Bコウノトリの郷公園 |
お次にやってきたのはコウノトリの郷公園。
コウノトリの養育に加え、いい感じの里山環境が保全されている場所でも
あるので、湿生植物やら昆虫やらに大期待して、半年ぶりの再訪となります。
というわけでこちらがコウノトリの郷にある「コウノトリ文化館」辺りの風景。
飼育されているコウノトリ(左)も見ることが出来ます。
今年の秋には飼育してきたコウノトリの野生復帰も始まるそうで、楽しみ楽しみ。
早速ワクワクしながら湿地ゾーンにいくと、オオアカウキクサ(左)が一面に浮き、
中にはヒメビシ(右)の姿まであって大興奮。
探すほどに、やはり出会うことが出来ました。湿地の小さなトンボの代表格。
予想外に色鮮やかなモートンイトトンボ(左)と、世界最小のトンボ、ハッチョウトンボ(右)
仲むつまじいオオイトトンボ(左)のカップルにもで会えましたし、ヤマサナエ(右)もいました。
他にも、シオヤトンボ、オオシオカラトンボ、コフキトンボ、オオヤマトンボetc etc
なんかそこらにやたらと親子連れが多くて、みんな水生昆虫を捕ってるなぁと思っていたら、
これがNPO法人「コウノトリ市民研究所」の自然観察イベントなのでした。
覗かせてもらおうと行くと、柳生博氏(右の写真中央)がいらっしゃいました。ちょっとビックリ。
捕まってる生き物にはガムシ(左)のほか、マルガタゲンゴロウ、クロゲンゴロウなど
よだれのたれそうなもの多数。さすがはコウノトリの郷を名乗るだけありますねぇ。
と、夢中になってみていると、記録係の人がヤゴの前で「ヤゴ」と書いて次の入れ物に移動するので、
「あ、あの、名前くらい同定しましょうか」と、思えばメチャ差し出かましい発言をしちゃいました。
シオカラトンボ、オオヤマトンボ、コフキトンボ、ヤマサナエ等、久々に同定と解説をして懐かしい気分。
最後に子供が持ってきたウチワヤンマの羽化殻(右)にはかなりビックリしました。
たずねると、毎月第2日曜に「田んぼの学校」として観察会をしているとのこと。
また遊びに行っちゃおうかなぁ〜♪
C三開山〜帰路のイロイロ |
観察会の後、本当は前後しますが、西谷池を経由してから、
何箇所かグルグルとまわりながら帰路に着きました。
まず最初に来訪したのが、地図で三開山とあるあたりの溜池。
池縁の木にはモリアオガエルの卵がぶらさがっていて、ふと気付くと
モリアオガエルの親(左)ものんびり寝てました。
でもすぐ近くの枝にはそんなヤツラを虎視眈々と狙ってるっぽいシマヘビ(右)の姿…
近くをウロウロすると、エビガラスズメ(左)や、ムカシヤンマ(右)などにも会えました。
ウラゴマダラシジミやサラサヤンマもいたけど写真はNG。
その後しばらく円山川でキイロヤマトンボを探索しましたが完璧な空振り。
最後に来訪した地点では、ヨウシュチョウセンアサガオ(左)が咲いていて、
近くの砂地には割とレアもののアイヌハンミョウ(右)がたくさんいました。
でもメチャクチャ警戒心が強くて、これが唯一近づけた写真。
#後で調べるとコニワハンミョウでした。サイズが全然違うじゃん。思い込みって怖い…
という辺りで日没。時間切れ。最後までわりと雲の多い1日でした。
収穫は多数ながら、アオヤンマやキイロヤマトンボなど本来の目的にはフられっぱなし。
次回はナゴヤサナエの時期に再訪ですね。
帰路、引原ダムで一休みすると、電灯にいろんな虫が来てました。
さすがにクワガタには早かったけど、オオミズアオ(左)や、大型のスズメガ(右)に会えて大興奮。
#調べてみると、右はエゾスズメでした。
これは夏になったら何度か「虫拾い」に来なくちゃいけませんね。