怒涛の四連休A〜真っ暗な森で〜 20.7/24

この日は、壮大な旅の四連休、第2日目。
密かに一番楽しみにしていた南方の地に足を延ばす日ということで
とはいえ事前情報もあまりなくあてずっぽながら
とりあえずひたすら面白そうなところを走り回れば、なにか逢えるだろう
というさっぱり分かりやすいイージー・プラニング。
しかし、意気込んでトライすると、エエ感じのスタートにはなったものの、
直後のクッソ濃霧からの豪雨。それも完全にどうにもならん感じのド級豪雨。
山の中を歩いている場合じゃねぇ、みたいな徹底っぷりに
涙濡れての敗走のついでにもう一箇所立ち寄ってみると、予想外に
色々と面白いものには逢えたものの、やっぱり暗すぎて
どうにもこうにも、って感じの、全体的に暗黒面に支配された1日でした(^^;

<1>鹿児島県各所

  
まず前哨戦として早朝のコンビニに立ち寄ると、クロツマキシャチホコを発見。
普段の木の枝ポーズ(左)と、落ちて翅を広げたポーズ(右)では差が結構大きいな。

  
さらにあたりを探してみると、セスジスズメ(左)やら
ブドウスズメ(右)やらも、こっそりと隠れていたりします。

  
おおっと思ったのは、お久しぶりのサツマコフキコガネ。
ようやく南国風味のものに逢えて嬉しくなりますが、やっぱ地味系ではありますな。

  
せっかくなので触角がわかりやすいショット(左)も1枚追加で掲載。
ノコギリクワガタ(右)も落ちていたりしましたが、それ以外にザ・南方系って感じの種類は
特に見つからなかったので、しばらく再び仮眠をとることに。

  
んで、狙いをつけた山域に向かっていくと、道中で
大満開のカノコユリに遭遇。そっか、この辺りって自生してるんだっけ。

  
というわけで、雰囲気のいい当たりのドアップも大量にバシバシ撮影。
朝一の出逢いがこれとはなかなか幸先いいな、とこの時は思ったもんでした(笑

  
たっぷりむかごをつけたコモチシダ(左)もありました。ここまでくるとちょい気味悪いな。
あとはテイカカズラ(右)が咲いていたくらいであまり面白いものにも遭遇しないまま山麓に到着。

  
それでは気合を入れて探すとしますか、と意気込んで歩き始めてわずか10歩。
道端にいきなり登場したのは、なんと狙いのダルマエビネだったのでした(笑
いや、嬉しいんだけど、入れまくった気合の落としどころがチョット(^^;

  
あたりを探すと、けっこうあちこちにダルマエビネを発見。結構多いのね。
薄暗い+風が強い中、白い花の撮影はコントラストもめんどくさくて四苦八苦。

  
改めて花のドアップ(左)もバシバシと撮ってみたり。
花の終わった株(右)もあったりはしたので、最盛期はもう1週間くらい前かな?

  
さらに歩いていくと、林の中にもダルマエビネ(左)はありましたが、
薄暗いし、なんか妙に強風が吹き続けてるしで撮影はなかなか難儀しまくり。
さらに歩いていくとツルニガクサ(右)なんかもヒョッコリ見つかりました。

  
さて、じっくりと山道を登っていくと、あちこちにセッコクを発見。
たぶんじっくり探すと他にも面白い着生ランがありそうな雰囲気でしたが、
暗い林の中でじっくり探すのはなかなか手厳しくて…

  
なんか面白い雰囲気のカンアオイ類も次々登場されました。
調べてもイマイチよくわからなかったんですが、このあたりにあるのはどの種類かな?

  
ちょいとおもしろかったのはあちこちで大量に鳴いていたクロイワツクツク。
一度だけ道端に止まっている姿を撮れたものの、それ以外は数歩進むごとに2〜3匹
飛び出すくらい多いのに、本当に徹底的に逃げるので撮影チャンス皆無。

  
山頂近くの草地では小さな羽化殻(左)もありました。これもクロイワツクツクかな?
あたりの草地の中にはすっかり実になったカキラン(右)も見つかりました。

  
草地の中にはオトギリソウ(左)があったり、コガンピ(右)があったりもしましたが
風がエライこと強く吹き荒れていたので早々に撤退。怪しげな雲行でもありましたし。

  
なんか面白い感じのツル植物系の謎の実(左)を見たりしつつ下っていくと
再び遠くにクロイワツクツク(右)がご登場。ワンショットしか撮らしてくれなかったけど。

  
しかし、降りていく途中で一気に分厚い雲が出てきて林の中が真っ暗になったんです。
道中で見つけた実をつけたコクラン(左)やらダルマエビネ(右)やらも、
フラッシュ全開の深夜に撮ったようなショットに。こりゃなかなか厳しいぞ。

  
山麓まで降りてみると、こんな超大濃霧(左)がさらにグングン濃さを増していくところで
他の山にも登ってみる予定だったんですが、山麓の登山道をのぞくとこんな感じ(右)。
こりゃさすがにどうにもこうにもなりゃせんやん。ツラいなぁ…

  
しょうがないので大移動してお次の目的地に向かったところ、
いきなりそこの樹に怪しい物体が。そこにいた方がご親切に「フウランがあるんですよ」
と教えてくれたんですが、いやいや、これはオサランじゃないすか!
フウランなんて目じゃないくらいの大珍品ですよ!

  
すっかり花は終わっていたので、実(左)をじっくり撮っていると、
しおれきった花(右)も1つだけ発見。来年は満開の時期に再訪しなきゃですね♪


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