雨の高原で〜オミナエシ植栽会に遊ぶ〜  20.9/13

この日は、 オミナエシ植栽会に参加するためにお久しぶりのハチ高原を訪問。
本来は早朝から周辺をウロウロして探求する予定だったんですが、
前日やたら歩き回った疲れが出たのか、途中で仮眠を取って目覚めたらAM8時(!)
というかなり久々の大寝坊パターンにびっちりとドはまりし、
早めに到着するどころか大遅刻での合流というしまりのないスタートに…
しかも予想外の悪天で霧雨がひたすら降り続いてた上に、
季節の巡りが悪かったのか、それともシカ害がさらに深刻化したのか、
例年期待していた花たちに結構な高頻度で空振り喰らってしまったあげく、
最後にせっかくだからとチョイ挑戦かますも実に微妙な成果で
全体的にどうにもこうにもシマらなさすぎる、という何とも言えぬ感じになったのでした(^^;

<1>ハチ高原周辺
  

  
というわけで、遅刻に焦りながら歩いていくと、道端に
ノコンギク(左)やらウメバチソウ(右)やらを発見。

  
早くもリンドウ(左)がイイ感じに咲いていて秋の深まりを感じたり。
そうこうするうちに先行グループに追いつきましたが、ステキな霧の中(右)。

  
この日は保護区域内でのオミナエシ植栽活動(左)だったので、ワタシも微力ながら
頑張って開墾+植栽(右)を励行。新たな場所を掘り起こすのはなかなかホネが折れました(笑

  
霧に難儀しているナガコガネグモ(左)なんかも可愛らしかったのでついでにパチリ。
過去に植えられていたオミナエシ(右)はいい雰囲気の花をつけていました。

  
よくよくみると、オミナエシの花上になんか独特な雰囲気のハチ類が。
図鑑見てもよくわからなかったんですが、これはツチスガリ系とかかな?

  
あたりにはクロルリトゲトゲ(左)も発見。そういや結構久々に見る気がするな。
ヤマジノホトトギス(右)もぽつぽつと咲いていてくれたりします。

  
さらに面白かったのは、いくつか咲いていたフシグロ(左)。
花の終わった株(右)は全然雰囲気違いますよね。

  
昼休憩の時に周辺を探し回ると、小さなセリモドキ(左)があったり、
花芽をつけ始めたセンブリ(右)なんかが見つかりましたが
毎年楽しみにしていたキュウシュウコゴメグサは1つも見つからず。ありゃ?

  
さて、作業も終わったので山麓に向かうと、かわいらしい花芽をつけたウメバチソウ(左)を発見。
オタカラコウ(右)も少しだけ花が残っている株がありました。

  
シシウド(左)も咲き残りがありましたし、
チョイと距離がありましたが、シロネ(右)なんかも見つかります。

  
あとはゴマナ(左)やら、サワヒヨドリ(右)やらがありましたが、
今まで以上に花が少ない。というか、花がほとんどないエリアが山麓に向けて
急速に広がっていってる。道端に咲き並んでいたクロバナヒキオコシとか全部ないし。
いやいや、本当にシカ害おそるべし(+_+)……

  
山麓のいつもの池では、薄暗い中でしたがオオルリボシヤンマ(左)が産卵中。
アジアイトトンボ(右)なんかもふわりとご登場されたりします。

  
あたりにはヘラオモダカ(左)も可愛らしく咲いていました。
その後、改めて周辺をじっくりと探索することにすると、まずはオタカラコウ(右)を発見。

  
深い草地の中には、クロバナヒキオコシ(左)も少しだけご健在でした。
フシグロ(右)もけっこうあちこちにあったけど、ほとんど花は終わってて残念。

  
セリモドキ(左)もパラパラとありました。ヒメヒゴタイ(右)もありましたが、
今年は花が咲いていない、というか花茎があがってないようで…
その後も周辺を探しまわりましたが、キュウシュウコゴメグサはここでも見つからず。むむ。

  
諦めての帰路、道端にご立派なシシウド(左)を見つけたりもしました。
あとは建物の軒先に一列に並ぶ怪しい影(右)も発見。こりゃなんじゃ?

  
と思ったら、それはコシアカツバメの群れだったのでした。
巣の中に入っていく個体もいたけど、この時期になってもまだ繁殖してるの?

  
その後はさらに場所を変えてオオシラヒゲソウを見てきましたが、
ついでに見れるだろうと思ってた花は全部大空振りで、あげくにちょいと
道に迷って四苦八苦という閉まらぬオチになったのでした(^^;

というわけで、実に微妙な1日となりました。
まぁ、完全無欠に出遅れまくりましたし、ひたすら霧雨で肌寒い感じでしたし、
間違いなく条件が悪かったのもありますが、
それ以上に今回のハチ高原は妙に花が少なかった。
やはりシカ害がさらに大きくなってきてるということなんでしょうね。
どうも尾根あたりから被害がひどくなってきて、だんだん山麓に向かっている感じ。
おそらく北側の林に日中隠れているからなんでしょうかね。
狩猟免許を取って、峠に一晩中はりついておきたい気分になりました(笑
とはいえ、やはり面白い出逢いもきっちりあるのが嬉しいところ。
ウスイロヒョウモンモドキの保護区の方も、様々な方々の試行錯誤のおかげで
いろいろと条件が整ってきている感じがしますので、オミナエシもさらにたくさん植えて、
現地できっちりとサイクルが回るようになるのを期待するばかり。
効果が出て、通い始めた頃のように、のんびり歩くだけで
たくさんのウスイロに出会えるステキな場所に戻る日が楽しみです(^_^)☆


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