但馬リベンジPart3〜はじめての春日〜06.4/22

この日は、またぞろ懲りずに但馬にリベンジ。もう3度目です。
しかし天気予報はまた渋いことを言っており、私もここのところの運勢等々から、どうせまた
ダメだろう、と傘から防寒着まできちんと持参すると、お約束どおりの小雨からのスタート。
しかし、その後訪れた、嬉しい成果は予想外でした。
お天気の神様も、哀れな子羊に御慈悲をお与えになったようですね。

<1> 但馬・三川山

  
ウロウロし始めると、小雨はすぐに収まりましたが、ブ厚い雲。
でも歩くと、鮮やかなショウジョウバカマ(左)や、やたら見事なフキ(右)などが見つかります。

  
ブナかなにかでしょうかハウチワカエデでした、赤い花芽(左)もやたら印象的でした。
そして、風雨にさらされて繊維だけの残ったノリウツギ?の枯れ穂(右)は、
レース模様で本当に天然の芸術品という感じ。抜群の造形性と繊細さ。

  
ヤマエンゴサク(左)も1株だけ咲いていました。そして、この日最初に撮影した虫は、
小さな小さなトビケラの仲間(右)。ちょっと蝶なんか期待できそうにない気温でした。

  
沢沿いに面白いものを発見。前回見つけたエドヒガンより花色が濃く、花柄が長細い、
おそらくこれはキンキマメザクラというヤツなのでしょう。初めて見ました。


さらにうろうろと登っていくと、なんの前触れもなく目の前に青い影。
なんとオオルリの出現です。 泡くってなんとか数カット撮影。

  
よくみると、♀(左)もおり、どうやらこの2羽はカップルらしくて、しばらく近くを飛び回って
いました。しかし、ゴジャゴジャした枝の中で、それもちょうど照準計が
壊れているので、視野に入れるのに一苦労。あまり撮影できませんでした。

  
それでもオオルリ♂(左)は繰り返し出現するので、何枚かは撮影成功。
キビタキ(右)も出たのですが、チョロチョロ動くので、オシリが撮影できただけでした.

  
そうこうするうちに晴れてきて、ヤマガラ(左)や、ホオジロ(右)などが力一杯
囀り始めます。ツツドリ、ヤブサメ、センダイムシクイなどは声はすれども姿は見えず。

  
よくよくみると、スミレサイシン(左)がぽつぽつと咲いていて驚きました。
ザゼンソウっぽい葉(右)もありましたが、残念ながら花はナシ。

  
そのうちに陽だまりの中に、アカタテハ(左)が出現。ビロードツリアブ(右)も
飛び交うようになり、ちょっと期待がもてる雰囲気になってきました。

  
テングチョウ(左)も出現。コツバメも飛びましたがこちらは撮影失敗。
谷を見ると、ミヤマカタバミ(右)も花を一杯に開き始めていました。

  
花を一杯ぶら下げたイカリソウ(左)をみたり、キブシの咲き残りで吸密する
ビロードツリアブ(右)を追いかけて撮影したりしてると、視界の端に小さな影。

  
もしや、とおかっけるとこれが憧れのスギタニルリシジミでした。
バシバシ撮影したあと、クローズアップレンズ2枚重ねで度アップでも撮影。
この後さらに3匹ほど見ましたが、すぐに飛び去って撮影できませんでした。

  
朝っぱら見つけたときは、しっかりと頭を垂れていたキクザキイチゲも、日がさしてきたので
ばっちり花を開いていて、嬉しさのあまり何枚も激写。

今回面白かったのは、山で蝶屋さんばかり5人ほど出会ったこと。聞くと割と有名なポイントとか。
双眼鏡下げて、デジスコ持ってる私にも「スギタニ出てますか?」と聞く人が多いのには
逆に驚きました。いや、一見、絶対違うと思わないかなぁ?
そこでいろいろ聞くと、山頂にはギフチョウも出るらしいのですが、それよりはむしろ
近くの集落で探した方が面白い、とのこと。それでは、と山を降り、集落方面に向かいました。


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