外しに行った旅〜清々しき惨敗〜  20.1/25&26

この週末は、もんのすんごいバカな旅をしてまいりました。
少し前に憧れの大珍鳥の情報が入ってきたものの、この前の週末は諸事情で動けず、
次の週末こそは、と意気込んだ途端に抜けたという情報が到来して呆然自失(+_+)
それでも、行く気満々だった時に知人に声かけて会う約束を入れてしまってたのと、
探したらひょっこり見れるんじゃないか、という訳のわからん感覚がぬぐえなかったのがあって、
金曜の夜になぜか名古屋までの出張が入って帰宅が深夜になっちまったのに
深夜帰宅してから徹夜で突っ走って特攻しちまったんですが、
現地についてみたら超曇天+徹底的な強風というスンゴイ荒天(笑
いないハズの大珍鳥はもとより、ついでに期待していた鳥たちもほぼほぼ空振り、
さらに最後に場所を変えてみても曇天過ぎて全然撮影にならず、
といった感じで、2日間びっしりと徹底的な惨敗を丁寧に積み重ね続けた
逆にわかりやすく清々しい展開となったのでした(笑

<1>1/25 長崎県各所

  
というわけで、寝不足でふらふらになりながらやってきた水田地帯では
ミヤマガラスの群れ(左)に続いて、ビックリするくらいの数のナベヅル(右)を発見。
え、今ってこのあたりにこんな数の群れが越冬してるんだ!

  
少しだけ近づくと、ふいに一気に群れが飛び立ったりしたので、
バシバシと撮影してみたり。出水に来たような感じのワンシーンではありますな。

  
さらに何度かナベヅルの群れを見つけますが、敏感ですぐ飛んじゃって…
と思ってたら、群れの中にはマナヅルもけっこう混じっていることに気づいて二度ビックリ。

  
降りたあたりにそっと近づいて、マナヅル(左)やらナベヅル(右)やらをじっくり撮影。
そういえばしばらく出水には行ってないし、ツルの群れを見るの久々かも。

  
マナヅルだけの群れ(左)も見つかりましたが、その後も見つかるのは
飛び交うナベヅル(右)ばかりで、期待していたような面白げな鳥類は全く見つからず。
ってか、このころからかなり雨風が強まってきて、ほとんど嵐状態でしたし(^^;

  
周辺をじっくり探し回ると、オオジュリン(左)が何度か登場したものの、シベジュとかは
見つからず。ハトムギ(右)なんか群生していたのは面白かったけど。

  
ふと電柱の上にチョウセンチョウゲンボウ(左)が見つかったりもしました。
現地では気付かなかったけど、斑紋がやたら少ないし、チョウセンですよね、こいつは。
その後はタゲリ(右)なんかは見つかったりするものの、あんまりになにも見つからないいので、
Kさんにボヤキの連絡を入れると、すぐさまいくつものピンポイント情報を
教えていただいて、一気にテンションアップするも、天気はさらに悪化する一方で…

  
教えてもらったポイント周辺をうろうろすると、ホシムクドリ(左)が佇んでいたり、
遠かったけどお食事中のコチョウゲンボウ(右)なんかが見つかったりもしました。
んで、その後はひたすら畑の中のタヒバリ類をじっくり見て行くと、
はるか遠くにあからさまに色の明るい個体を見つけて大興奮したりもしたものの
デジスコをセットしてる間に行方不明になってそれっきり…
あとは某珍モズも、一回だけ飛び去る姿を見つけたものの、木々の梢にはとまってらんねぇよな
ってくらいの暴風が吹き荒れていたもんで、それっきり二度と見つからなかったし(^^;

  
さらに探索していくと、遠くにホシムクドリの群れ(左)が見つかったりはしました。
ビックリしたのは、めちゃくちゃ疥癬のすすみまくったタヌキ(右)が飛び出してきたりしたりも
したんですが、その後もうろうろすれども、嵐の様な雨風は全く衰えず、どうにもならん感じ(T_T)

  
しょうがないので、知人との約束の前に『戦跡』を見に行ってきたんですが、
すごくのどかな場所で、こんな場所であの大珍鳥を見つけた人ってすごいナァと感心。
さらに勢いを増す雨の中、それでも奇跡を信じて周囲を歩き回ってみると、
オオキバナカタバミ(左)や、ヤブチョロギ(右)なんかが見つかったりしました。

  
途中でひょっこりとイソヒヨドリ(左)が登場した時は、見つけた時は後ろ向きだったんで
「青いのがいたァ!」と絶叫しちゃったりもしましたが、やはりミラクルは全く到来せず。
あとは屋根上で堂々としているイソヒヨドリ♀(右)を見たりして、失意に沈みながら引き上げ、
後は長崎の街中でちょっとだけ呑んでクダ巻いたのでした(笑

<2>1/26 長崎県某所

  
翌朝も、前日と同じ場所をうろうろすると、飛び去ってくマナヅル(左)がいたり、
ハイイロチュウヒ(右)がいたりしましたが、この日もじっくりと探し回ってみるものの
期待していた珍鳥系はどれもこれも全然見つからず。
てか雨は若干ましになったものの、昨日以上の強風吹き荒れてましたし(^_^;

  
畑の中にはあちこちにひょろひょろ伸びてるタガラシ(左)が印象的でした。
少々弱っていたのか、メチャクチャ至近距離でも逃げないチョウゲンボウ(右)にも
遭遇したり。これ、Powershotでテレコンなしなんですよ。ダイジョブか?

  
びっくらこいたのは、車のすぐ側を通り抜けていった疥癬のタヌキ(左)。
追っかけていくと、さらに疥癬がひどくて、ほとんど丸裸の個体(右)も発見。

  
さらに近くにも一度登場(左)してくれましたが、スンゴイ姿やなぁ。
あとは至近距離に登場したキジ(右)なんかにも遭遇したりはしましたが、
粘れどそれ以上の成果は到来しそうになかったので、最後に大移動することに…

<3>1/26 福岡県某所

  
さて、転戦してきた場所では池に浮かぶオカヨシガモ(左)やら、
にぎやかに飛び交うユリカモメ(右)やらを見つつ歩き回ると、カラ類の群群を見つけて
期待もしたものの、メジロのすっごい大群も混じってるし、曇天空抜けで探しにくい状況。

  
でも探してると、ふいにえらく低い位置にキバラガラが登場してくれてビックリしましたが、
これがまぁメッチャクチャ暗いもんで、ブレッブレの写真しか撮れなくてゲンナリ。
冗談抜きでSSが1/15秒くらいにしか上がらないんですもん、どうもらんわ。

  
目の前の樹の幹にとまっているシジュウカラ(左)にカメラを向けると、
すぐそばにキバラガラ(右)が登場してもくれましたが、やっぱりブレブレ。条件キツいなぁ…

  
その後もかなり粘りまくると、キバラガラ(左)は何度か出るものの撮影チャンスは僅少。
意外なあたりではキクイタダキ(右)なんかもいたりしましたが、
カラ類はメチャクチャに動き回るし、メジロの大群が混じってわけわからんし、
曇天過ぎて空抜けだと種類わからんし、粘ってももうどうにもこうにも状態(^^;

  
その後もキバラガラは何度か高い位置に登場してくれたりはしましたが、
メチャクチャ素早くて愛想悪いわ、クッソ暗いからほとんどは幽霊みたいなブレブレ写真で
どうにもならんかったので少し早めに諦めることに。こりゃダメだ(T_T)

  
失意に沈みつつ引き上げていると、ユリカモメ(左)やらセグロカモメ(右)やらも
見れましたが、あまりにも不甲斐ない2日間にげんなりしたので、途中で博多に立ち寄って
美味なる豚骨ラーメンをヤケ食いして、ささやかな〆括りとしたのでした(^^;

というわけで、あんまりにも壮絶な週末でした。
まぁ、いないことがわかってるところに、一縷のミラクルを信じて特攻したわけで
狙い通りの成果がないこと自体は予定調和ではあるんですが、
それでも、色々と面白げなオマケはなにかしら見れるだろうと思っていたけど
結局そこそこあたったのはキバラガラくらいで、それも条件悪すぎてブレッブレだし、
かなり安牌と思っていた某モズとナベコウすらも見れなかったし(笑
というか、ここまで徹底的に悪天候だとは予想をはるかに超えてきてましたから、
これじゃなんも見つからんわ、と思いながらさすらう時間の方が多くて
途中ですんげぇしんどくなってしばらく居眠りしたりもしましたし(笑
まぁ、「運勢には寒肥が効く」というのが信念ですので
このタイミングで、この無駄極まりない挑戦をしたということは、
なんか先々のどこかでなにかに活きるんじゃねぇか、
神様もちょいとばかり哀れみをかけていただいて、どこかのタイミングで
不運分の払い戻しがあるんじゃねぇか、と勝手に期待してみることにしよっと(=^^=)


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