船越山〜西播の春を探す旅B〜05.05/14

南光町船越山<2>沢登り編

というわけで、ナンゴクウラシマソウも見れて大満足の前半編。
しかしその後いつもの登山道ではあまり収穫がなかったので早々に次のポイントへ。

  
沢沿いではかわいいゾウムシの仲間リンゴコフキゾウムシらしいです(左)にも出会えました。
この大きさだと専門家に聞かないと名前はわかりそうにないですね。そして、いつものように
可愛いニホンザル(右)に挨拶しつつ、モンキーパークを通過して再び寺へ。
しかしここを通過しないと登山道に行けないのはちょっと不満。別ルートはないのかなぁ…。

  
ちょっと脇にそれて久しぶりに奥の院の方面へ。
するとコハウチワカエデらしい株(左)が満開だったり、小さいけどもう一株
ナンゴクウラシマソウ(右)に出会えたりしました。

  
境内に戻ると、午前中は開いていなかったニシノヤマクワガタ(左)も小さな花を
咲かせていましたし、トチバニンジン?(右)も可愛い花芽を伸ばしていました。

  
ヒメノキシノブ(左)とか着いている岩のあたりから、前回訪れた岩だらけの沢に。
と、さっそく見つかりました。前回つぼみを見つけていたカヤラン(右)です。
本当に綺麗に満開でしたが、暗い場所だったので撮影には難儀しました。

  
さっそく沢沿いをズンズン進みます。
今回はどうかな、と思ってもぐりこんだ岩の隙間には、多分前回と同じキクガシラコウモリ(左)が
寝ていたので、今回はちょっとつついてから顔のどアップを撮影。
沢沿いにはヒメレンゲ(右)が今を盛りとばかりに咲き誇っていました。


さらにおくに進んでいくと… ありましたっ!!!
天下の珍品オチフジです。前回見つけた株が、かろうじて一花だけ咲いていました。

  
沢沿いにはツリバナ(左)の可愛い花も咲いていました。
そして、そこここでにぎやかに鳴き交わしていたのはタゴガエル(右)。
八王子では3月頃が産卵期だったのに、ここだと今ごろがピークの様子でした。

  
最後に、昆虫館付近で、石の下の虫探しをしました。
目的は、こちらも天下の珍品ガロアムシ。
勇猛な雰囲気のヤスデの仲間(左)や、卵を抱えているトビズムカデ(右)
などに出会えましたが、ガロアムシには見事にフられました。

  
夕刻まで粘ってから、船越山を後にして帰路に。
行きがけにジャケツイバラをみつけた場所に再びよると、近くに小さな墓地を発見。
立ち寄ってみるとフナバラソウ(左)やヒメハギ(右)など、草地の可愛い花に出会えました。

というわけで、船越山は何度来ても、楽しみが満載。
目的のキバナサバノオにはフられてしまいましたが、まぁ来年の楽しみってことですね。


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