大雨に凹む〜濡れ鼠の成果〜 20.9/30
  
<3>高知県各所 つづき

  
んで、さらに登っていくと、こんな感じでアサマリンドウが大量にご登場。
こいつらこんなに咲き並ぶのね、ってくらい、いくらでも出てきてビックラ仰天。

  
いい感じに並んでいる株(左)があったのでアップで撮っておいたり。開いてたらミゴトだろうな。
気をよくしてさらに登っていくと、小さな岩場にダイモンジソウ(右)もご登場。

  
そのあたりをじっくり探すと、結構いい感じに満開の群落もあったので
大喜びでバシバシと撮影。かなり雨が強かったんですごく撮りにくかったんですが(^^;

  
さらに少し上ったあたりでも実に面白そうな岩場を見つけたので攻めると
シオガマギク(左)やらウメバチソウ(右)がお出迎え。

  
そこらでも岩の隙間にダイモンジソウがポツポツとご登場。
さっきもたくさん撮ったんだけど、やっぱこいつらは咲いてるとカメラ向けちゃいますな。

  
ウメバチソウ(左)はいい感じに咲き並んでいる場所もありました。
コウスユキソウ(右)もありましたが、雨が強すぎてぼやけたショットしか撮れず…

  
面白いあたりでは、すっかり枯れ穂になっていましたが、
タカネマツムシソウもいくつか見つかったんです。こいつは嬉しい限り。
来シーズンはちょいと時期を早めて咲いてる時期に再訪しちゃおうかな。

  
さらに嬉しいことに、お久しぶりのオオトウヒレン(左)も発見。
花はほとんど終わりかけでしたが、せっかくなのでアップ(右)も撮ってみたり。

  
登山道に戻ると、こんなのがありました。これって普通のノダケでいいのか?
花が終わりかけてて雨で倒れてるから違和感があるのかな…

  
ミヤマヒキオコシ(左)もぽつぽつと見つかりますし、
シオガマギク(右)も小群落が見つかったりしますが、本命の花はなかなか見つからず。

  
さらに登っていくと、シコクフウロもいくつかありましたが、その後は
雨があまりにも強すぎてどうにもならん状態。
リアルに傘が役に立たんレベルの豪雨な上に、笹原にある道を歩くもんで、
下半身カンペキ水浸し、全身ずぶ濡れ。心折れそうやわ(+_+)

  
ヤバい感じだったので引き返していくと、ふいにマミジロの♀(左)に遭遇。
暗すぎてよくわからなかったけど、2羽いたからペアだったんかな?
などと思っていると、ふいに実に面白そうな岩場があったのでのぞいてみると、
そこに狙っていたセンダイソウ(右)があったので大興奮!

  
傘をさしてても崖から飛んでくる水滴であっというまにレンズが濡れる状態で
なおかつ相当薄暗い中、もんのすごく四苦八苦しながらしばらく撮影。
ちなみに先程のマミジロとの遭遇でISOを思いっきり上げたのを戻し忘れたと
気付いたのは、帰宅して写真を整理しようとした時でした。とほほ…

  
レイジンソウ(左)もありましたが、目の前にあるものがなかなか撮れないという苦行…
かなり頑張ってセンダイソウのドアップ(右)もなんとか1枚押さえたんですけど。

  
その後もあちこちに魅惑的な株があるので頑張ってカメラを向けますが、
まぁどうにもならん。ピントがあったころにはレンズが水浸しになってんですから…
もちろん傘差してんですけど、崖からの水はねがエゲつない。
おまけに風も結構あったので、揺れてるとブレブレになっちゃうし(+_+)

  
というわけで、ほぼほぼ半べそになりながら、必死で挑戦を繰り返すことに。
何度も何度もチャンスを狙って、一気に連写して、1枚残るかどうか、
って感じなので、なんともメンドクサいことこの上なし。

  
めちゃくちゃ四苦八苦しながら、花のドアップも数枚だけ追加できたんですが、
その後、レンズをぬぐう布すら水まみれになってしまい、完全に物理的に撮影が
できなくなったので、ついにギブアップすることに…
目の前すぐにターゲットがあるのに撮れないってツラいもんですなぁ(T_T)

  
山麓まで降りて一息つくと、林道沿いにはシシウド(左)がパラパラご登場。
オオマルバテンニンソウ(右)もありました。いわゆるトサノミカエリソウですな。
でもこの頃にはもう日も暮れてメチャクチャ暗く、さっぱり撮影になりゃしない、
ということで半べそかきながら帰路につくことになったのでした(T_T)

というわけで、なかなか濃密ではありましたがシンドい1日でした。
問題はいろいろありますがなんせ悪天に尽きますかね(笑
最後の最後は、リアルに手も足も出せなくなりましたから、こんなん初めて。
『ずぶ濡れのレンズ丹念に拭う→花に向けてピントを合わせる→既にレンズがずぶ濡れ状態』
を延々と繰り返したあげくの、布が水浸しで役に立たないという超展開でしたし。
まぁ、「あんな豪雨の中で山を登んな、さらに写真撮ろうと思うな」
という一言で看破されてしまう話ではあるんですけどね(^^;
最初の山も、ジョウロウホトトギスが全然まだ咲いていないというのは意外過ぎだったし
アケボノシュスランとかもいい時期のつもりだったのに皆無だったし、
なんか季節感も絶妙に予想とズレてる感じで不完全燃焼感がデカい…
とはいえ、面白そうな場所を探索できたという意味で、下見としては十分な成果
とも考えられるわけですし、後半の山域は少し前の季節の方が
いろいろとオマケ多数みたいな感じなんで、再訪必須という感じですな。
次こそはエエ天気で、気持ちよくバシバシと撮影できるように、天気の神様に祈っとこう♪


次⇒

topへ⇒