この日は、前回よりもマシな三脚でのデジスコ・リベンジ。
どうせなら面白そうなところへ、とういことで岡山の笠岡干拓地まで来てみました。
ここをチョイスしたのは…よく考えたらすごく長い間西方面に攻めていなかったから。
理由は明快で「近畿の探鳥地」という本を愛読していたからなんですよね(笑
それだけではいかん、ということでの西攻め。さて吉なるかどうか。
<1> 岡山県笠岡干拓地 |
というわけで笠岡での朝一番、まずは海辺のカモメ類を狙ってみました。
そこらで潮干狩りしている人たちの周りをカモメが飛び交っているんですよ。
本当は長靴履いてPowerShot+テレコンの方がよさそうだったのですが、練習ということで。
というわけで、まずはなんとか写せたカモメ(右)。
ちょっとでも暗いと、やはりうごいているヤツは撮影になりません。
というわけで頭の黒くなったユリカモメ(左)も、カモメの幼鳥(右)もダメダメ。
そんな感じで、朝からゴミ写真の大山を作ってしまいました。トホホ。
さてさて、干拓地に戻ると、さっそくノスリが出現してくれました。
左がPowerShot+テレコン、右がデジスコ。もちろん、肉眼だとスイカの種です。
う〜ん、どんなに難しいとはいえ、やっぱりこのズーム力は捨てがたい。
というわけでじっくり近づくと、ここまで寄れました(左)。
その後、彼は近くでホバリングしてくれましたが、飛んでるものを撮影するのは超至難の技。
デジスコで飛翔写真を撮ってる方々、いったいどうやってるんですか?
その後も、しばらくウロウロすると何回かノスリが出現してくれて、なかなかドアップの
写真も取れました。しかしほとんどがピントが超甘いんですよね。まいったなぁ。
その後、ウロウロしてみるとミヤマガラス(左)なども撮れましたが、鳥影は思ったよりも少ないようで、
期待していた干拓地系の猛禽類とかはチョウゲンボウ(右)が一瞬だけ。
上空はハヤブサとかチュウヒとかも飛んだんですけど。
なによりこの日はけっこうな強風だったのでオープンランドに鳥が少ない&カメラがブレる(笑
鳥影が少ないので、アオサギ(左)や、ツグミ(右)なども撮影して、ちょっとずつ
練習を繰り返しました。うん、もうこうなったら来シーズンに向けての特訓ですよ。
そして、今回痛感したのは、なにかラッキーがあった時、デジスコは機動性がないので
役に立たないということ。突然、頭上を通ったミサゴ(左)も、目の前から飛び立った
トビ(右)も、PowerShotでなんとか撮影できたんですが、デジスコは設置すら出来ず。
あと、車窓から至近距離の野鳥を見つけたときも、車の中でデジスコは広げられない(笑。
ヒバリ(左)も、モズ(右)も、車窓からPowerShotで撮影したものです。ドアップでしょ?
そうこうするうちに、この日最高のラッキー(?)に遭遇。
水路沿いを歩いていると、いきなり目の前から大型のサギが飛び立ったんです。
アオサギ?と思いながらよくみると、それはなんとサンカノゴイ!!!
泡くって追いかけましたが、証拠写真にもならないのが1枚のみ(写真中央です…)。
この後、降りた辺りを徹底的に探しましたが再会はかないませんでした。
その川辺でうろうろしていると、わりと至近距離にコチドリの小群が出現。
さっそくデジスコで狙ってみました。結果は…距離も光線具合も申し分ないのに、
やっぱりピントが超甘々。むぅ、難しいもんだなぁ。
鳥よけネットにぶさらがるキジバトの死骸(左)なんてショッキングな光景にも会いました。
歩きつかれてふと足元を見ると、ホトケノザ(右)が満開で、ちょっと嬉しくなったりもしました。
夕刻、チュウヒ(左)も飛んでくれましたが、デジスコでは当然のようにどうしようもなく、
PoewrShot+テレコンで撮影。川には前から狙っていたクサシギ(右)も出てくれましたが、
草むらの影に潜んでばかりで、証拠写真にすらなりませんでした。トホホホ。
最後に、サンカノゴイとの再会を狙って、水路沿いを徹底的に歩き回りました。すると、
イチビの群落(左)を発見。近くには本当のハシボソガラスの死骸をぶら下げた、
シュールな鳥避けも見つけましたが、サンカノゴイは影すら見ることが出来ませんでした。
というわけで、デジスコ3日目は、初日に比べれば進歩はあったかな?
とはいえ、やっぱり私にはあまりにも難しいものであることも確実。まだまだ修行あるのみ、
でしょうか。そして、笠岡干潟には、来年、コミミズクのいる頃に再訪したいと思います。
余談ですが、この日、干拓地を車でひたすらウロウロしていたのですが、スタートがあまりに
きっかりな数字なので一日の行動距離がよくわかりました。私、この干拓地で1日に120km
走っておりました(帰路を除く)。はぁ、そりゃ走行距離が伸びるわけだわ。