なちゅれ乗鞍旅行・写真

7月6日
小屋への到着

小屋に着いたのは朝4時半。ちょいとみんなヘロヘロ、フラフラ。


早速薄暗い中、裏の沢に突撃。熱心に竿を振る野田さん。刈田兄弟岩上で沈没。


沢沿いの林道で見つけたクモキリソウ。緑色のシックなランの仲間。


同じく沢沿いにあったサワギク。清楚な感じで薄暗い沢に映えていた。


クルマムグラ。取り囲んだ葉っぱが印象的な花。


ミヤマイラクサ。触ると痛いイラクサと同じ仲間。


沢の流れの上で風に揺れていた白い花。多分サルナシかな?

近所の神社へ

沢から戻ってみんなが寝てる隙に刈田兄と大和さんの2名は近くの神社へ。神社脇で釣りはじめる姉御。


神社で見かけたキテレツな虫。テングスケバの仲間。神社に天狗とはこれいかに。


神社の薄暗い林床にたくさんあったシロバナヤマオダマキ。清楚な少女のようないでたち。


道すがら咲いていたクルマバナ。名前に似合わないピンクのステキな花。

すぐ近くの小さな池で

一人で訪ねたすぐ近くの小さな池。一面に埋め尽くすジュンサイは花をつけていた。


小さな宝石のようなスゲハムシ。池の周りにたくさんいた。


突然の晴れ間だったからか、たくさんのトンボが羽化していた。これはアオイトトンボ。


こちらは羽化直後のオオルリボシヤンマ。なんとも感動的な光景。


すぐ近くを飛んでいたオオミスジ。がっしりした感じのする地味なチョウ。

少し離れた高原(名前失念)へ

刈田兄弟+大和師匠で近くの高原へ。のっけからコヒョウモンモドキ。可憐な絶滅危惧種。


なんとも印象的な色合いのオオアオゾウムシ。なんともきれいでしょう?


シロバナニガナ。普通の山で見れるのは右にある黄色いニガナ。


ヤマオダマキ。野生の花とは思えないデザインと美しさ。


赤い花が映えるベニバナイチヤクソウ。何箇所も群生があった。


白い綿毛のような花が印象的なカラマツソウ。


小さな池を見つけて寄ると、そこはトンボの天国だった。まずは高原に多いルリイトトンボ。


池ではマガモが繁殖していて、子連れの姿に会えた。慌ててしまってかなりピンぼけ。


羽化直後の個体がたくさんいたヨツボシトンボ。神奈川では4〜6月のトンボ。


青が鮮やかなホソミオツネントンボ。成虫で越冬する数少ないトンボ。


道端にあったクガイソウ。まだ花はつきはじめだが、やがて紫色のブラシのようになる。


茂みの中を飛んでいたウラジャノメ。暗がりの好きな地味なチョウ。


一瞬だけ出会えたオオイチモンジ。今回であった唯一の高山チョウ。


地味なヤマキマダラヒカゲ。今回の旅ではいたるところでたくさん見れた。


刈田兄弟が散歩している間に、師匠みごとに獲物をゲット。さすがの腕前。


ウソみたいに晴れた青空には乗鞍岳の勇姿。この時期こんなに見れるのは珍しいとか。


清楚な雰囲気のあるヒメシジミ。こちらも高原のチョウ。


小屋に戻ると早速師匠は獲物を解体。今夜みなの異の腑に収まるお宝。

3本の滝(名前失念)へ

ようやく目覚めた方々と皆で滝見物に。途中で見つけたウンモンテントウ。なかなか珍しいやつ。


林床にあったギンリョウソウ。ちょいと幽霊みたいな趣がある腐生植物。


ぽつぽつとゴゼンタチバナもあった。東京周辺ではなかなか見れない花。


ようやく滝からの流れが見えてきた。かなりの勢いと落差。


流れの脇の湿ったところにたくさん生えていたオオバミゾホオズキ。


滝に到着。思い思いのポーズやしぐさで滝に見入るなちゅれ人。


しぶきのあたる岩肌にあったコイワカガミ。時期はずれのようで1花だけ残っていた。


同じく岩肌で見つけたキバナノコマノツメ。日本で唯一名前にスミレとつかないスミレ。


滝壷に向かって竿を振り出す大和師匠。たくみな竿さばきだがノーヒット。


奥にある無名の滝を眺める松井さん。


近くに咲いていたマイヅルソウ。名前の通りに可憐な花。


遅いお昼は近くの石釜パン工場で購入。きわめて美味。

宴までの散策

小屋に帰るとなんとここにもいたコヒョウモンモドキ。個体数は回復しているみたい。


今回見かけた数少ないカミキリの一つ、キイロトラカミキリ。すいません、逃げられました。


求愛中のフタスジチョウ。プロポーズは哀れにも失敗した。


池のほとりに咲いていたミヤマヨメナ。少しだけ秋の気配。


オオルリボシヤンマの抜け殻。持ち主はどこに行ったのか。


杉林の林床でみつけたキノコ。炎が萌えあがるような不思議な形。


沢で見つけたツノハシバミの実。熟すとおいしいらしいとの噂。


その後大和さんの釣りに同行。師匠は釣りをし、私は放し飼い方式。さっそく竿を出す師匠。


ぐるっとひとまわりして戻ると、すでに3匹の獲物が。いやぁ、さすがですな。

そして宴へ

師匠のゲットした獲物をさばく。イワナが5匹、ニジマスが1匹。


さばいたイワナを木の棒に通して焼く準備。ワクワクする時間が流れる。


暗くなり始めた頃、焚火に点火。勢いよく燃え始めた瞬間。


師匠お手製のニジマスとイワナのバター焼き。信じられないくらい濃厚に美味。


「えっとなんだかめでたいので世界中のいろんなモノに乾杯!!」


師匠お手製の、特性タイカレー。今回の旅に来なかったあなた、損したよ。


宴はふくらみ、どこへともなく暴走をはじめる。画面左端の奇物に注目。


野田氏特性のジャガイモのホイル焼き。これまた美味、美味。


ようやくイワナも程よく焼きあがる。箸を休める暇がないというやつ。


美味い食事に、美味い酒。ほどよく回れば、いつも通りの光景。私は酔ってパタンキュ〜。

7月7日
二日目の夜明け

宴の残りの師匠特性タピオカ。突然の雨に小屋に閉じ込められた皆の朝のデザートへ。


宴の残りのイワナの骨酒。一番置いてより濃厚な味。呑んでしまった私はイイカンジに。


なかなか雨が降り止まず、バスタオルでむりやり捏造した特大てるてるぼうず。


しとしと雨の中、昨日の沢へ行き、師匠から釣りの手ほどきを教わる。


刈田弟、見事にイワナをゲット。隠れた才能があるのかもしれない。


続いて松尾君、そして私と順に教わるもヒットなし。残念無念。


小屋の後片付け中に出現したキバネセセリ。乗鞍からの最後のプレゼント。


小屋を後にし、坂巻温泉へ。ひと風呂浴びてよい気分。あとは帰路の渋滞へ。