来てはいたけど~西風イイ感じに吹かず~ 25.10/13
この日は、毎年恒例の挑戦に挑んでまいりました。
島根での毎年恒例、マンシュウアカネ探しでございます。
我ながら懲りんなぁと思いますが、当たるまではやめられないですよね(笑
時期的には悪くはないし、なおかつ少し前から西風の強い日もあったりしたので
これはそこそこ期待しちゃってもいいんじゃないか、と思ってましたが、
訪れてみると、西風も吹いてはいるもののちょっとハンパで
飛来アカネもいなくはないけどフィーバーにはほど遠く、
空模様の方もちょっところころ変わったりして中途半端な感じ…
それでも頑張って走ってみると、すごくビックリするような嬉しいサプライズも
いくつか到来はしたんですが、といった展開の挑戦になってしまったのでしたf(^^;
| <1>島根県各所 |
というわけで、いそいそといつもの池(左)にやってきたんですが、
水位がだいぶ下がったようで、葦がメチャクチャ広がっていてびっくり。
このままだと数年たったら開水面がなくなってしまいそうだなぁ…
それでもタヌキモ類(右)とかはまだまだご健在でしたけど。
期待しながら歩き回りますが、オオアオイトトンボ(左)やら
リスアカネ(右)が少しいるだけで、トンボ影がほとんどないなです。ありゃ。
湿地にはめちゃくちゃ大満開のミゾソバ(左)がものすごくお見事でしたし、
シロバナサクラタデ(右)も艶やかなんですが、トンボはなんせ全然おらん…
かなりしつこく歩き回ると、アキアカネ(左)とナツアカネ(右)は見つかりましたが、
それもパラパラって感じ。飛来種が来てる感じじゃなさそうやなぁ…
悔しいので少し場所を変えてうろうろしてみると、
のんびりひなたぼっこしているウラナミシジミ(左)やら、求愛中のヤマトシジミ(右)
やらは見つかるんですが、アカネはやっぱり少なめ。
大柄なアザミ類(左)もありました。イズモアザミでいいのかしら。
などと思っていると、ふと見上げた場所(右)に強烈な違和感。なんじゃこりゃ。
あ、これは!!なんと)シンジュキノカワガの幼虫じゃないですか!!
今年もあちこちで発生しているとは聞いていましたが、こんな場所で見れるとは!
仙人のごとき白髪の終齢幼虫(左)から、可愛らしい感じの若齢幼虫(右)まで
けっこうな数がいました。しかし日本海側でこれだと本当に広がってるんですねぇ…
それ以上の成果がなかったので、いつもの場所に転戦して
水田に佇むダイサギ(左)を見ながら歩いていくと、あっけなくオナガアカネ(右)が
ご登場。やっぱ今年もきちんと飛来はしていただいているのね。
ヒメミズワラビ(左)の大株がパラパラとあるエリアを歩いていくと、
そこでもオナガアカネ(右)に遭遇。これは結構いい感じかなと思いましたが
それっきり次が続きません。まだまだ数は少ない感じなのかなぁ…
アオモンイトトンボ(左)はパラパラと見つかりました。
さらに探索範囲を広げていくと、一面にヒメミズワラビ(右)がある場所を発見。
そこではヒメシロアサザ(左)もぽつぽつとあったもんで、
花のアップ(右)もじっくりと撮影。やっぱ逢えると嬉しくなりますなぁ♪
さらに歩いていくと、ものすごい数のヒメシロアサザがあったもんで大興奮。
この手のレアもんは条件が合うとめちゃくちゃ大量にあったりしますよね♪
ごちゃっと大集結しているミゾハコベ(左)もあったりしました。
あたりにはヤナギハナガサ(右)なんかも咲き誇っていたりします。
浅い湿地で散乱しているコノシメトンボ(左)を見たりしていると、
水面に可愛らしいハエ類(右)が大量にいることを発見。
カマバエとかかと思ってたけど、これはミギワバエの仲間とかになるのかな?
ご立派なサイズのスクミリンゴガイ(左)もあったりしました。
さらに進むと、なんか絨毯状の怪しい物体(右)を発見。こりゃなんじゃ。
とおもったら、これはめちゃくちゃ花盛りのキカシグサだったので大興奮♪
ここまできれいに咲いているのを撮るのはたぶん初めてなんだけど嬉しいねぇ~
さらにうろうろすると、少し離れた場所の水たまりに怪しい影がやたらと多数。
近づくとすごい勢いで隠れるのでなかなか正体をつきとめられなかったんですが
しばらくねばってなんとかGET。ウスバキトンボのやごですね。
コノシメトンボ(左)を実ながら歩いていくと、少し離れた場所でも
ウスバキトンボやご(右)を発見。ちょうど増えてる時期なんですかね。
ここでむちゃくちゃ悔しかったのはこちら。怪しい感じ、とおもって大慌てで1枚撮ったら
そのままむちゃくちゃ高く飛んでどっかに消えてしまったんですが、
拡大してよくよく見たら、やっぱりスナアカネ♂なんですね。
この場所は以前も見たことがあるので条件が合った環境みたいですが
せっかくだからじっくりと撮りたかったよぉ(T"T)
悔しいので探し回っていると、上空をミサゴ(左)が横切ったり、
エライこと近距離にノビタキ(右)が登場してくれたりしたんですが、
もう1箇所転戦したところでは全く成果なく、すごく中途半端なオチとなったのでした(^^;
オマケは連れ帰ってきたシンジュキノカワガの前蛹(左)と蛹(右)をば。
忘れた頃に羽化もしてくれたんですが、もう寒くなってたからか、撮影する前に
☆になってしまったもんで成虫写真はないんですスイマセン(^^;
というわけで、大空振りというほどではないですが中途半端な成果でした。
オナガアカネはいくつか見れましたから、飛来アカネは来てはいたわけではありますが
大量飛来にはほど遠い状態でしたから、マンシュウ空振りはしょうがないとこ。
てかこのエリアではまとまった記録があるとはいえ、過去2回だけですから
あたることを期待して訪問するのがムチャって話ですが(笑
それでも湿生植物系の出会いは思った以上にいい感じでしたし、
完全予想外のシンジュキノカワガの幼虫なんてサプライズもありましたし、
ワンチャンだけでしたがスナアカネも見れましたし(これはどっちかというと悔しいけど)
なんやかんや楽しめちゃったから突撃した甲斐はちゃんとあった感じですかね♪
まぁ、それはそうとして、やっぱりアカネ類最後の未見種である
マンシュウはなんとしても見てみたい種類ですから
これからも懲りずにずっとこの時期ここに通い続けることでしょう。
来シーズンこそはミラクルが到来しますように、神様よろしくで(>"<)!!