おぼんthe山紀行D〜八ヶ岳山麓編〜06.8/16

”おぼんthe山紀行”、5日目のこの日は、昨日に続き、懐かしい仲間と一緒に、
八ヶ岳周辺をウロウロすることに。昨日見損ねたタテハ類などが主眼で、
天気予報の宣告は良いので、昨日のポイントに再訪、と話は決まっていました。
予想通り、目覚めるとものすごい青空。これは、期待できる。
シーやエルといった辺りだけでなくキベリまで見れるんじゃないかしらん。
朝飯後、そんな淡い妄想を打ち消したのは、分厚い雨雲。
スイマセン、現場では恥ずかしくて言えなかったんですが、原因は
まず間違いなくワタクシのおんぶおばけの野郎だと思いますぅ(ToT

<1>八ヶ岳・山麓

  
とりあえず、朝起きてウロウロすると、鳥の声多数。歩き回ると、
エナガ(左)、ヒガラ(右)をはじめ、カラ類などが飛び交っていました。

  
灯火に来ていたらしき、ササキリモドキ類も発見、♀(左)、♂(右)とも撮影に成功。
よくわかりませんが、これは、分布域的には、ヒメヤブキリモドキでしょうか?

  
ついでに、朝のうちはウチのおんぶおばけも寝坊していたという証拠写真(左)。
部屋に戻り、「いい天気ですねぇ」などと談笑しつつ、昨日見つけたアカアシクワガタ(右)の
写真を撮影。コイツ、昨晩風呂場の窓に止まっていて、「コクワがいるね」と言いながら
Iさんが開けてみたらアカアシだったという素敵なエピソード付物件なんです。

しかし、朝食後、ぐんぐん雲が広がり、昨日の林道についたころには、ついに雨に(T_T)
皆様の長年の土地勘と経験を総動員して、山向こうのポイントに狙いを定め直すことに致しました。

  
というわけで、一路そちらに向かうと、予想通り晴れていて、期待できそうな雰囲気。
さっそく、バイケイソウ(左)や、ヤナギラン(右)などがあって期待が高まります。

  
そして、さっそくスジボソヤマキチョウ(左)やら、アサギマダラ(右)やらが出現。
ギンボシヒョウモンなんかも出現したのですが、これはカメラが間に合いませんでした。

  
さてさて、林内を歩き始めると、ベニバナヤマシャクヤクの実(左)がさっそくお出迎え。
近くには、愛を営み中のアカハナカミキリ(右)なんかも見つかりました。

  
歩いていくと、滝近くの沢沿いにはソバナ(左)があったり、
レイジンソウ(右)が咲きかけていたりとなかなか素敵な出会いが続きます。

  
シャクジョウソウのひょろひょろした実(左)も見つかりました。
木蔭にはかわいい赤い実(右)も発見。図鑑を見ると、これはザリコミでしょうか?

  
エゾスズランでしょうか?地味なランの仲間(左)も発見。近くには
キンバイソウ風の花(右)もありましたが、こちらは正体不明。誰か教えて〜。

  
フシグロセンノウ(左)も色鮮やかに咲いていました。そして、少し距離が
あったのですが、オオヒナノウスツボ(右)も久しぶりに撮影。暗くてブレブレですが。

  
ここらでIさんにお聞きしたんですが、ここでは何故かヒヨドリバナのような蝶が集まる花
ではなく、オタカラコウ(左)のような黄色い花に蝶が集まるそうで、見ると本当なのでビックリ。
でも、近づける場所には全然出現しないのが悔しい限りでした。
スラリととても素敵な実をつけたツバメオモト(右)も見つかりましたが、縦位置の写真を
撮らないことに決めている私には非常に辛い被写体でした。う〜ん、腕が足りん。

  
トモエソウ(左)も多く、見事な大株をつけていました。歩き回って、池のほとりで
昼飯にしようとすると、近くに見事なオオカメノキの実(右)を発見。

  
池の縁の小さな水たまりにはヤマアカガエル(左)がのんびり浮んでいました。
近くには、ハクサンフウロ(右)もえらく色鮮やかに咲き誇っていました。

  
池にはタカハヤ?っぽい魚影多数。小さいながらダム湖なので、渓流の魚が
封じ込められた状態なのでしょうか。近くにはかわいいベニモンツノカメムシ?(右)も発見。
見ているとルリボシヤンマやら、タカネトンボやらが飛び交うのでしばらく眺めていると、
後程O氏がタカネトンボの見事な飛翔写真を撮影されたので心底感心したりしました。

  
一休みしながら周りを見て回っても、蝶影は意外なほど少ないんです。
辛うじてミドリヒョウモン(左)や、ヒメキマダラセセリ(右)などが見れたくらいでした。

  
よくよく見ると、ナンバンハコベ(左)が大満開だったり、シラヤマギクの花の中央が
ぼっこり盛り上がった不思議な虫こぶ(右)があったり、いろいろと面白いもの発見。
この調子なら、まだまだなんかありそうだ、そう考えながら昼飯としたのでした。


次へ⇒

topへ⇒