四万十の地にトンボを追って〜GW・5日目〜06.5/3

<2> 四万十川河口周辺 

  
とんぼ王国を離れて、とりあえず四万十川の絶景を眺めつつ、河口方面へ。
河口につくと、波打ち際をシオヤトンボ(左)が飛び交っていたのでビックリしました。
湿地のトンボなので、谷戸の奥、つまりは上流で見ることが多いのに、波打ち際とは…

  
川岸にはコバノタツナミ(左)も多数咲き乱れており、南国のお約束、
モンキアゲハ(右)も吸水に訪れました。。

  
意外にも海浜植物は少なかったのですが、たくさん花をつけたトベラ(左)には、
アオスジアゲハ(右)も訪花。ほんの一瞬だけミカドアゲハらしきものも飛んだのですが、
かなり粘ったものの、二度と姿を表してはくれませんでした。

  
その後、逆に少し上流側の山裾を歩いてみました。すると、シロバナムベ(左)が咲いていたり、
そこら中にクロコノマチョウ(右)が飛んでいたりと、なかなか濃密な時間。

  
沢にはニシカワトンボ(左)が優雅に飛んでいました。そして、意外にも
まだいくつも花をつけたシュンラン(右)も発見。もうとっくに終わってると思ってたのに…

  
小さなニワハンミョウ(左)がうろちょろしていたり、仲睦まじい
ツチイナゴのカップル(右)を見つけたり、虫影も多くて楽しい限り。

  
沢沿いにはイズセンリョウ(左)が咲いていたり、そこら中に大満開の
アリドオシ(右)があったりと、発見は続きます。

  
不思議な雰囲気のテンナンショウの仲間(左)もありましたが、正体はよくわからず。
シコクテンナンショウ、でしょうか?。こちらも変な形のオオハンゲ(右)も咲いていました。

<3> 中村トンボ自然公園 再び 

  
山裾では意外にトンボやチョウは少なかったので、トンボ公園にトンボ返り(笑。
歩き始めると、タツナミソウ(左)が咲いていたり、シオカラトンボ(右)を見つけたり。

  
セスジイトトンボ?という感じの未熟な個体(左)も見つけましたし、
池では連結中のクロイトトンボ(右)もたくさん飛び交っていたりとやはり楽しさ満点。

  
そこここに見事に咲き誇っていたツツジ、よくみるとこれがオンツツジ(左)でした。
林縁にはシライトソウ(右)も数株発見。やはり見落としって多いんですね。

  
そこいらを飛び交っているヒメウラナミジャノメ(左)も、横から狙うと面白い写真に
なりました。谷奥に行くと、ホタルガの幼虫(右)もたくさん見れました。

  
さらにしつこく探すと、早くも真っ赤なショウジョウトンボ♂(左)も発見。
谷奥には艶やかな色合いのニシカワトンボ♂(右)も見つけました。

  
なぜか真昼間から派手に大喧嘩中のウシガエル(左)も発見。夜行性じゃないのか君達。
水田脇を流れる細流では、ニホンアカガエル(右)も登場。

  
柔らかな色合いのステキなシュレーゲルアオガエル(左)も見つけて大満足。
といったあたりで日も翳り始め、虫が動かなくなったので引き上げました。
河口で雄大な夕陽を見ながら一息つくと、浅瀬に本当にたくさんのハゼ類が動いていて
こんな時に限ってタモ網を入れ忘れた自分を呪いたくなりました。

というわけで、天気にもめ愚まれ、なかなか充実した一日でした。
とはいえ、四国まで来たんだぞ、と言えるようなトンボやチョウはほとんどいなかったのも事実。
これは、ミナミヤンマやコフキヒメイトトンボの時期に再訪しなけりゃいけませんな。


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