帝釈峡再訪〜花にフられて〜06.6/18

<1> 帝釈峡 続き

  
さらにうろうろすると、ヤマブキソウ(左)が数花だけ咲き残っているのを発見。
ミヤマヨメナ(右)もポツポツと咲き残っていてくれました。

  
あたりの渓流では、オオカワトンボ(左)と、ミヤマカワトンボ(右)が多数飛び交っていて
大変ステキな光景を織り成していました。

  
道端に、羽を伸ばしている途中らしいかわいいガの仲間(左)がいました。
そして、イラクサの葉上になんとオオトラフコガネ(右)を発見。憧れの虫だったので
感激しましたが、向こうはそう思わなかったようでフラッシュを焚くと飛び去りました。

  
ツルアジサイ(左)も咲いていましたが、撮影しにくい場所にしか咲いていなくて残念。
個人的お気に入りのウリノキ(右)は至るところに咲いていて見事でした。

  
と、沢沿いの葉裏に羽化直後らしいミヤマカワトンボを発見。それじゃ、と半ば冗談で
探してみると、なんと本当に羽化殻(右)も発見。これが、沢からは数mも離れていたので
ビックリしました。ここまでエッチラ歩いてきたんですか?

  
ホソクビツユムシの幼虫(左)なんかも見つけることが出来ましたし、シライトソウ(右)の
見事な株もそこら中に多数見ることが出来ました。

  
岩場を歩くと、昨年に続き、イワカラマツ(左)を発見。近くにはミヤマビャクシン(右)なども
ありましたが、期待していた石灰岩性の花は全て空振り。ありゃりゃ。

  
やっとみつけたキビノナワシロイチゴ(左)はとっくに実になっていました。
そして、今回とっても多かったのはテングチョウ(右)。小型個体が多く、岩場をちらちら飛ぶと
ベニモンカラスか!とカン違いしたりして、大変心臓に良くなかったです。

本当はもうちっと粘って蝶を探そうかと思っていたのですが、あまりに空振りが続くので
諦めて別ポイントに移動することにしました。

<2> 鯉ヶ窪湿原

  
というわけで、前回ハシゴが可能だと判明した鯉ヶ窪湿原へ来訪。さっそく歩くと、
ヒツジグサ(左)が咲いていたり、トキソウ(右)がわりと満開だったり、嬉しい発見が続きます。

  
セセリチョウの仲間の幼虫(左)もたくさん見つけることができました。色鮮やかな
ゴマフボクトウ(右)も見つけましたが、これは残念ながら死骸でした。

  
湿地の中にはハンカイソウ(左)も咲いていたのですが、距離があったので
こちらもデジスコで狙ってみると、アップ(右)での撮影に成功。

  
マムシグサ?(左)の咲き残りも数株だけ見つけました。そして、久しぶりの出会いに
なる、ヒメヤママユの幼虫(右)にもバッタリと遭遇。

  
咲き始めたノハナショウブ(左)もデジスコで撮影してみました。クサレダマ(右)も
だいぶ背が高くなり、花芽が見え始めています。


  
湿地にはサラサヤンマ(左)がたくさん飛んでいたので、しばらく粘って
みると、一応飛翔写真が撮れました。マニュアルフォーカスがボタン式の
簡易デジカメにしてはよく撮れたほうでしょう?
最後に、久しぶりに見るノコギリクワガタ(右)を撮影して、ギブアップ。
目的の蝶はこちらでもきれいにフられてしまいました。

というわけで、天候は悪くなかったのに、イマイチな一日。
いろいろと狙ってみたのに、全部中途半端に外れた感じの結末となりました。
帝釈峡は、ゼフィルス狙いで近日中に再訪する予定ですが、この分だと
ちょっと幸先が不安な感じもするので、ドキドキですね。しかし、今回痛感したのは、
すごく晴れた日の日陰は、曇天以上に暗くて撮影にならないという大いなる
事実。影が出るのも扱いにくいですし、やはり高曇りが一番ですな。


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