涙の信州紀行A〜乗鞍高原豪雨編〜06.7/17

<1> 乗鞍高原周辺 続き 

  
さらに奥の方に歩いていくと、ちょっと雨が強くなって、ヒメウラナミジャノメ(左)は雨宿り体制。
ここでなんとウラジャノメも出現しましたが、カメラを向けると高く飛び去りました。残念。
悔しいのでそこらのミヤマイボタ(右)を撮影。さすがにウラゴマダラはいませんでした。

  
草地には、グンバイヅル(左)の小さくて愛らしい花が点々と咲いていました。
近くではマルバノイチヤクソウ?(右)がここでも咲いていました。コバノイチヤクソウかも…

  
道中では、馬糞から生えている面白いキノコ(左)を発見。おぉっと思いましたが、
帰って調べると、馬糞から生えるキノコって結構多いんですね。名前は当然わからず。
近くの倒木には、こちらは一応名前のわかる、ゴムタケ(右)が群生していました。

  
ウロウロしていると、雨の中でも活動中のヒメキマダラセセリ(左)を発見。
近くにはグンナイフウロ(右)を発見。花が全部下を向いてるのは、雨だからかな?

  
奥まで歩くと、ベニバナイチヤクソウ(左)が1株、辛うじて花を残していました。
付近には、小さくてかわいいオオヤマフスマ(右)も群生。うん、ステキ。

  
清楚な雰囲気の白い花、センジュガンピ(左)も咲いていましたし、
面白い名前のズダヤクシュ(右)も少しだけ咲き始めていました。

  
ちょっと意外だったのは、見事に咲いたハンカイソウ(左)があったこと。ここにもあるのね。
葉陰にはサワギク(右)も咲いていましたが、暗くてどうにもこうにも。

  
ちょっと小雨になってきたな、と思ったら、さっそくコヒョウモン(左)がたくさん登場。
コキマダラセセリ(右)も活動していて、たくましいもんだなと感心することしきり。

  
そして、本来はこの信州旅の主眼であったはずのゼフに、ようやく会いました。
といっても見つけたのはアカシジミ(左)が一匹だけ。さらに高い位置なのでブレブレ…
まわりにはどぎつい質感のガの幼虫(右)がいましたが、正体はなんでしょう?

  
さらに歩くと、ここでもコヒョウモンモドキ(左)を見ることが出来ました。
面白かったのは、ひね者のクガイソウ(右)。よくみると、襟足から6本、小さな花穂を
伸ばしているんですよ。奇形でしょうか、,満開のときが見たかったもので…

  
下翅のめちゃくちゃ鮮やかなガ(左)もいました。名前はなんでしたっけ?
#あとで調べてみると、ベニシタヒトリですね。そのまんまの名前(笑
ここでも鮮やかなオニヒョウタンボクの実(右)を発見したあたりで、再度かなりの本降りに。

  
もう蝶は期待できないだろうということで、昔行ったことのある滝の方面に。
道中、アヤメ(左)などを撮影しながら到着した滝は、ものすごい勢いで、一面の霧飛沫。
そりゃそうだわな、と思いながら、濡れ細っていたヤグルマソウ(右)を撮影。

  
うろうろすると、奇天烈な滑降したキノコ(左)を発見。フサタケでしょうか?
近くには、シャクジョウソウの芽生(右)もありましたが、暗くて暗くて撮影は難航…

  
ハクサンオミナエシでしょうか?黄色い花(左)も咲き始めの株がありました。
近くでは、ゴゼンタチバナ(右)がまだ咲き残っていて、ちょっとラッキー。

  
最後にもう一箇所歩き回ると、林床にギンリョウソウ(左)がいくつもありました。
池のミツガシワ(右)はやっぱり実になっていて残念。自生の花はまだ未撮影なんですよね。

といったあたりで、タイムアップ。さらに勢いを増した雨の中、ヘロヘロになりながら帰路に
着きました。安房トンネルも開通していたので、なんとか6時間ほどで自宅に到着。
というわけで、大雨の中のなんともいえない2日間でした。期待していた
蝶は全くの空振り。これはリベンジが必要ですが、お盆は昨年の水平街道に
リベンジすることを決めていますので…なかなかチャンスはなさそうですね。
来年までにもちっとじっくり情報を集めて、来年こそはゼフ三昧でウハウハという
ことで夢を膨らませておきましょう。それまでにはオンブオバケも退散するでしょう☆


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