ド嵐のお盆旅A〜悪あがきな登山〜 21.8/13

この日はどうにもならないお盆旅第2日目。
相変わらず全面的に大嵐で、ラジオも災害情報テンコ盛りでしたが
前々から一度は来訪してみたかったとある岩山を攻めてみることにすると
予想通りにかなり濃密な成果は待っていてくれたものの
当然ながら暴風雨の中でまともな撮影ができるわきゃないうえに
ずぶ濡れの岩場でズッ転んじゃってえらい目にあったり大変な展開になって
あまりにシンドいしアブないので早めに引き上げることに(^^;
その後も何箇所か回りながら移動はしてみたものの
本当にひたすら雨はやまないし、林の中とかバカみたいに暗いし
前日に引き続きずぶ濡れヘロヘロで走り回ったのに
頑張った分の成果があったかどうか微妙な展開の1日になったのでした(^^;

<1>宮崎県某所

  
というわけで、土砂降りの薄暗い中歩き始めると、
いきなり道端のコケの中にミヤマツチトリモチが群生していてビックリ!

  
初の出会いですのでドキドキしながら撮りますが、暗すぎていまいちいい感じに撮れず。
時期的にもこれからもうちょっと伸びる感じかな?でも出会えてうれしい限りで☆

  
あたりはシカ害がすごいみたいで下草皆無だったんですが、
ネットの張られた内側に入っていくと、ソバナ(左)やらメタカラコウ(右)がご登場。
周りとの植生のあまりの違いにびっくりしました。シカってすごい…

  
シコクママコナ(左)もけっこうあちこちに群生していました。
ツクシトウヒレンになるのかな?花芽を膨らませ始めたトウヒレン類(右)も発見。

  
オオマルバテンニンソウ(左)は咲き初めの株がいくつかありました。
シオガマギク(右)なんかも咲き残りの株を発見。

  
面白かったのは、かなり薄暗い場所でしたが、白いシコクママコナが
あったこと。完全な白花でもなさそうですが、これは嬉しい出会いですね♪

  
さて、岩場を歩き始めると、ホソバシュロソウ(左)がゴチャッとご登場。
オオキヌタソウ(右)もひっそりと咲き残っていたりします。

  
ちょっと意外なあたりでは、ホタルサイコもあちこちにあったり。
なにげにホタルサイコのほうは見るのは結構久しぶりだなぁ。

  
キリンソウ(左)も小群落があちこちにありました。
そこにこっそりとウツボグサ(右)なんかも混じっていたり。

  
おおっと思ったのは、あちこちに群生していたイワギク(左)。
早くも花芽をつけた株(右)まであって、これはなんとも面白い感じ。

  
こちらも珍品、イシヅチカラマツも咲き残っていてくれました。
逢えたらいいなぁと思っていた花なので、こいつは嬉しい出会いです。

  
さらに進んでいくと、ホタルサイコが次々とご登場。
個体数は少なくないようで、やっぱいい環境なんですね。

  
イシヅチカラマツも岩場のあちこちに見つかりました。時期的にはちょっと
遅いかなと思ってたんですが、まだまだ花盛りだったようで嬉しい限り。

  
せっかくなので花のドアップ(左)も撮影。濡れ細ってるけどね。
キリンソウ(右)は実をつけた株があちこちに見つかります。

  
さらに歩いていくと、これまた狙いの花がご登場。
ずっと縁のなかった、憧れのチョウセンキンミズヒキです。ようやく出逢えたなぁ。

  
せっかくなので四苦八苦しながら、実(左)と花(右)のアップを撮ってみますが、
唯一開いていた花は半分壊れちゃってたのがちょいと残念。

  
さらに進んでいくと、葉が紫色に色づいたシコクママコナ(左)も発見。
イシヅチカラマツ(右)は結構あちこちにぽつぽつと見つかったりします。

  
再びチョウセンキンミズヒキ(左)がありましたが、花のアップ(右)を
撮ろうとしたら、雨で雄しべが全部落ちてしまっていて、
雄しべの数が多いという本種の特徴は撮れず。むむ、またの機会やな

  
さらに進んでいくと、シギンカラマツ(左)やヤハズハハコ(右)にも
逢えましたが、ここで大雨の岩場で思いっきり滑ってコケて背中を強打し
しばらくうめきながらジタバタするという悲しい展開が(笑 

  
背中をさすりながら再び歩き始めると、これまた憧れだったツクシクサボタンが
登場してくれました。昨年、四国ではすっかり実になったものしか見れなかったから
これまたようやくの出会いとなります。いろいろあるなぁ。

  
ちょっと頑張って花のアップ(左)も撮影。その後はあまり危ない場所を
攻め続けると危ないので、林の中を歩くことにすると、シギンカラマツ(右)を大量発見。

  
結構いい感じに満開近かったんですが、なんせ大雨で濡れ細ってしまってる
上に、風で揺れまくってあまりいいショットは撮れず。晴れてたら見事だったんだろうなぁ。

  
さらに歩いていくと、これまた薄暗い場所でしたが、割といい雰囲気に
咲いているツクシクサボタンを見つけてじっくりと撮影したりもしたのでした。


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