意地の居残り〜霧中蘭探し迷走〜  19.6/30

この日は急遽発生した不思議な追加日。
本来は但馬にとって返してゼフ探ししてたはずですが
昨日聞いた情報が気になりまくった+体力を完全に使い切ったので
そのまま残留追加日という、なんつうかワタシらしき展開。
ほぼ一点集中型に前回のリベンジとシャレこむと
なんとか無事に制覇はできたし、意外すぎるオマケもついては
きたものの、必死こいて歩き回った割には微妙な成果で
思い切ってさらに転戦すると土砂降りくらって濃霧くらって
あげくに散々迷って、とものの見事な迷走っぷりとなったりしたのでした(笑

<1>山梨県各所

  
というわけで、ちょっと気合を入れて歩いていくと、なんか不思議なラン系の葉(左)を発見。
そのあたりの倒木にはコブみたいなキノコ(右)がたくさん着いていました。

  
道中ほとんど花もなくてげんなりしていたんですが、不意に倒木の下に
怪しい物体を発見。え、これってランだよね。でもなにもんだこいつは(@_@)?

  
生えかけのサカネラン?などと悩みながらとりあえず四苦八苦して撮りまくりましたが
これはどうやらタンザワサカネランみたいですね。山梨にもあったんだ…

  
さらに歩いていくと、数株だけでしたがヒトツボクロを発見!
お久しぶりなので感激しましたが、けっこう雨風強めの状況だったんで
薄暗い場所で揺れまくる細い花がマトモに撮れるはずとてなく…

  
さらに延々と歩いていくと不意にチドリ系のラン(左)を発見。花まだだったけど。
あとは、ギンリョウソウ(右)をいくつか見つけたりもしましたが、
ほとんどなにも発見がないまま、ただただひたすら薄暗い山道を歩くという修行のような時間が
延々と続きます。相変わらずここは難儀な場所でんなぁ…

  
などと思ってたら、ふいに何の前触れもなく、道端に怪しい物体が!
なんとこれが期待していたコアツモリソウじゃないですか!
ようやく逢えたのは嬉しいんだけど、この一角にだけなんであるんだい?

  
横から見るとこんな感じ(左)。本当に真下を向いて咲くんやねぇ。不思議。
せっかくなので枝で花を持ち上げて正面顔(右)も撮ってみたりとか。

  
その後もしばらく探すと、その一角にだけある程度の株がまとまってたので
葉上に乗っけて(左)みたり、まるごとひっくり返して(右)みたりして正面顔を撮ってみました。

  
さらに探し回ると、少しだけ離れたあたりでもコアツモリソウを数株見つけたので
全景(左)と、花のアップ(右)を撮って遊んだり。しかしなんだって
こんな下向きの不思議な生き方を選んだんだろ。背筋伸ばして生きようよ(笑

  
さらに進むと、フデリンドウの実(左)もありました。
花芽をつけたチドリ系のラン(右)はここでも発見。やっぱり種類わからんなぁ。

  
さらに歩いていくと、花の残っているフタリシズカ(左)がずらりと残っていて、
可愛らしく咲いているヨツバムグラ(右)にもありましたが、かなり歩き回ったのに
コアツモリソウはさっきの場所意外は全く見つからず。あちこちにあるって話だったけどなぁ…

  
斜面にズラリとヤマシャクヤク(左)があるエリアもあったので、立派な実(右)を
撮って遊んだりしますが、その後も歩けどあまり成果なし。
てか、どこが道かよくわからない場所が多かったんだけど、なんか前回同様
ルートに深刻な勘違いがありそうな予感も。難しいもんや(^^;

  
戻っていく途中ではコシカケ系のおもしろげなキノコ類(左)があって、
その下に可愛いヤスデ類(右)がとぐろを巻いていたりもしましたが
車まで戻りきる前にすんごい豪雨に。ホンマに空の底が抜けたんかって感じで
しょうがないのでしばし呆然と休憩した後で、思い切って大移動開始(^^;

  
ドンと移動してきた峠では、いきなり車窓のすぐ側にニホンジカ(左)が登場。
可愛らしいテンナンショウ類もあったけど(右)、コウライテンナンショウ?

  
峠に到着すると、あたりはこんな景色(左)。まぁ雨はやんだからマシなわけですが…
んで、ここでもイマイチどのあたりがねらい目のエリアかがよくわからなくて
とりあえずあてずっぽうで歩き始めると、コアジサイ(右)が大満開状態。

  
まだ花芽でしたが、ハナヒリノキ(左)もありました。ちょうど花盛りの
クモキリソウ(右)もありましたが、結局見つかったラン系はこれだけだったり(^^;

  
その後はバイカウツギ(左)やらコバノガマズミ?(右)をみたあたりで
早々にGIVE UPとし、不完全燃焼満点のまま

いうわけで、なんとも言えぬ展開の1日でした。
とりあえずは前回のリベンジは無事に成功を収めましたし、
おまけとしてかなり予想外のタンザワサカネランやら、ヒトツボクロやら
といっためちゃくちゃ嬉しい出会いもあったりしましたが、
この日も昨日以上に、ただただひたすら歩き続ける時間が長くて
しかも雨風強めというシチュエーションだらけだったので、めちゃ疲れた…
この山域はけっこうメジャーなポイントでGPS経路付きのマップも
あちこちにあるんですが、何度歩いてもそのルートがどれかわからんという
微妙な納得のいかなさも不完全燃焼の一因。
てかコアツモリソウ、けっこう狭い一角でしか見つけられなかったしなぁ(^^;
その後の怒涛の大豪雨にもビビらされましたし、
最後の山も大移動しただけでロクに動きまわれなかったし
やぱり思い付きだけで残留するってのはアタマ良くなかったわなぁ〜
来シーズンはきっちりと下調べしてからリベンジしますんで乞うご期待で(>.<)!


次へ⇒

topへ⇒