不思議なぐるり旅〜おもろい展開〜 20.2/9&10

<4>佐賀県某所 続き

  
さて、シギチの群れが落ち着いたあたりでじっくり中を探していくと、
まさかの夏羽が出始めているコオバシギを発見。これまたなんでこんな時期に?

  
んで、じっくりとダイゼンの群れ(左)を見ていくと、夏羽のオグロシギ(右)も再発見。
え〜と、まだ2月初旬ですよね。なんか季節感あからさまに間違ってる気がするんですけど、
先ほどのコオバシギといい、なんかホルモン異常とかなんですかねぇ?

  
さらにじっくりと見ていくと、これもちょっと遠かったけどオオハシシギも発見。
なんか干潟でハマシギに混じっていると微妙に違和感があるなぁ…

  
そうこうするうちにかなり潮が満ちてきて、ダイゼン(左)やら
夏羽のオグロシギ(右)やらがすごい近距離に。
この勢いで狙いの某珍鳥も、と思いましたが、これが全然見つからないんです。
探し方悪いのかと思いましたが、周辺の凄腕風の方々も見つけられずに右往左往
しているので、やっぱりいないみたい。きびしいナァ…

  
時々バサッと飛び立つハマシギ(左)なんぞ見ていると、
遠かったダイシャクシギの群れ(右)もぐんぐん近くに。すごい数やなぁ。

  
んで、ダイシャクシギはものすんごい近距離まで近づいてきたのでバシバシ激写。
周辺を見渡すと、遠くにソリハシセイタカシギが見つかって興奮するも
そちらに近づこうと思ったとたんにバサッと飛び立ってそのままLOST……

  
んで、再び周りを飛び回るシギチ(左)をのんびり眺めていると、
いきなり目の前にクロツラヘラサギの群れ(右)が降りてきてビックラ仰天。

  
すごい近距離でのんびりしまくってるのでバシバシと撮影。
これは完全に予想外な展開だったので、かなり嬉しい出会いでした☆

  
いくらでも撮り放題だったもんで、さらに2枚ほど掲載しておこっと♪
やっぱこの場所だとなんか普通な感じで見れるんですね〜

  
ダイゼン(左)もすごく近くに群れがきて、浮いてる木片の上でふらふらしてる個体も。
あたりを見渡すと、クロツラヘラサギの群れの中にヘラサギ(右)も発見。

  
近くのクロツラヘラサギ(左)をのんびり見ていくと、羽繕いし合っている個体(右)も
いたりしましたが、そのまま足元まで潮が流れ込んできたので
とりあえずいったん撤退して別の場所に移動してみることにしたりとか。

  
んで、ちょいと移動してきたのは、面白げな噂のあった某所。
さっそくうろうろすると、いきなり大量のホシムクドリが登場してビックリ仰天。

  
これが30羽くらいの群れだったんですが、完全にホシムクドリだけの純群なんです!
九州方面多いことは知っていたけど、最近はこんな群れでいたりするのか。

  
んで、曇天空抜けでしたが、枝上ショットも大量にバシバシとGET♪♪
ところがこの後、けっこうはっきりとした雨模様になったんです。
実はこの日は天気予報は晴れ。それどころか予報サイトの「現状」すら晴れマーク。
なのにクソと曇天を超えて、めちゃくちゃ雨降ってくるってどういうこと(^^;

  
んで、先ほどの干潟に戻ると、クロツラヘラサギの群れ(左)が雄大な感じ。
ツクシガモ(右)なんかも近くを本当にチョコチョコと歩き回ってたりします。

  
ちょっと離れてましたが、メダイチドリ(左)もチョコチョコ歩き回ってました。
ふと近くを見ると、シチメンソウの芽生え(右)が可愛かったりもしましたが
そのまま一気に潮が引いていって、シギチはぐんぐん遠ざかるのでGIVE UPすることに。

  
電柱の上で佇むミサゴ(左)なんぞ見ながら先ほどの場所に戻ると、
草地の中にはタゲリ(右)があちこちに。んで、ここで地元の鳥屋さんたちにお会いして
話していると、「例の鳥なら少し前に飛んだ群れ中に混じってたからここのどっかにいるんだけどね」

  
そんじゃ探せば見つかるかもしれんやん、ということでデジスコ抱えて探し回ってたみたんですが
結構歩いたなぁと思いながら草地の中を見ていくと、遠くにムナグロ類がいたんです
しかも、よく見るとタゲリとほとんど同じ大きさ。
うわ、これって大本命のヨーロッパムナグロじゃないですか(@_@)!
めちゃくちゃ興奮したけど、とんでもなく遠い+陽炎ユラユラでいろいろキビシイ〜〜

んで、ここからがいろいろ悔やまれる展開でした。
とりあえず、先ほどまで話をしていた鳥屋さんたちはまだ遠くにいたので、
見つかったよ〜!としばらく手を振ったら、ふいにみんながババッと車に乗り込んで
すごいスピードで敷地の反対側に走っていったんです。
しまった、これは反対側からだと近くから見れる場所があるんだ!、ということで
車まで全力疾走で戻って、反対側に移動したら、なんと皆さん私には気付いていなくて、
偶然そのタイミングで反対側から探してみようと移動しただけ、といわれて愕然。
さらに、先ほどの場所は反対側からは見えな場所いじゃん、
と思ったら、車に戻る途中で見つかったことをお知らせしていた地元の方がやってきて
「堤防の上からだとムチャクチャ遠いけどいるのが見えました」とのこと。
悔しいので別方向から歩いて探しに行ってみたんですが、その場所からもやっぱり見えず、
しょうがないので堤防の上に行ってみたら「たった今向こうの干潟方向に飛び去りました」

  
慌てて干潟をじっくり見ていくと、これまたはるか遠くに怪しいヤツ(左)がいたんですが、
ここでまさかの大豪雨が襲来して、探しているどころじゃなくなるという超展開。
笑ったのは、この時点でも天気予報は晴れマーク&実際は大豪雨(右)なんですよね。
雨が上がった後に再度探しましたが、さらに潮が引いててヤツは見つからず
せっかくなので別の場所に転戦するも成果なく、ハンパな〆となったのでした(T_T)

というわけで、なんか濃密かつ面白い感じの週末でした。
直前まで日曜だけの挑戦で、午前中佐賀で干潟+昼から山口のコースだったのが
思い切って前日移動していたから干潟挑戦の後にヨロムナ君に逢えたし、
アラスカシジュウカラガンも、タイミング悪かったらずっと水路で浮いてるだけ
という話だったのがまかさのメチャクチャ至近距離だったし、
結果的にあれこれなんだかラッキーなサイクルだった感じかな♪
干潟挑戦は、本命こそいなかったけど、まさかのド夏羽のオグロシギやら、
色づき始めたコオバシギやらもムチャクチャ面白かったし、
そのそもヨーロッパムナグロは、しばらく出てないという話だったから
ほぼ冷やかし状態だったのに、遠かったけど無事に逢えちゃいましたしね☆
まぁ、見つけた後のバタバタはちょいと悔やまれるトコでしたが
それでもこの日撮影できた鳥屋さんは他にはほぼいなっかたみたいですし、
逢えただけラッキーだったのは確実に間違いないところ。
『絶対晴れてるはずの大豪雨』という神様のいたずらはなかなかのもんでしたが
いろいろ面白かったし、またリベンジで遊びに行こうと固く誓ったりもしたのでした(^_^)☆


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