フル空振越年旅A〜寒過ぎる年越し〜 19.12/31

<2>宮古島各所 続き 

  
さらに歩いていくと、キツネノヒマゴがあちこちにあったのも意外でした。
ちなみにいろいろ調べてると、海岸にあるのはキツネノメマゴらしいとの記載もあるので、
これは「メ」の方なのかな?区別点がわからないけど・・・

  
テンノウメ(左)も1花だけ咲き残っていました。調子に乗ってさらに歩いていくと、
岬に近くなるとこんな感じ(右)のとんでもない暴風なのでビック仰天。

  
例えば、目の前にあるホソバワダン(左)を撮ろうとしたら、
強風で体がグワングワン揺れまくって、十数枚撮らないと花がフレームに入らない(笑
ハマウド?(右)もありましたが、これもひたすらブンブン揺れまくっててろくに撮れず
どうしようもないので早々にGIVE UP。この状態はいろんな意味で辛いナァ…

  
しょうがないのでお次の場所への移動中に、面白げな水路をのぞいていくと
ミヤコヒキガエルが大量にご登場。お前ら夜も昼も関係なくお盛んやな(笑

  
なんかおもしろげなカワニナ類(左)もいました。なんて種類になるんだ?
面白かったのは、あたりの水路にはネッタイスイレン(右)とかがガンガンあるんです。
肌寒い曇天の下で見るこの光景、なんだろうこのバグった感覚(笑

  
さらに場所を変えて今度は林の中をうろうろしてみますが、これがびっくりするくらい
何もいない。倒木の裏からヤマナメクジ類(左)と、大型のかっこいいゴミムシ類(右)が
出てきたくらいで、本当に何もおらず。まぁ林の中とかあからさまに寒いもんね。

  
水たまりには面白げな卵(左)も発見。これはどの種類の卵になるのかな?
見ていると、ミニサイズのガムシ類(右)なんかもひょっこり登場されたりしました。

  
ちょっと面白かったのは、サトイモの葉裏に怪しい影(左)があったので、
ひっくりかえしたら、シタベニセスジスズメの幼虫(右)だったこと。こりゃ意外。

  
再び海岸沿いに転戦すると、荒波の中で四苦八苦しているハシビロガモ(左)を発見。
これもしかして怪我して溺れかけてる?と思いましたが、どうにもならんわけで…
彼の無事を祈りつつ歩いていくと、すぐ側にイソヒヨドリ♀(右)が登場されたりもしました。

  
海岸沿いの光景はこんな(左)感じ。いや、もうどないせいっちゅうねんホンマ(T_T)
それでも無理やり歩いていくと、キバアマガイ(右)なんは多数発見。

  
びっくりするくらい近距離にキアシシギが登場されたりもしたんですが、
慌ててカメラ向けても、自分の体が強風でグワングワン揺れまくっているので
望遠撮影はメチャクチャ難儀。ほぼほぼ罰ゲーム状態やんこんなん(+.+)

  
結構驚いたのは、かなり花がたくさん残っているミズガンピがいくつかあったこと。
強風で揺れまくりだったけど風の影響のないところを選んでバシバシ撮影。

  
オオイワガニ(左)なんぞ見ながら歩いていくと、ふいにカツオノカンムリ(右)も1つだけ発見。
ちょっと期待しましたが、青系の漂流物はこれだけでした。

  
浅瀬にはリュウキュウスガモが群生している場所もあったので、なんとか
波の影響の少ない場所を選んでバシバシと撮影。やっぱ海草類はテンション上がりますね♪

  
ウデフリクモヒトデ(左)もいくつか見つけましたが、腕先だけが見えてるのばかり。
その後もうろうろしてみましたが、すぐ足元にあるイソマツ(右)を撮ろうとしても
ブンブン動き回ってこんなショットしか撮れないとわかって愕然。

  
しょうがないので引き上げながら、オオハマボウ(左)やら、
お名前を失念した可愛い花(右)を撮って、とりあえずこの日は早めに仮眠を取って
夜の部に備えることに。ええ、夕暮れ時とかもう何もできん事確定ですからね(笑
#右は野生化したツルムラサキだそうです。そういえばそんな感じですが想定外…

  
日が暮れたので、とりあえずは日中に目星をつけていた湧水地を歩くと、
怪しいと思っていた場所からはやっぱりイワガニ系(左)がご登場。
海岸じゃないからオオイワガニじゃないんだろうけど、なんて種類だろ?
 んで、場所を変えると、えらくあっけなくミヤコサワガニ(右)が登場したじゃないですか!

  
今やものすごく産地が限られている大珍品と聞いていたので、会うのは厳しいかなと
思っていたので、かなり大興奮。この場所にはトータル4匹見られました。
いやはや、年末ギリギリにこいつは嬉しい限りやねぇ。

  
ちょっと驚いたのはこちらの個体。なにか掴んでるなと思っていたんですが、
あとでよく見ると、掴まれてるのは同じミヤコサワガニの幼体なんですね。
めちゃくちゃ希少種なのに同士討ちとかやめてくれや(^^;

  
その後も何箇所かうろうろすると、ミヤコヒキガエル(左)はこの日も大量にご登場され、
お見事な団子状態(右)を見たりしたあたりで〆括りとしたのでした(^^;

というわけで、なかなかつらい感じの年の〆でした。
終日ホンマすっごい風でしたから、ホンマなんだか不完全燃焼感がすごい(^^;
本当に冗談抜きでまっすぐ歩けなかったことありましたから…
雲もひたすらすごくぶ暑くて、「ずっと日没直後やな」と嘆きつつ、
頑張って走り回ってはみたものの、さすがにどうにもならんかった…
まぁ、それでもいくつか面白い発見もありましたし、
珍品ということでほとんど諦めかけていたミヤコサワガニに無事会えたから
年越し前のささやかな〆としてはまずまずだったかな?
などと思いつつ、この夜は早めに探索を切り上げることにして、
仕入れておいた美味なる泡盛を呑みながら、年越しと洒落込んだのでした。
本来は海辺で満天の星を見ながの年越しの予定だったのが
真っ暗な中で寒風に震えつつになりましたが、そこはしょうがないということで(笑


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