秋の九州発作旅A〜枯野の中に〜  19.11/3

この日は、テキトーな九州旅第2日目。
この日は昼から熊本〜福岡と所用が続いたあげくに
最後は呑んだくれることが確定していたので、野外探求は朝の数時間のみ
ということで熊本での挑戦ならばやっぱ阿蘇に行かねば
ということでワクワクしながらお久しぶりの湿原に足を伸ばしてみたら
標高ちょい高めの場所の11月ってもう晩秋なのね、
とキョーレツに実感するハメになったり(^_^;
こりゃHP更新するネタないな、と思いながら移動していくと
途中でひょっこりと面白い出会いがあっていろいろ楽しめちゃう、
というなんか不思議に予定調和風味なストーリーになったりしたのでした(^.^)

<1>阿蘇地方各所

  
さて、曇天の中、アキグミ?(左)なんか見つつ歩き始めると、
遠くにアトリっぽい群れ(右)を発見。そっか、もうそんな時期になるのね。

  
んで、湿地に到着すると、一面のハンカイソウの枯れ穂が広がっていて…
おぉっと、しまった完全に冬景色だ!ここまでとは思わなんだぞ(T_T)

  
慌てて歩き回りますが、オタカラコウ(左)やらノハナショウブ(右)やら
多種多様な枯れ穂が広がるばかり。考えたら標高高めだったんだよなここらは。

  
可愛らしい野菊系の枯れ穂もぱらぱらと見つかりました。
これが期待していたヒゴシオンなのかな?咲いているうちに見たかった…

  
辛うじてヤマラッキョウ(左)だけは少しだけ咲き残っていてくれました。
アケボノソウの枯れ穂(右)も実にイイ雰囲気です。

  
アザミ類(左)も枯れ穂だったんだから、もうカンペキに冬ですよね。
とか思っていると、すごく遠い場所でしたが、大満開のツツジ類(右)があってビックリ仰天。
自生のものじゃなさそうな気もしつつ、こんな時期に咲き誇ってるこいつはなにもん?

  
悩みつつ歩いていくと、こんどはあちこちにヒゴタイの枯れ穂がご登場。
うむ、花もいいけど、枯れ穂になってもなかなかカッコいいですな。

  
引きのショット(左)も、ドアップ(右)もどちらもめちゃくちゃ面白い雰囲気ですね。
うん、晩秋に来た甲斐があった、ということにしとこう。悔しいし(笑

  
あたりでは、のんびりとホオジロ(左)がさえずっていたりもしました。
一面の枯れススキ(右)がのどかな景色を作り上げていてしばらくのんびり眺めたり。

  
別の場所に移動しようとしてると、なんと咲き残りのヒゴタイ(左)を発見。
一部が咲き残ってるんじゃなくて、3つ並んで咲き残ってるとかなんでだろ?
あたりのナギナタコウジュ(右)は全部花が終わりきってましたし。
んで、とりあえずこの場所ではこれ以上の成果は望めそうにないもので、
とりあえずはこの日の所用方面に向かって移動することに…

  
すると、途中の道端になんか面白そうな場所を発見!
なにげなく車を止めてみると、あちこちにヒメシオンが咲き並んでいるじゃないですか!

  
せっかくなのでヒメシオンのドアップ(左)も撮ってみたり。
あたりにはシラヤマギク(右)もポツポツと咲いていました。

  
さらに、ウメバチソウ(左)もぽつぽつと見つかったと思ったら、
結構な群落(右)もいくつか登場。こりゃ、なかなか面白い場所見つけたモンや。

  
そこで見つけてビックリしたのはこちら。まるで見慣れない雰囲気に、
まさかこれがヒゴシオンか!などと妄想を走らせまくりましたが
これって、草刈に一度あって丈の低くなったヤマジノギクなんですね(^^;

  
しおれかけでしたが、アラゲハンゴンソウ(左)もありました。
ヤマラッキョウ(右)はここでもあちらこちらに咲いています。

  
意外なあたりではカワラマツバ(左)なんかも咲き残っている株がありました。
リンドウ(右)もけっこうありましたが、曇天だったからか全然開いておらず。

  
なんか面白げな枯れ穂(左)もありました。これはなにもんだろう?
ちょこっとだけでしたが、アソノコギリソウ(右)の咲き残りも見つかったりします。

  
草丈の低いヤマジノギクはものすごい数があちこちに見つかりました。
よくみると色やら花の特徴やらもかなり幅があってややこしいことこの上なし(笑

  
意外なあたりでは、人家のすぐ近くでしたが、ヤツシロソウ(左)と
アソノコギリソウ(右)も発見。たぶん栽培物なんですが、嬉しい出会いです。

  
さらに場所を変えてみると、道端にいくつものウメバチソウ(左)やら
いい雰囲気に咲き誇っているシラネセンキュウ?(右)やらが見つかります。

  
あたりを探索していくと、ヤマジノギク(左)やらアザミ類(右)やらを
見つけたあたりであっけなくタイムアップ。大急ぎで所用方面へ急ぐことになったのでした。

いうわけで、なんか不思議なストーリーの1日でした。
最初の湿原は、まさかあそこまで完全に枯れ姿ばかりになってるとは思わず
なんやかんやと残り物が楽しめるんじゃないかなぁと思ってたので慌てたんですが
(枯れ穂は枯れ穂でいろいろと面白くはあったんですけど)
完全に諦めきってからの移動中にひょっこり出くわした道端で
ヒメシオンやらなにやら面白いものがまとめて見れたのは面白い限り。
草刈跡の背の低いヤマジノギクにはなかなかビックリさせられましたし、
うろうろしたら他にもチョコチョコ出会いもありましたし、うろうろした甲斐はあったかな♪
んで、この後は熊本市内の所用方面で遊びまわってから
さらにその後は博多方面まで若者と一緒に移動してもう1箇所巡ったあげく
自分でもビックリするくらい呑んだくれまわってエライ目にあったりしたのでした。
いやぁ、やっぱ九州ってこうなりがちだから要注意ですよね(笑


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