近場をちょこっと〜自粛的散策〜  20.4/18&19

この週末も、実にささやかな挑戦となりました。
ご存じのとおり、いろいろと世の中ややこしさが増してくる中で、
とりあえず誰にも会わない山の中であれば諸々のリスクもゼロだから、
ということで、近めの山をちょこっと散策することに。
(実際に誰にも会わないという計画は余裕でクリアでした)
それでもやっぱりなんだか気がひけて、気分が乗りきらなかったのと
悪天候にたたられたのとの両方で、短時間トライになったので
2日分合わせ技での掲載といたしまする(^_^;

<1>4/18 播磨地方某所
 

  
さて、最初の日は久しぶりの山を歩いてみることにしましたが、
道中では花芽をつけ始めたコミヤマスミレ(左)やら、タニギキョウ(右)やらを発見。

  
前日まで結構な雨だったので、渓流は大増水(左)。
ムカシトンボの羽化個体、と思ってたけどこりゃ探しようがないなぁ、と思いつつ
歩いていくと、イチリンソウ(右)が1花だけご登場。

  
コタニワタリの芽生え(左)もありました。こりゃまた可愛らしい。
さらに、意外なことに、オチフジ(右)もけっこう咲き並んでいるじゃないですか。

  
というわけで、とりあえずバシバシと撮影。いつも一番最初に咲く場所とは別の場所で
5月近くならないと咲かないと思ってましたが、もう咲くんですね。季節が早いのかな?

  
ムロウテンナンショウ(左)もいい雰囲気に咲き並んでいました。
タチネコノメ(右)なんかもあちこちで可愛らしく咲いています。

  
ジロボウエンゴサク(左)もちょこっとだけ咲いていました。
ナチシダの芽生え(右)もありましたが、この状態だとなんか美味そうな感じが(笑

  
さらにベンケイソウ?の葉(左)を見たりしていたあたりで、サプライズが!
まさかの大豪雨が襲来!さらに、雨に混じって大量の雹(右)が!
完全に予想外で傘なんて持ってきてなかったので、
近くの岩の下に潜り込んで、しばらく立ち往生するハメになったのでした(^^;

  
ちょっと驚いたのは、その岩の隙間に、イシガケチョウが隠れていたこと。
メチャクチャ名前通りのシチュエーションやん。てか、このあたり越冬してるんやね。

  
少し雨が収まったタイミングを見て遁走を開始し、途中でいつもの場所の
オチフジを何枚か撮って、この日は早々の撤収としたのでした。
まぁ頭からお尻までずぶ濡れ状態でしたからね(笑

<2>4/19 播磨地方某所

  
翌日は、移動前に職場に居ついているヒレンジャクを見かけたので少しだけ撮影。
こいつら結構長期間居ついてて糞害がひどかったんですよね(^^;
おかげで至近距離にいる時は追っ払わなくちゃいけなくてカメラなんて出せなかったので
休日に敷地の外からこっそりと証拠写真を撮っておくということに(笑

  
しばらく見てましたが、ヒレンジャク(左)だけで、1〜2羽混じってるキレンジャクは見つけれず。
諦めて移動してきた草地では、えらく白っぽいタチツボスミレ(右)を発見。

  
ふと水路を見ると、なぜか花ばかりが並んでいるショウブ(左)が。葉はどこ行った?
草地の中にはパラパラとイカリソウ(右)なんかも見つかったりします。

  
咲き並んでいるクサイチゴ(左)やら、咲きはじめのジュウニヒトエ(右)やらも
見つかりましたが、期待していた花は時期が少し早かったようで見つからず。また来なきゃ。

  
お次にやってきた谷では、この時期のお約束、コショウノキが次々ご登場。
このあたりではどこにでもあるんだけど、ついついカメラ向けちゃいますよね。

  
んで、お約束のハリママムシグサ(左)も発見。やっぱこの時期はこいつに会わなきゃ。
ヤマルリソウ(右)もけっこうあちこちに咲いていてくれます。

  
なんかひょろひょろ伸びてて面白い感じのサワハコベ(左)もありました。
ヒメレンゲ(右)もあちこちにありましたが、まだまだ咲きはじめな雰囲気かな。

  
キンシベボタンネコノメソウ(左)はなぜか極小株だけしか見つかりませんでした。
葉っぱに筋の入ったハリママムシグサ(右)も発見。これはこれでカッコいいな。

  
オオッと思ったのは、咲きはじめのナツトウダイ(左)。
数花だけ咲いていたのでアップで撮ろうとしたら、ハナクモ(右)がジャマしてくれたりも。

  
色の濃いハリママムシグサ(左)やら、ミヤマキケマン(右)やらを見た後で、
久しぶりの谷をえっちら登ってみることに。前よりもさらに荒れてるな〜

  
すると可愛らしいシリアゲ類(左)も見つかりました。キシタトゲシリアゲかな?
アオバトの羽(右)が落ちていたりもしましたが、御本尊は見つからず。

  
かなり大汗かきながら登っていきますが、パラパラとハリママムシグサ(左)があったり
マルバコンロンソウ(右)があったりするくらいで、これといった発見なし。
10年以上前に、この谷でオチフジを見たことがあって、その再確認だったんですが…

  
諦めて引き上げよう、というところで1株だけ、ものすごく色鮮やかなニシキゴロモを発見。
こいつは嬉しいサプライズでしたが、オチフジはどこに消えたんだろ?

  
その後は、並んで咲いているハリママムシグサ(左)やら、こちらも並んでる
咲きかけのムロウテンナンショウ(右)を見たあたりでこの日の挑戦は終幕としたのでした。

というわけで、ささやかながら楽しめた2日間でした。
まぁ、最初の日は、天気が少々悪い方が人はいないだろうという短絡的な読みが
割と短時間でまさかの大豪雨+大量の雹という、ほぼ出オチ状態でしたし、
2日目は延々とひたすら谷を歩いてほぼスッ空振りな展開でしたし、
なによりどちらも少々落ち着かない気分になりつつの短時間挑戦でしたから
大成果連発といかないのはしょうがないところ。
それでもやっぱりアレコレと面白いオマケがついてくるのは
やはり我が地元播磨ならではの底力ですね。
あと、余談ですが、職場で大騒ぎとなったヒレンジャクは面白かったので。
顛末をちょこっと記録しとこうかな、とか。4月も中盤になってからの
予想外の飛来に一人大興奮していたんですが、
植込みのホソバヒイラギナンテンの実に集まっていたもんで
翌日から電線の下が一面紫になるくらいのとんでもない糞害に大騒ぎ。
せっかくのヒレンジャクを毎日追い払う役割というのはなかなか心寂しいもので(笑
まぁ、自然豊かな場所に住んでいると面白い出会いもあるということですね。
いつの日か大珍鳥が飛来するのを期待しておくことにしましょう♪


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