怒涛の宮城特攻@〜感激の出会い〜  19.11/30

この週末は、毎度バカバカしき発作的大遠征。
いきなりドカンと宮城まで特攻しての鳥見なのです。
というと伝わる人にはわかるあの鳥を探しに、ということなわけですが
詳しい方々に勝率の低さをコンコンと聞かされてたので
行ってもマズ間違いなく空振りなんだろうなぁとしみじみ思ったりもしつつ、
“オトコにゃ負けるとわかっていても戦わねばならん時があるんじゃい!”
などと叫びながら突っ込んでみたという次第。
とりあえず土日両方ベッタリはりついて探しまくればミラクルが起きるかも、
でもせっかくだから東北ならではのフユシャクも探したいぞ、とか
いつもどおりのテキトー・プラニングで挑んでみたら
まさかのミラクルと、なんやかんや嬉しい発見が続いたのでした☆

<1>宮城県某所

  
というわけで、東京での前泊を経て朝イチで到着したのですが、
びびったのは、新幹線の駅裏にマガン(左)がいたこと。さすが東北。スケールがでけぇ(^^;
時々ばっさり曇ったりするややこしい天気の中、とりあえずマガンの群れ(右)を
見つけては中をのぞいていきますが、これがびっくりするくらいなんもおらん…

  
少し離れたあたりではオオハクチョウの群れにも会えました。
これが100%オオハクチョウで、コハクチョウが全然混ざっていないあたりは東北ですな〜

  
近くでバシバシとってたら、「いやぁねぇ」って感じの見られ方(左)をしました(笑
あまりに近いので顔のどアップ(右)も撮影。ええ面構えですな。

  
湖をのぞくと、ここでも大量のオオハクチョウ(左)がなかなかにぎやかな感じ。
ダイサギ&コサギ(右)なんてシーンもありましたが、配置ミスったなぁ(^^;

  
さらに探索範囲を広げると、何度もマガンの大きな群れ(左)が上空を飛び交って、
すげぇなぁとほとほと感嘆。近くでたたずむノスリ(右)にも逢えました。

  
その後は、あちこちにごちゃっとこんな感じでいるマガンの群れを見つけては
その中をじっくり見て行って、ため息ついて移動する、という
かなりどうしようもないエンドレスなルーティーンワークに突入(笑
覚悟はしていたけど、何時間も続くと精神的に結構ツラいもんがありますなぁ(^^;

  
でも、じっくり見ていくと、その中にはオオヒシクイの群れが!
初めてのマガンじゃないガンに興奮しますが、この頃にはかなり怪しい空模様に…

  
オオヒシクイの群れ(左)はなかなかいい雰囲気にも撮れました。
うろうろしていると、のんびりしているノスリ(右)にも遭遇。

  
さらに曇天が厚くなってヤバそうな雰囲気になった頃、ひょっこりと
ハクガンの小群を発見。やっぱコイツに逢えるとテンション上がりますよね♪

  
マガンの群れの中だったので、あまりすっきり撮れませんでしたが、
成鳥(左)、幼鳥(右)ともじっくり見ることができて大喜び。
んで、この後はまた数時間、ひたすらマガンの群れをにらみ続けたんですが、
本当にどうにもならず、心が完全に折れ切った頃です。
鳥屋さんが多いエリアから少し離れたあたりの群れを見ていた時、
横にいた鳥屋さんが静かな声で「手前の群れの中に今見えました」と一言。
え、それって、もしかして、例のアイツですか?

  
慌てて見えやすそうなエリアに一緒に移動すると、
いました!狙いのアオガンです!
完全に諦めつつあったので、めちゃくちゃ感動(>_<)!

  
じっくり狙っていると、時々見やすい場所(左)にも出てきたりするんですが
ほとんどがマガンと枯れ穂に埋もれた状態(右)で、結構長時間全く見えなくなったり
というなかなか厳しい条件。まぁ、でも逢えただけでホンマ嬉しい限りやわ☆

  
しばらく見ていると、ひょこっと顔をのばした(左)のでこれはと身構えましたが
飛び出し(右)は撮れたものの、やっぱこんな感じ。クッソ曇天のデジスコじゃぁねぇ…

  
その後はしばらくマガンの群れの中をちょこちょこ(左)見え隠れしていたんですが
しばらくすると、ひょこっとあぜ道にあがって(右)少しだけ見やすく。

  
その後も少し離れたあぜ道の上をしばらく歩き回ってくれたんですが、
あぜの向こうに消えたあと、しばらくしたら何に驚いたのか、
周辺の大群が全て一斉に飛び立って、とんでもない光景に(@_@)!
さすがに飛んでいく先を目で追えた人はおらず、全員完全LOST状態…

  
慌ててあたりをあちこち探し回ると、変わりにハクガンの小群に再遭遇しもしましたが
この頃には日も暮れなずんで、デジスコじゃ全然撮影にならない。こりゃダメだ…

  
しょうがないのでGIVE UPすることにしてたたずんでいると、
上空を数多のガンの群れが次々と横切り、ねぐらにきえて行きました。
こんなにいるんじゃ、この中の1羽って、ホンマにミラクルな出会いやったんやナァ〜

  
んで、その後は大移動して、フユシャクの面白そうな山に突撃すると、
いきなり自販機にナミスジフユエダシャクがとまっていて少々ビックリ。

  
でも、その後はなかなかよい灯火も見つからず、雨も強くなってきて厳しい感じ。
がんばって探し回ると、ナミスジフユエダシャク(左)やら
チャバネフユエダシャク(右)やらがいる場所はあったんですけど。

  
羽を立てているヤツ(左)がいるのでフユシャクか、と思ったら
ナカオビアキナミシャク(右)だったりもしました。これはこれで嬉しいですけどね。

  
アキナミシャク?(左)を見つけたりしていると、看板の根元に怪しい影(右)。
1枚撮ってみると、これってもしかしてユキムカエフユシャクじゃないの!
と大興奮するも、すぐに飛んじゃってLOSTという寂しい展開に。
しかもその後も粘るも二度と見つからず。そこそこ降ってたしね。

  
エサキモンキツノカメムシ(左)もひょっこり見つかったりも。
ナカオビアキナミシャク(右)も再登場。ポーズによって雰囲気大きく変わるな。

  
さらに歩き回るも成果なく、先ほどの場所でチャバネフユエダシャク(左)と
ナミスジフユエダシャク(右)を撮って、本日の〆括りとしたのでした…

いうわけで、なかなか濃いカンジの1日となりました。
まぁなんといっても、首尾よくGETできた大珍品アオガンが嬉しい限り。
「週末2日で探すくらいじゃ会えやしないよ」と散々脅されて
半ば諦めながらの挑戦だったので、本当にラッキーでした。
何でわざわざ特攻したのか、というと、派手ったらしいガンってのにメチャクチャ惹かれた
というだけの実にわかりやすくミーハーな理由だったんですが、
遠かったとはいえ、あの数の中に混じってる1羽に逢えたのは本当に奇跡ですね。
それまでの時間の修業感はハンパなかったけど(笑
最後のフユシャク挑戦も、実はかなり大移動しての挑戦だった上に、
現地行ったら本当に全然灯火狙えるポイントがなくて
しょぼいライトに来てた個体をちまちま見ていったカンジでしたが、
ワンショットだけとはいえユキムカエフユシャクも無事に逢えたし大満足かな。
さて挑戦はもうあと1日あります。どんな展開だったかは乞うご期待で(笑


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