季節感大失敗~長崎無為旅~ 24.9/29
この日は実に分かりやすい大失敗でした。
ふと、久々に某蝶が見たいな、と思ったという理由での突撃でしたが
前夜がかなり遅くまで遊んでしまったこともあってスタートが遅れてしまい
現地への到着がそこそこ遅めの時間に…
しかも、よくよく考えたらわかった話ではありますが
今回訪れたエリアでついでに見たいなと思っていた花たちには
あからさまに季節的にかなり早くて、期待していたあたりは何も見つからず
逆にメインターゲットだった某蝶にはちょいと遅すぎて
なんとも絶妙なタイミングでの訪問だったと発覚するという悲しさ(T_T)
それでもしつこくウロウロすると、かなりのビックサプライズも
いくつか到来してくれて、少しは楽しめた展開となったのでした(^^)♪
<1>平戸島周辺各所 |
というわけで、遅めの到着になって焦りつつ歩きはじめると、
すぐにシバハギが次々と見つかります。
でも、登っていくと、ヒヨドリバナ(左)がやたらあったのと、ナガサキオトギリ?(右)が
あったほかは面白そうな花が全くない感じで…
しかもかなり強烈な風が吹き荒れてていろいろ探しにくい雰囲気(-_-;
げんなりしながら歩いていると、ふいに頭上にハチクマの小群が
ゆったりと通り過ぎたりとかも。テレコン出すほどの時間はなかったのが残念でしたが。
ヤマジノギクもほとんどがまだ花芽(左)という季節感で、かなり粘って
いくつか咲いている株(右)があった感じ。ほんまに季節的にフライングやったなぁ…
さらにダンギクも、ほとんどが堅い花芽(左)で、じっくり探しても
咲き始めの株(右)くらいしかないんです。むむむ…
イブキジャコウソウ(左)はすっかり花後の実跡しか見れませんでした。
ちょいと独特な雰囲気のあるヤマジソ(右)もあったりとか。
かなりしつこく歩き回ると、先ほどより少しマシな感じに咲いているダンギクも発見。
でもかなり歩き回っての成果でこんな感じだから、なかなか手厳しい感じやなぁ…
遠くてよくわかりませんでしたが、ホソバワダンっぽいもの(左)もありました。
シバハギの実(右)なんかもエエ雰囲気のものはみれたんですけどね。
大空振りになりそうやなぁとしょんぼりしながら草地を戻っていこうとすると
ふと道端の草の上に怪しげな物体を発見!!うわ、これって!?
じっくり見るとやはりそれは憧れのアオモンギンセダカモクメだったのでした。
夜までは居残れないから逢えないかなと思ってたのに、昼に逢えるとは嬉しいぞ♪
せっかくなので少し場所を移動してもらって、実に美麗な雰囲気のところもじっくり撮影。
いやはや本当に美麗な感じで見てて嬉しくなりますよね♪
さらに嬉しかったのは、ちょうど調査に来られていた方に教えてもらった
タイワンツバメシジミ幼虫。分かりやすい保護色でこれは実に面白い感じですよね♪
種類のよくわからないオトギリソウ類(左)を見てると、
ふわりとボロッボロの蝶(右)がご登場。あ、あまりに大破していてわかりにくいけど
これって狙いのタイワンツバメシジミじゃんか!
そのあたりを粘ると時々タイワンツバメシジミは登場するもののほとんど静止せずで
かなり四苦八苦しましたが、ボロッボロ個体の吸蜜(左)やら
小マシな感じの開翅(右)やらをなんとか撮影成功♪
少し離れたあたりでも飛んでいる!と興奮して近づいたら、そちらはヤマトシジミ(左)でした。
少し場所を変えようとするとオカダイコン(右)なんかもご登場。
少し場所を変えてみると、高い位置にダンギク(左)が咲いていたリ、
シバハギ(右)があったりしましたが、それ以上の成果はなそうなので
ちょっと大きくポイントを変えてもう少しだけ粘ってみることに…
やってきた場所では、いきなり産卵中のムラサキツバメ(左)に逢えたんですが
しばらくカメラを向けていると、すっと葉上にとまった彼女は半開翅(右)もみせてくれました♪
ここでもタイワンツバメシジミを探してみると、なんとか数匹だけ見れたものの
気温が高すぎるからかなかなか止まらず、辛うじてこんなのが数枚撮れただけで…
でも、ちょいと予想外なことに、同じ場所でシルビアシジミもひょっこりご登場されたんです。
これがまとめて見れるってのはわかりやすくめちゃくちゃエエ環境ってことですよね。
いきなりふわりとタイワンツバメシジミ(左)が登場されたりもしましたが、
その後も何度か出たもののノンストップで飛び回るばかりでシャッターチャンスなし。
しょうがないので可愛く咲いているメドハギ(右)を撮った後で早めに引き上げることに(^^;
でも引き上げていく途中で、前からちょっと気になっていた施設があったので
ふらりと入ってみたんですが、「ここはガイドと一緒に園内を回ってもらうルールでして」
と宣言されて、ちょっと微妙な空気感になりながらガイドにご案内いただくと、
シンジュサンの幼虫(左)や、トウゴマの若い実(右)やらは面白い感じではありましたが。
オジギソウの実(左)も面白かったりはしたんですが、例えば池縁でアカネ類(右)を見て
「ほら、あそこに赤トンボがいますね!あれはマユタテアカネといいます!」
「あれちょっと大柄だし眉斑ないからリスアカネだと思いますよ」などというやりとりをしたりして
やっぱり微妙な空気感のままで見学を終え、アンニュイな気分で帰路に着いたのでした(^^;
というわけで、わかりやすく企画倒れな1日となりました。
思い付き的挑戦とはいえ、秋の花とワンツという、よくよく考えなくても
時期が重なるわけないじゃんってものをまとめて見に行こうというバカな想定は
我ながら何考えてたんだかと笑いそうになりますなf(^^;
ヤマジノギクがギリギリ咲き始めという状況なのに
このエリアならではの珍品たちが咲いているわけないですから
(さらに今年は暑かったから余計季節感が遅いはずですしね)
でも、タイワンツバメシジミはなんとかそこそこ綺麗な個体にも逢えましたし、
さらに可愛らしい幼虫も見ることができちゃいましたし、
まさかの真昼間からのアオモンギンセダカモクメなんてサプライズや
シルビアシジミやらムラサキツバメやらと
ちょこちょとステキな遭遇があったのは本当に嬉しい限り♪
まぁ、久々の挑戦でどのあたりが面白そうかの勘所も思い出しはしたので、
次は何とかうまいこと時間を作って晩秋にも再訪して
今回は影も形もなかったいろんな花にもリベンジマッチをかましましょ(^^)♪