フル空振越年旅@〜寒空の幕開け〜 19.12/30

毎年恒例の年末南国年越し旅ですが、今年は例年以上に
出たとこ勝負感満載のチャレンジとなりました。
テーマはわかりやすく「行ったことのない島に行ってみよう」
ということで、沖縄本島を基点として宮古島と久米島に挑戦、
狙いも大雑把にそれぞれの島ならではのものを探してみちゃえ、
という実に私らしいファジーなプラニング(笑
南国なんだから現地行って走り回れば何とかなるだろう、という思考が
めちゃくちゃ甘かったという事実は、後々痛感しまくることになるわけですが…
直前に東京で所用があったので、本当はこの挑戦の前哨戦として1日空けてあって、
某所でのフユシャク・リベンジと、久しぶりの某施設訪問、の後で
知り合いのやってる居酒屋にサプライズ来訪、というフルコースを予定してたんですが
フユシャクの公園は台風での増水の影響があったらしくなんもおらず
某施設は休園日、居酒屋も定休日、というどうにもならないフルコンボを
食らって、いやな予感満載のまま宮古島に渡ってみると、
完全予想外の大雨+強風の手厳しい開幕となったのでした(^_^;

<1>宮古島各所

  
というわけで、昼過ぎに到着し、とりあえずはおもしろげな植物園に
向かってみましたが、明らかに本来ない場所に池ができている(左)という状態。
あたりにはアオモンイトトンボ(右)が飛んでたりもしましたが、
まだまだ雨は強いし風もあって、なかなか初手から手厳しい…

  
池の水面にはアメンボ類(左)もいました。アマミアメンボでいいのかな?
可愛らしい花をつけたモンパノキ(右)なんかも見つかります。

  
とりあえず道端の倒木をひっくり返してみると、
ネッタイシバスズが何匹もご登場。幼虫ばかりだったけど。

  
小雨降る中でしたが、リュウキュウミスジ(左)は何匹かふわふわと
飛び交い、ナミエシロチョウ(右)もご登場してくれました。

  
なんか面白げな実をつけた樹(左)もありました。シマヤマヒハツでいいのかな?
悩んでいるとタイワンクロボシシジミ(右)もご登場。
この頃は、一瞬だけでしたが雲の切れ間から日が差したり燃したんですが…

  
地面にはシソモドキ(左)がぱらぱらあって、花も少しだけついていました。
近くの樹には面白げなキノコ(右)も発見。水滴みたいに見えるところ、
プルップルのゼリー状の中身なんですよね。キクラゲ系?

  
倒木をひっくり返していくと、なんかやたらとひょろ長い感じのアリ類(左)がいたり
色の淡いダンゴムシ類(右)が見つかったりもしますが、期待していた
爬虫類系は皆無。この時はそのうち見つかるだろうと思ってたんですけどね。

  
下を見ながら歩き続けて、ふと気づくと、頭上にヤエヤマオオコウモリが
ぶらさがっていてビックリという一幕も。見にくい場所にいることが多かったけど
しばらく見てると、両手両足で枝を登って移動して見やすい位置に着たので二度ビックリ。

  
うまく撮れなかったけど、2匹が近づいたら喧嘩(左)が始まりました。なんで?
ひと悶着後、手近な方の個体が勝ち誇った顔(右)してたのがなんか微笑ましかったり。

  
そのままじっとこちらを見つめて(左)くれましたが、そのまま動き長いので退散。
近くにアラゲキクラゲ(右)が大量についている樹もあったので、とりあえず
大量に集めてポリポリ齧りながら歩いてみることにしたりとかも。

  
えらく巨大なキク系の花(左)がありました。これってニトベギクなのかな。
なんか面白げな植物(右)もありましたが、お名前さっぱりわからずじまい。

  
草地を見ていくと、ヤマトシジミ(左)もちょこちょことご登場。
ぶれちゃたけど、アオスジアゲハ(右)も花に飛んできてくれたりします。

  
よくよくみると、コケセンボンギクモドキ(左)が大量に群生していました。
その中にはリュウキュウコスミレ(右)なんかもパラパラあったり雰囲気はいいんですけどね。

  
雨なので元気に活動中の大柄な感じのマイマイ類(左)なんかを見ていると、
上空を何度もサシバ(右)がにぎやかに飛んで、ああ沖縄だナァと思ったりもしましたが
この場所はそれ以上の成果もないのでとりあえず場所を変えることに(^.^;

  
んで、お次にやってきたのは目星をつけていた海岸地帯。
これが青空だったらすごく気持ちいいんだろうナァという雄大な景色を眺めつつ
歩いていきますが、まぁなんせ風が強くて、海も荒れ荒れ。
ほぼ干潮時間のはずなのに磯の生き物も探せないナァと思いながら
波打ち際を歩いたら、海藻で滑っていきなり右半身ずぶ濡れという怒涛の幕開け…

  
悔しいので塗れたまま歩いていくことにしたんですが、
なぜか砂浜の波打ち際にモクズガニ(左)がいたりしました。すぐ逃げたけど。
岩場にはイワタイゲキ(右)がごろごろあってビックリ。ここらにもあるんだ。

  
ゴバンノアシの実(左)も発見。このあたりだと打ちあがるのね。
岩場にはオニヒラザガイ(右)なんかも鎮座していたりしてらっしゃいました。

  
打ち上げられたアカフジツボ(左)がなかなか色鮮やかだったのでパチリ。
足元からひょっこり逃げ出したスナガニ(右)も可愛かったりします。

  
ノアサガオでいいのでしょうか、面白げなアサガオ類(左)が砂浜に広がって
いたりもしました。ハマナタマメ(右)もあったけど、ここらのはえらく色が濃いね。

  
岩場をじっくり見ていくと、なんか面白げなやつを発見。
これってハマタイゲキなのね。岩場にすごく雰囲気がマッチしててイイなぁ…

  
岩場には1花だけミズガンピ(左)が咲いていたりもしましたし、
イソフサギ(右)もぱらぱらと見つかったりいい雰囲気です。


次へ⇒

topへ⇒