この日は、本当に何気ない思いつきで、フラフラと淡路南部に来訪。
目的は海浜植物と、あわよくばクチキコオロギとか狙ってみたいなという単純な理由。
そして、なにより、寒くなってきたから"南の島"へ行ってみたくなったので…
そういえば、今年の2月にも同じ理由で淡路に来訪していました。
その時は遭難未遂でえらい思いをしたものですが…。内輪向けですが報告はこちら。
<1> 南あわじ市・吹上浜周辺 |
というわけで、まずは自然植生の豊かなことで名高い吹上浜へ。
ドキドキしながら来訪すると、2月になにも知らずにフラフラ歩き回った場所だったのでビックリ。
海岸近くではハマダイコン(右)が早くも咲いていました。
ゴミも多くて本当にここなのかな、と思いながら歩き始めましたが、ウロウロすると
ダンチク(左)やネコノシタ(右)など、暖地の海岸ならではの植物に会えました。
トベラ(左)も満開の実をつけていて見事でしたし、ハマナデシコ(右)も
まだまだ見事に咲き残っている個体がありました。
そして、びっくりしたのはこちらの意外な出会い。
ハマスズ(左)と、今年3回目のヤマトマダラバッタ(右)です。
これはイイカンジの自然の残っている場所だな、と実感しました。
さて、今回期待していたのはこちらの黄色い花が鮮やかなアゼトウナ。
すんなり見つけれたので感激したのですが、歩きまわるとそこらの岩場から、ところによっては
コンクリートの隙間にまでいくらでもあることがわかりました。
淡路南部では決して稀な植物とはいえないようですね。
同じく黄色い花の目立つツワブキ(左)もいくらでも咲いていました。
岩場に上って沖合いをみると、すぐ近くに鳴門大橋。写真左手はもう四国なんです。
釣り人の整備したらしきロープを伝って岩場に下りると、
アラレタマキビタマキビだそうです(左)やカメノテ(右)などのかわいい生きものに出会いました。
岩場の小さな砂場には、ビックリするぐらいたくさんのイカの甲(左)が打ち上げられていました。
浜辺のゴミをひっくりかえすと、立派なハマベハサミムシ(右)がたくさん出現してビックリ。
近くに藻場があるのでしょうか、アマモ(左)も打ち上げられていました。
再び岩場に戻ると、ナワシログミ(右)の満開の花に会いました。
近くにはちょっと美味そうな雰囲気もあるシャリンバイの実(左)も発見。
ハマヒサカキ(右)は黒い実と白くて可愛い花を一緒につけていました。
浜辺に戻ると、小さなイソコモリグモ?(左)を発見。
浜辺には小さなシジミチョウが飛び交っており、ヤクシマルリが混じっていないかと
しばらくしつこく探しまくりましたが、見つけたのは全てウラナミシジミ(右)でした。
まだしばらく続く探索の、更なる成果は続編でお届けいたします。