今回は、加西市周辺の溜池巡りと決定。
当日は有名な神戸の花火大会でして、前日のうちに愚妹に晴れ着を届けたり、
夕刻はバカ兄弟打ち揃って花火観戦のため早く戻らなくてはいけなかったりと
わりと時間の制約があったので短期決戦を狙いましたが、まぁなんせ暑かった(笑
加西市北部の溜池 |
てなわけで、以前から狙ってた溜池(左)に突撃。スルドい成果があったので場所はマル秘。
ついてみると池のふちにはメリケンムグラ(右)が第満開でした。
歩くほどに、キイトトンボ(左)やタイワンウチワヤンマ(右)をはじめ、
オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ等々いろんなトンボが見られました。
コイヌノハナヒゲ(左)や、テンツキ系?のかわいい花(右)など、
湿地ならではの地味ながら味わい深い植物も多数あります。
うろつくと、シンジュガヤの仲間(左)もありました。多分、ケシンジュガヤ、かな?
クサネム(右)の小さくてカワイイ花も咲いていました。
水田にはチョウトンボ(左)がひらひら舞っていましたが、天気がよいからかなかなか近くで
撮影させてもらえず残念。産卵管のなが〜〜〜い、オナガササキリの幼虫(右)にも会えました。
小さなくぼ地に足を踏み込むと、近くから大きなヤンマが地面に降りるのが見えました。
お、ヤブヤンマかな、と思ってカメラを向けて仰天。
憧れのネアカヨシヤンマではないですか!!!
感激して1枚、とフラッシュをたいたら、彼女はツイと飛び去ってしまいました。
あぁぁ……もちっと愛想よくてもエエんデないの?
失意のままさらに近隣をうろつくと、どこからどうみても葉っぱにしか見えない
忍者もビックリのアカエグリバ(左)を発見。近くのクワにはクワカミキリ(右)もいました。
フユイチゴのかわいい花(左)もさいていました。
右の写真は超小玉スイカ? いえいえ、これは実はワルナスビの若い実なんですよ。
うろつくとビックリ貴重な湿生植物も発見しました。
ゴマクサ(左)と、アイナエ(右)です。暑さにへばらずにもっと粘ればいろいろ見つかりそう。
#予想外の珍品、ヒメナエでした。こんな場所にあったんですね…
と、最後にこの場所最後の特大ビックリをゲット。
ミヤコグサがいくらか生えている場所があったので、冗談で
「ということはこのヤマトシジミっぽいのはシルビアちゃんだとうれしいですねぇ」
とか独り言を言いながらよく見ると、本当にシルビアシジミだったのでビックリ。
ヒラヒラ飛んでなかなか止まらないので撮影には難儀しましたが、
♂ばかりですが数カット撮影できました。
シルビアシジミを撮影した辺りで暑さでヘバったので一休みして別の池へ。
うろつくと、ノアズキ(左)やカワラナデシコ(右)などの花に出会えました。
かなりの面積を覆い、縛り上げて元気一杯のアメリカネナシカズラ(左)も発見。
池のフチではゴマノハグサ系?のかわいい花(右)を見つけましたが、さて正体やいかに。
個人的には初撮影のムラサキツヤハナムグリ(左)も見つけましたし、
新鮮なツマグロヒョウモン(右)も縄張りを張っていました。
池には一面にカガブタ(左)があり、清楚な白い花を咲かせています。
そんな中にも外国産異型物体、オオマリコケムシ(右)の姿もありました。
白い花がかわいいノギラン(左)や、コガンピ(右)などにも出会えた辺りで
タイムアップ。渋滞をドキドキ心配しながら、一路神戸方面へ引き上げました。
てなわけで、兄弟孝行?しながらのんびりと花火で〆。
いや〜、挑戦的な太陽光線にぶっ倒れるかと思いましたが、成果の多い一日でした。
これがホントの「盛夏たっぷりの1日」、って、えと、おあとがよろしいようで。