<2> 広島県・帝釈峡 続き |
岩場を過ぎて、渓谷沿いを歩き始めると、今年最初のトンボに会えて感激。というわけで、
ユラユラ飛んでいたニシカワトンボ(左)と、近くでは撮らせてくれなかったフタスジサナエ(右)。
コンロンソウ(左)の咲き誇る沢沿いを歩くと、フタバアオイ(右)の群落にいくつも出会います。
チョイチョイと足を止めて撮影するのでスピードが出なくて思わぬ時間を食ったりとか…
突如、再度目の前に青い鳥出現。オオルリ♂です。わりといい距離でちょろちょろして
くれましたが、昨日同様ファインダーに入れるのに苦労して数カット撮れたのみ。
キセキレイも近場に出現。のどの真っ黒な♂でしたが、暗いところにいるので、
シャッタースピード1/4とかで撮影はなかなかうまくいかずじまいでした。
コガラ(左)も出現しましたが、動きが速く、こんなのが1枚撮れただけ…
そうやってデジスコを振り回していると、ふと足元に思いがけぬ出会い。朝のオオアミガサタケに
続いて、今度はトガリアミガサタケです。今考えれば、もって帰って料理すればよかったかなぁ…
さてさてその後は、楽しいスミレ三昧の時間をすごせました。
まずはまだ咲いていたアオイスミレ(左)と、このあたりには多いオオタチツボスミレ(右)
花は終わりかけでしたが、ヒナスミレ(左)もありました。そして、今度こそ正真正銘、
本物のタカオスミレ(右)も1株だけ見つけることが出来ました。
イブキスミレ(左)は撮りにくいところに多くて数カット撮れただけでした。
そして、1株だけ、葉の黒いイブキスミレ(右)もありましたが、これって珍品ですか?
そうこうするうちに、さらなるラッキーが出現。目の前に突如現れたカワガラス。
この日は声は良く聞こえていたのですが、この時は本当に目の前に静止してくれたので、
何カットか無事撮影できました。流れに入り、ドンブラコと逃げる姿がなかなかオツでした。
新葉を立ち上げたケスハマソウ(左)にも出会いましたし、去年同様、ちょっと珍品の
コタニワタリ(右)にも出会えて、ちょっとホクホク。
ちかくには葉の細いタイプのヤマエンゴサク(左)が今年も咲いていました。そして、
渓流沿いに咲いている満開のニリンソウ(右)が本当に見事で、しばらく見惚れました。
ネコノメソウの花上にはかわいいカワゲラの仲間(左)の姿。そして、シロバナネコノメソウ(右)も
満開に咲いていましたが、興奮して飛び回っていたらデジスコを倒し、なんとレリースが
根元からポッキリ…まだまだ夏鳥の声が賑やかな中、ちょっと辛い状態に陥りました。
その後、天候はさらに回復し、エゾスジグロシロチョウ(左)や、ルリタテハ(右)、キタテハ
などなど蝶も飛び交い始めたので、腹ばいになって撮影に専念。
ヒトリシズカの群落(左)や、色鮮やかなヤマルリソウ(右)などを見ながら歩くほどに、
折り返し地点へ到着。いつも通り、弥生食堂におジャマして親子丼を頂いて一休み。
ちなみに私のいつも歩くルートは人と逆向きで、こちらが一般的には入り口らしいんですが、
歩きつづけてちょうど昼頃にここで腹ごしらえと休息ができるので、個人的なオススメはこちらの
コースですね。ここのお店は店員さんが優しいし、自然情報もわりと入手できるもんで…
というわけでまだまだ続く、ステキな発見はPart3で。