濃い日再び〜でも機材トラブル〜 20.7/4
  
<3>高知県各所 つづき

  
レンズの曇りは取れたけど、再挑戦する気もしない
(この条件だと確実に移動中に再び真っ白になること間違いなしなので)
ということで、次のポイント向けて大移動していた時です。
ふいに路上から何かが飛び立って前方の枝にとまりました。
って!おいおい!まさかのミゾゴイじゃないですか(@_@)!

  
彼はさらにアップ(左)で数枚撮らせてくれたあと飛び立ったんですが、
これまた割と道端のいい場所(右)に止まってくれたので再びバシバシと撮影♪

  
しばらく近くでのんびりしてくれたので、薄暗い中でブレブレ大量生産しながら頑張って撮影。
やがて後ろから何台かトラックが到来したので撮影チャンスは終幕となってしまったんですが、
こんな繁殖時期にミゾゴイに逢えるなんてホンマに想定外。
結構近い場所に巣があるんでしょうね。いやはや、ホンマに懐の深いエリアやわ〜

  
さらに移動中に遭遇して驚いたのはホソバコオニユリ。
まだ時期が早いようで花芽ばかりでしたが、けっこうあるもんなのね。

  
んで、移動してきた場所では、のんびり歩きはじめると、
大満開のオニドコロ(左)やらヤブラン(右)やらを発見。

  
小さな貯水槽には浮草に混じって怪しい影があったのですくい上げてみましたが、
ありゃ、正三角形のこの姿はアカウキクサですね。こんな場所にもあるもんなんだ。

  
さて、草地を歩いていくと、さっそくスズサイコ(左)がご登場。
夕刻近かったんですが、まだまだ満開だったので、花のドアップ(右)も撮って遊んだり。

  
草地にはそこここにコガンピが群生していて、なかなかいい環境であることが
一目でわかる感じ。意外にまだ花はこれからな感じだったけど。

  
気の早すぎる感じのヤマジノギク(左)なんぞ見ていると、
ひょっこりと草むらの中にササバラン(右)を発見。これが本命ではあったんですが
成長しきった姿は初めて見たけど、えらくイメージ変わるんやなぁ…

  
せっかくなのでアップでもバシバシ撮ってみましたが、中央が赤紫で回りが緑色という
組み合わせがなんとも面白い。依然見たのは全部赤紫だったけどナァ。

  
あたりにはノギラン(左)も咲き始めていました。
さらに、すっかり実になったカキラン(右)も発見。こりゃおもろい場所や。

  
んで、さらに探索範囲を広げると、ひょっこりとマイサギソウがご登場。
これも期待していた花なので、狂喜乱舞しながらバシバシと大量に撮影してみたり♪

  
せっかくなので花のドアップを撮って遊んでみたり。
うん、こうやってみると「舞い」サギソウって名前がよくわかりますね。

  
拉致に直立している株(左)もありました。これもマイサギソウでいいのかな?
意外なあたりではオニユリ(右)なんかもご登場。1花しか開いてなかったけど。

  
すっげぇ大満開のリョウブ(左)もありました。ここまでくると別の花みたいだ。
えらく気の早いキキョウ(右)もあったりしました。まだ7月頭でっせ?

  
マイサギソウはその後も何度かご登場されましたが、バリエーションがけっこうあって悩んだり。
時期と環境的にマイサギだと思うんですが、ほかの種類も混じってたりするんかな?

  
さらにうろうろすると、スズサイコ(左)もいくつか発見。
草むらの中には早くもウラナミシジミ(右)もいらっしゃいました。やっぱ南国やな。

  
薄暗くなりつつある中さらに探索範囲を広げると、マイサギソウはいくつかご登場。
コイツは予想以上に多いな、と思いつつ、ササバランをもう1つくらい見たくて粘ってみたり。

  
すると、ほぼほぼ諦めきったころにようやくもう1つササバランを発見。
さっきよりは見やすい場所にあったので、薄暗さに四苦八苦しながらバシバシと大量に撮影♪

  
せっかくなので花のアップも頑張って撮りましたが、下の方は全面赤紫なのね。
んで、この後は意気揚々と引き上げようとすると、草原のド真ん中で道に迷うという大悲喜劇が(笑
どっちに向かえば帰れるのかさっぱりわからなくなってしまって、一気に薄暗くなる中焦りまくりましたが、
悠然と登っていく月を見て「あ!こっちが東やんか!」と気付いてなんとか車にたどり着くという
なかなかに笑える展開に。大草原で方角を失うってのは予想以上に恐怖なんで皆様ご注意を(^^;


その後、翌日の目的地に移動していく途中で、感動の瞬間にも遭遇できました。
我が愛車が走行距離30万kmを達成したんです。早いもんだ。
思えば前の愛車は31万Kmで星になってしまいましたが、どうか貴方はこれからも末永く
このわけのわからん迷走しかしないご主人を支えてくださいませ…

というわけで、実に濃すぎる1日となりました。
ギボウシラン・ホザキイチヨウラン・シテンクモキリ・キソチドリ・
フガクスズムシ・ササバラン・マイサギソウ…
って並べてみたら、こんだけのランを一気見たとかすごない?
少なくともとんでもない濃さのエリアを訪れたことは間違いないわけで、
おまけもヒメキリンソウやらコウスユキソウやらカラマツソウやらと豪華だし、
まさかの繁殖期のミゾゴイがあれば至近距離でじっくり見れちゃうし♪
まぁ、成果があった分だけ、プラスマイナスの辻褄を合わせるかのように
トラブルの方もテンコ盛りで、朝一の大豪雨からのカメラ大浸水、
んでもってからまさかのタイミングでレンズの内側真っ白け、
最後は一面の草原の中で方角がわからなくなるという恐怖経験まで
できちゃったり、こっちの方もなかなかに濃密だったけど
まぁ、あれこれ全部ひっくるめて結果オーライ、神様バンザイってな感じかな。
大台に乗った愛車ともども、これからもガッツリ走りまくりますぞ(^^)♪


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