ド迷走のお盆旅A〜寝不足な探索〜  19.8/12

この日はお盆のド迷走旅第2日目。
前日がAM4時まで遊び倒したので初手からヘロヘロなわけですが
それでもせっかく懐かしいフィールドに来てるんだしということで
O氏を再びむりやり召還しての三浦半島探索。
酷暑のド真夏日の中、昨夜の濃密さよ再び、とばかりにあちこち
じっくりと歩き回ってみると、意外な出会いもけっこうあったりはしたのですが
昨晩ほどのラッキーは続かず、ちょこちょこと空振り続きとなり
最後は空模様・体力・集中力のいずれもビミョーになって
早めの退散という、まぁ考えてみりゃそうなるわな、という展開になったのでした(笑

<1>三浦半島各所

  
さてさて、AM10時頃に合流して、お互いまだ眠たい目をこすりながら林を歩くと、
いきなりトウキョウヒメハンミョウが大量にご登場。
実は個人的には見るのが15年ぶりくらいなので大興奮しまくったりとか(笑

  
ツヅレサセコオロギかな?地味系のコオロギ類(左)も見つかりましたし、
真っ黒で小さいゴキブリ類の幼虫(右)もひょっこりご登場されたりとかもしました。

  
さらに歩いていくと、愛を語らっているトウキョウヒメハンミョウのカップルに
明らかに乱入している個体(左)が。コイツはすげぇ絵面だなと思っていると、
しばらくバタバタ暴れたあげくに3連結状態(右)になったのは笑いました。

  
ふと道端でせっせと泥を齧っているスズバチ(左)を発見。
センニンソウ(右)もパラパラといい感じに咲いていたりもします。

  
シイ類の立ち枯れにはベーツヒラタカミキリらしき脱出跡(左)もありましたが、
さすがにご本尊が真昼間から見れるわけもなく残念。
樹液のある場所をのぞくと、サトキマダラヒカゲ(右)がひょこひょことご登場。

  
そこではなんか巨大なコメツキ類(左)がいてビックリしたんですが、それを
見ていると、いきなりキスジゴキブリ(右)も出てきて二度びっくり。黄筋が鮮やかやな。

  
あとは樹液にかじりついているクロカナブン(左)がいたり、
なんか完全にやる気の抜けたカブトムシ(右)がいたりもしましたが、
かなり期待していた某珍コガネは見つからず。このあたりはけっこういるはずなんだけど.…

  
ちょっと高い位置でしたが、お久しぶりのアカボシゴマダラもひょっこりご登場。
模様もちょいと面白いし、やっぱり関東に来ると探しちゃいますよね。

  
ふと道端を見るとタケトラカミキリがヒョコヒョコ歩いていたので、踏まれる前にと
笹の上に乗っけてあげてから撮影したら、そのまわりにさらに2匹
とまっていてビックリという一幕も。この手はあんま集結するイメージないんだけどね。

  
ヤブミョウガがやぶのごとく大群生(左)している場所もありました。すごい景色や。
などと感心していると、ここでもひょっこりトウキョウヒメハンミョウ(右)を発見。

  
倒木をひっくり返すと、裏にはキセルガイ類(左)と、大量のアズキガイ(右)が。
アズキガイはここらでは国内帰化種だそうですが、あちこちにスゴイ数いました。
原産地では希少種だともいいますが、なんでそういうのって新天地だと大増殖するんだろ?

  
あたりにはツヅレサセコオロギらしき幼虫(左)を見つけてバシバシ撮ってると、
すぐ近くにはのんびりと愛を語らっているトウキョウヒメハンミョウ(右)もいたりしました。

  
ルリモンハナバチ(左)もご登場されましたが、一瞬で飛び去ってこれしか撮れず。
なんか大柄でかっこいいアザミ類(右)もありました。ノハラアザミでもなさそうだけど…

  
さて、そのまま海岸を歩いてみると、ハマカンゾウ(左)が大満開。
ハマユウ(右)もエエ感じに咲いている株があったりします。

  
ハマユウがあるということは、ということでお約束のイソカネタタキもサックリと発見。
こいつらハマユウの葉の間には高確率でいますよね。面白いモンで。

  
ちょいと驚いたのは、ソナレマツムシソウが早くもけっこう咲いていたこと。
秋の花のイメージが強いんですが、夏の強烈な日差しの中だと違和感満点ですな。

  
せっかくなので花のアップ(左)もちょこっと掲載。
ビックリするくらい豪勢な感じになってるボタンボウフウ(右)もありました。

  
ハマナデシコ(左)もごちゃっと咲いている株が並んでいたのでついでにパチリ。
ハハマカンゾウのアップ(右)も撮ってみましたが、こうやってみるといい色合いですよね。

  
太短くてわかりやすいハマツルボ(左)なんかに続いて、早くもハチジョウナ(右)が
咲いていて季節の進展に少々驚いたりとか。クッソ暑いのに秋の気配ってなんか不思議やん。

  
その後は少し場所を変えるついでに、伝説のポイントで大量のマダラカマドウマ(左)を
愛でたりしたんですが、ミラクルがおきるわけもなかったのはちと残念。
んで、期待していた樹液ポイントに来ると、なぜか全然樹液の出が悪いんです。
天候不順ゆえなのか、それともナラ枯れ病が広がってるそうでその影響なのか…
なぜかノコギリクワガタ♀(右)は足元に落ちてたりしたんですけどね。

  
面白い感じに菌を噴出しているボーベリア類(左)もありました。寄主はヒグラシかな。
大き目のオサムシ系の幼虫(右)もいたけど、ここだとアオオサムシなのかな?

  
メスアカフキバッタ(左)もいました。このエリアのは旧タンザワフキバッタやね。
その後、少し早めにO氏と分かれて、別の古巣方面へ移動しようとしたら
道端にご立派なノシラン(右)を見つけてビックリしたりもしましたが、
そのまま鎌倉あたりでド級の渋滞にビッチリはまりきってしまい、残りのパワーを全て
消費しきってヘロヘロになる、という悲しいオチ着きだったりしたのでした(+_+)

いうわけで、短めの挑戦ながらなかなか面白い1日でした。
前日の夜編があまりにもミラクルすぎましたから、それと比べると若干の
見劣りはしますが、三浦半島ならではの生き物も多数で
なかなか楽しい感じのストーリーになったような。
なぜかずっと再会できてなかったトウキョウヒメハンミョウはメチャ嬉しかったし、
結局空振りには終わったけど、某珍コガネとか、憧れのベーツヒラタとか
じっくり探索すべきターゲットの生息環境を再確認できたのも嬉しい限りでした。
もっとも最後の大渋滞なオチはなかなか厳しいものがありましたけど(笑
実はこの跡は古巣でのんびり夜の虫探索もプラスする予定が、
道中のどこかでデジカメ用バッテリーの充電器を落としたらしいということが発覚。
売ってるお店を探し回っていたら町田方面まで到達してしまい
しょうがなくそのまま翌日の挑戦に向けてドカンと大移動を開始する、という
なんか微妙に不完全燃焼な展開になったのはここだけのヒミツです(^^;


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