春の高原堪能〜ミラクルな成果〜 20.5/17

この日は、なかなかに濃いめの1日となりました。
今回のテーマは実にわかりやすくシンプル。
『GWに歩いたけどあからさまに早すぎた高原へのリベンジマッチ』。
時期的にはいろいろ面白いものも咲いているだろうし、
もしかしたら憧れのアイツにも逢えるんじゃない、というイージーな
プラニングは、まさかのミラクルとなって鮮やかに結実し、
そのほかにも結構アレコレとオマケも多数。
最後に、今後の挑戦のための下見と思って訪れた場所では
完全予想外のさらなるミラクルも待機していてくれちゃったりとか
あれこれやたらとたっぷり堪能しまくりの実に楽しい1日となったのでした(^.^)♪

<1>但馬地方各所

  
というわけで、少々寝坊気味でやってきた高原では、まずは
キレンゲツツジ(左)やら、オキナグサ(右)やらをのんびり堪能。

  
林の中を歩いていくと、ミヤマキケマンの群落(左)も発見。
トリカブト類(右)も大群生してらっしゃいました。サンヨウブシになるのかな?

  
チョイと面白かったのは、小さな流れ沿いに咲いていたユキグニミツバツツジ。
メチャクチャ艶やかに花盛りで、これはまたなんとも眼福じゃないですか♪

  
チョイと意外なあたりでは、トモエソウの葉(左)もありました。まだ健在だったのね。
さらにヒロハテンナンショウ(右)もあったり、なかなか濃い感じ。

  
クルマムグラ(左)もあちこちに可愛らしく咲いていました。
意外だったのは、トチノキ(右)がまだまだ固い花芽だったこと。まだなんだ。
#左はクルマバソウでした。Sさんご指摘ありがとうございました!

  
ツボスミレ(左)はやたら群生していましたが、期待していた某スミレは空振り。
あたりには面白そうなシリアゲムシ類(右)もいましたが、オオハサミシリアゲかな?

  
 んで、一番期待していたヤマシャクヤクを探していくと、最初に見つけたのは
まさかのまだ固い花芽。どうやらこれはベニバナヤマシャクヤクみたいかな。

  
チョイと驚いたのは、水のたまった湿地沿いに大群生していたルイヨウボタン。
このエリアではパラパラと見てはいたんですが、こんな大群落になるんですね。

  
せっかくなので花のドアップ(左)とか撮って遊んだりしつつ、さらに探索していくと
すっかり花の散ったヤマシャクヤク(右)を発見。うわ、まさかのタイムアップかよ(+_+)

  
でも、さらに歩いてくと、雨で濡れ細ってはいましたが、まだ花の残っている
ヤマシャクヤクを発見。とりあえずの大目標達成に一安堵してみたり。

  
ワクワクしながら花の中をのぞくと、なんか保護色系の面白い雰囲気のクモ類(左)を発見。
フタオビヒメハナカミキリ(右)ものんびりと花粉をかじってらっしゃったりしました。


んじゃ次は、と気楽に隣の花を覗き込んでみた時のことです。
え〜と、なんかデカいのいるんですが。黄色い翅に黒い頭…
うわっ!憧れのフタスジカタビロハナカミキリじゃんか(@_@)!

  
実はこいつがこの日の最大のターゲットだったので大興奮しながらバシバシ撮影。
しかし、まさかの1株目のヤマシャクヤクで逢えるなんて、ホンマにラッキーですよね♪

  
まだ気温が低かったからか、ヤツは完全にフリーズ状態だったので、
四方八方から大量にバシバシ撮影。う〜ん、艶やか。んでもって面白い雰囲気。

  
フタオビヒメハナカミキリ(左)もイイ位置にでてきてくれたのでバシバシ激写。
さらに周辺を探すと、今から咲きますという感じのヤマシャクヤク(右)も1つだけ見つかりました。

  
その後もパラパラとヤマシャクヤク(左)はご登場。ほとんどがほぼ散りかけてたけど。
小さな湿地には、面白げな湿生植物(右)も発見。オオヌマハリイでいいのかな?

  
すっかり実になっているヤマネコノメ(左)を見たりしていると、意外なあたりで
サンインネコノメ(右)も発見。このエリアにもあるんやね。

  
地味な花をつけているハウチワカエデ(左)なんぞ見たりした後で、
草地を探していくと、ニオイタチツボスミレ(右)も結構次々と登場されます。

  
んで、お久しぶりのアケボノスミレにも遭遇。数は多くはなかったですが、
やっぱりこの時期の枯れ穂の中に淡い色合いを映えさせているこいつは逢えると嬉しくなりますね。

  
更にじっくり歩いていくと、フモトスミレ(左)やらサクラスミレ(右)やらも発見。
やっぱりこの辺りはイロイロと見つかって面白い限りですな。

  
面白かったのはこちら。なんか見たことない雰囲気のスミレで雑種風味がプンプンですな。
最初はコマガタケスミレ(スミレ×フモトスミレ)かと思っていましたが、
お詳しい方にお聞きすると、フモトスミレ×シハイスミレの可能性も、とのこと。面白いナァ。

  
さらに周辺をうろうろすると、ホコバスミレ(左)や、サクラスミレ(右)はけっこうあちこちに登場。
やはりシカの影響で昔のような密度はないけど、とりあえず健在で本当にうれしい限りです。


次へ⇒

topへ⇒