姫路北部地域 〜近場ガサガサ団〜05.06/11

姫路市北部近辺の岩地と溜池群

ついに私の大嫌いな梅雨の季節に突入し、せっかくの週末だというのに朝から雨模様。
ようやく雨足がゆるまったのはすでにもう午後…ということで久しぶりに遠出ではなく
比較的近場の探索としゃれ込むことにして、姫路北部周辺へ。

  
まずは姫路市をすこしはずれたあたりの岩場に突撃。
すると、すぐに羽化したばかりらしい綺麗なヒオドシチョウ(左)に会えました。
近くの林にはミズイロオナガシジミ(右)も発見。個人的には今年の初ゼフです。

  
うろつくとグンバイトンボ(左)がたくさん飛び交っていました。どうやらこのトンボ、
羽化後しばらくは水辺の林に集まるようで、網を振り回すと一網10匹くらい捕れそうです。
これでも関東に行くと超貴重品なんですけど(笑
その後しばらく岩場を歩くと、こんな光景を何箇所もで見ました(右)。
岩の上にたまった土に生えた木は、生長すると自滅しちゃうんですよね。

  
この岩場はシダ類が結構豊富です。
一面に生えているヒトツバ(左)のほか、シノブ(右)にも会えたりします。

  
そしてここに来た大目的は、こちらのマツバラン(左)。数株だけあるんです。
でも、今回もやっぱり胞子葉がついてない。何月頃見れるんだろう……
ちかくにはヒノキシダ?(右)も1つだけ見れました。

ここで、今回の強烈な教訓。『雨の日に長靴で岩登りしてはいけない』(笑
マツバランを探していたら、見事に岩場から落ちてエラい目にあいました。

  
この岩場にはこんな植物もあります。
かわいいウメモドキ(左)と、割と満開のマルバマンネングサタカネマンネングサでした(右)

  
そしてここでは、かわいいクロツバメシジミにも会えちゃいます。
蝶屋さんには憧れのコイツが、かなり交通量の多い交差点の脇にいるなんて
多分気付いている人なんてほとんどいないんでしょうね。
というわけで開翅写真(左)と岩場で休む♂(右)をご紹介。

  
その後、姫路北部にある「伊勢自然の里」へ。タガメもいるステキな環境の小さな公園です。
ちょっと期待していきましたが、さすがに卵塊は見つからず。
そのかわり満開のノグルミ(左)や、ミクリ(右)などを満喫してきました。

  
わかる人にはわかる超貴重品。ミズネコノオ(左)や、オニバス(右)の葉なども見れます。
#秋に確認したらミズトラノオの方でした。なかなか見ごたえのある群落ですよ♪
オニバスは見てると園内で飼ってるヤギがやってきて、齧り始めたので慌てて止めました(笑

  
一雨きたので退避したあとで近くのため池をいくつか巡りました。
すると、あでやかなネジキ(左)や、コウガイゼキショウの仲間(右)などに会うえました。

  
カワラマツバ(左)も満開になっていました。
トンボではモノサシトンボ(右)のほか、トラフトンボ、チョウトンボなどにも
会えましたが、写真は撮れませんでした。

  
そうこうするうちに日が沈み始めたので、最後にフラフラと近くの川辺を歩いてみました。
するとフラフラととぶオジロサナエ(左)を発見。羽化したての雰囲気ですかね?
アオサナエも飛び交っていましたが暗すぎて撮影はNG。
近くではこんなヒゲのなが〜いカミキリムシ(右)にも会えました。名前調査中。
#セミスジコブヒゲカミキリだそうです。Mikiさんありがとうございます!

というわけで、雨の隙間ながら割と面白い出会いがありました。
なによりも近場でのガサガサ団は実はかなり久しぶり。
う〜ん、地元を侮ってはいかんのよなぁ、とか思いつつも、そのまま
翌日の目的地、豊岡盆地に一路走ってしまうのでした。


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