<2> ハチ高原周辺 後編 |
ウスイロヒョウモンモドキの生息地で、幼虫の越冬巣の調査も行いました。
草刈の入った後なので見つけるのは大変難しいらしいのですが、皆様一心に探索開始。
可愛いリンドウの花(右)などはみつかれど、なかなか幼虫は見つかりません。
草むらの中にはホウキタケ系のキノコ(左)も見つけました。
探すほどに不思議な物体(右)を発見。中をのぞくと太丸い虫が転がっているので、
寄生蝿の幼虫かな?と思いながら撮影して、無造作にビッと巣を御開帳して
「こんなのありました」とメンバーにお見せすると、なんとこれがこの日
唯一みつかったウスイロヒョウモンモドキの越冬巣でした。
そんな貴重品とは知らずにぞんざいにあつかってしまってスイマセン。
その後、さらにしつこく探すと、こんな不思議なサナギ(左)もみつけましたが正体不明。
近くにはホクチアザミ(右)がまだ色鮮やかに咲いていました。
結局越冬巣は1つだけしかみつからずに調査終了。
帰路にはこんな立派なシナノキ(左)もあって驚きました。全国でも屈指の巨木とか。
幹には柔らかな感じのシダの仲間(右)も着生してました。名前調査中…
近くには、コスミレ?(左)もなぜか狂い咲きしていましたし、かわいいシオガマギク(右)
も一株だけですが、見ることが出来て感激しました。
マユミの赤い実(左)や、サワフタギの青い実(右)もビックリするぐらい色鮮やかに
鈴なりについていて、さらに感激しながらバシバシと撮影。
白玉のような姿のかわいいウメバチソウのつぼみ(左)もいくつか見つけました。
近くには色鮮やかなアザミ類の群落(右)もいくつもありましたが、帰ってから図鑑と
比べっこしてもよくわかりません。オオバアザミとかか?
色鮮やかなオオユウガギク(左)も発見。そして、ススキの根元には
この時期ならではの素敵な伊達モノ、ナンバンギセル(右)もみつけることが出来ました。
ヒョウノセンフキバッタ?(左)もいました。相変わらずフキバッタ類は識別が出来ない。
そして、麓近くの草むらでは満開のフシグロ(右)にも出会うことが出来ました。
そんなこんなで麓まで戻り、その後はしばし、今後の活動について
企画案から広報など広くにわたって濃密な打ち合わせを行いました。
打ち合わせ終了後、日の沈んだ草むらでアケボノソウ(右)を見つけて本日の〆としました。
この日は個人的にチョットした記念日だったので、翌日の目的地まで移動してから、
車の中で祝杯として缶ビールを2本飲み干し、昼間の疲れからか、なんなのか
それだけでビックリするぐらい泥酔してぶっ倒れ、ウンウンうなりながら寝床につきました。
成果一杯の一日にふさわしくないなんともメデタクない締めくくりで。