ発見。花付きはイマイチで残念でしたが。
そして、このあたりからものすごい霧と風があたりを覆い始めて、
せっかく見つけたミヤマダイモンジソウ(右)なんかも撮影にえらく苦労。

  
一面にサラシナショウマ(左)が咲いている素敵な場所を通り抜けると、ようやく山頂。
ご覧下さい、すてきな眺めでしょ?というわけで景色も何もナシ。
仕方ないのでスタコラサッサと下りはじめたのでした。


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