六甲山麓鳥観旅〜天気予報に裏切られて〜06.2/11

この日は事前に天気予報をにらみ、わりと天気がよさそうなので、それでは
林の小鳥に会いにいこうということで、六甲山の森林植物園に狙いを設定。
天気予報では暖かくなりそうなことを言っていたので、防寒対策もわりとてきと〜に、威勢良く
突っ込んでみたのが、あんな悲劇につながるとは予想もしなかった、そんな幕開けでした。

<1> 六甲山森林植物園

  
朝起きて、なんかメチャクチャ曇っているのにビックリしつつ森林植物園に到着。
園内をひたすらウロウロすると、さっそくマヒワの群れ(左)やら、ホオジロ(右)やらに
会えましたが、どうにもこうにも暗すぎて撮影にならない。

  
鳥が見つからないので、シナマンサク(左)が咲いていたり、ミツバウラボシ(右)を
見つけたり、おもわず植物探索の方に時間を割いてしまいました。

  
途中で見つけたクサギカメムシ(左)と、ウスタビガの繭(右)。クローズアップレンズ使用。
クローズアップレンズでズームするとたしかに大きく撮れますが、ピント合う位置が
限られるので、以前のように気軽には撮れないということを痛感しました。むむむ。

  
ここには"カモシカ舎"なるものがあり、ニホンカモシカ(左)が飼われていたので
しばし撮影。ウロウロすると、憧れの樹、ヤマグルマの実(右)も見つけました。
各種樹木が揃っているので、勉強にはもってこいみたいです。夏に再訪しよっと。

  
鳥のほうはというと、しばらく歩いて、シジュウカラ(左)が撮影できたくらい。
暗すぎて動いてる鳥は撮影できないし、木の上のほうにいると超逆光で黒い点(笑
仕方ないのでソシンロウバイ(右)とか撮影して憂さを晴らしてました。

  
タラヨウの真っ赤な実(左)も見れてなかなか素敵でした。そして、葉っぱをよくみると、
ほほえましい落書き(右)を発見。この樹は葉に傷をつけると字が書けるんですよ。

  
そうこうするうちに、本日最高のラッキータイム。
本当に目の前に、アトリ(左)が一羽、じっと止まってくれたのです。しかし、暗すぎて
逆光になりすぎて、本当に撮影にならない。シャッタースピードと絞りを調整して撮影し、
なおかつphotoshopで調整してもこの程度です。トホホ…
近くにはミヤマホオジロ(右)も出たのですが、暗すぎてブレブレ(;”;

  
そのあと、アトリの群れ(左)や、カケス(右)などにも会えましたが、まったく天候は回復せず、
メチャクチャ寒いままで、うっかりしてると体が冷え切って吐き気がしてくる始末。
やがて本気で気分が悪くなったので、スタコラと逃げ出しました。天気予報のバカ〜。

<2>伊丹市・昆陽公園

  
車の中で暖を取り、ついでにちょっと所用をすませてから、ついでに伊丹の
昆陽公園まで足を伸ばしました。池にはカモのものすごい大群(左)で、ちょうど餌蒔きの
時間にぶつかったので見るもおぞましい光景がしばし繰り広げられてました。
遠くにはカワウの大群(右)。繁殖もしている雰囲気ですね。

  
というわけで、テレコンをしまいこんでもドアップで撮れる距離で撮影。
かわいいキンクロハジロ(左)や、妙にラブラブなコブハクチョウ(右)

  
ハシビロガモ(左)もたくさんいましたし、マガモとカルガモの雑種、マルガモらしき個体(右)も
何羽か見つけました。その他、オナガガモ、カルガモ、マガモなどはメチャ多数。

  
ウロウロすると、ものすごく遠くですが、ミコアイサ(左)も発見。そして、驚いたのは
こちらのコクガン(右)。あとで調べると、飼い鳥が遺棄されたものらしいのですが、
カモ達に混じって餌を漁っている姿は、なかなかビックリでした。

  
面白かったのは、潜って餌をとっているオナガガモの姿(左)。なかなか愛嬌がありますね。
この公園の名物、ヌートリア(右)もやくさんいて、この日は赤い前歯の見える写真が撮れました。

というわけで、成果があったのやらどうやら、目的とはまったくウラハラな一日でした。
この時期、天候に恵まれないと、まったくどうしようもないものだということを痛感。
この後、わりと深刻にカゼをひいてぶっ倒れました。皆様、どうぞご自愛を☆


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