ちょこっと干潟歩き〜祭りの後に〜  18.9/24

この日は実にハンパな動き方となりました。
地元の産業祭りみたいなもの当番でずっと拘束されてたんですが
なんとか夕方近くになってから脱出に成功したので、
少しだけの残り時間を活用して、少しだけ近場を歩いてみることに。
すると曇天もあって溜池は大空振りだったけど、
そのまま干潟を2箇所ほどのんびり歩きまわってみることにしたら
実働2時間ちょいくらいのチョイ歩きだったのに
いくつもの面白い出逢いに遭遇できてビックリするという嬉しい展開に。
やっぱ短時間でも歩き回ることが重要だなぁと再確認したのでした(^.^)

<1>播磨地方各所

  
というわけで、最初にやってきた溜池では、カルガモ(左)は多数いましたが、
トンボはアオモンイトトンボ(右)がいたくらいで、曇天のせいかアカネ類が完全に皆無(^^;

  
しかも、期待していた花のあるあたりがちょうどあたりが草刈されちまってるんです…
うろうろするとアゼガヤツリ(左)やら、シロバナサクラタデ(右)やらはありましたが、
歩き回ってもあまり成果が期待できそうにないので早々に移動することに。

  
転戦してきたのは近くの海岸。とりあえず歩き回ると
まだ色づいていないハママツナ(左)やら、ハマゼリ(右)やらが見つかります。

  
ハマサジ(左)もいい感じに咲いている株がいくつかあったので
花のどアップ(右)も撮ってみたり。相変わらず面白い雰囲気やね。

  
んで、いつもどおりシバナをのぞいてみたんですが、
そのあたりの群落がどれもこれもめちゃくちゃ花盛り状態なんですが!

  
こんな感じでものすごい大満開状態のものが多くて大興奮しつつバシバシ撮影。
この場所では、いままで実をつけた株を、それも数株程度しか見れてなかったので
今回もさっぱり期待していなかったので、もう狂喜乱舞状態(笑

  
周りには他にも大満開状態の群落(左)がパラパラありました。
思いっきりドアップ(右)も撮りましたが、ここまで拡大すると花の構造がわかりますね。

  
まだ咲きかけの株(左)もけっこうあったり、本当に賑やかな感じでした。
さらにビックリしたのは、死殻でしたが、イボウミニナ(右)が落ちていたこと。
まだけっこう新しそうだし、じっくりさがすと生貝もいるんじゃない?

  
んで、依然見つけたコゲツノブエはこの日もごちゃっといました。
またそのうち大潮のタイミングでフルイをもって微小貝探しとかしてみようかな〜

  
ハマヒルガオの群落を見ていると、アメリカネナシグサ(左)も繁茂し始めていました。。
引き上げようとすると、先ほどとは少し離れた場所でも花をつけたシバナ(右)を発見。
今年は本当に当たり年みたいだなぁ。よほど条件がよかったのか。

  
お次にやってきた海岸は、お約束どおりのハマサジの大群落(左)をたっぷり堪能。
ものすっごい花盛りの株(右)もあちこちにあってなんとも嬉しくなったり。

  
イソヤマテンツキ(左)もずらりと並んでいました。
石をひっくり返すと、カリガネエガイ(右)がごちゃっとついていたりも。

  
さて、海辺を歩きながら、石をひっくり返していくと、イソテッポウエビが
次々とご登場。こんな泥干潟にもけっこういるもんなんですね。

  
ちょいと意外だったのは、そろそろ咲いてるかなと期待していたウラギク。
全部まだこんな感じの花芽ばっかりでした。10月にならんと咲かなかったのか。

  
さて、あらためて干潟の石を転がしていくと、ころりと
スナモグリ類(左)が転がり出てきたりとも。種類がよくわからなかったけど。
ひょっこりとマテガイ類(右)も見つかりましたが、なんか太短いし別種?

  
ちょっと驚いたのは、石の裏に隠れていた大きなイシガニ。
石を持ち上げようと突っ込んだ手にいきなり襲い掛かられたのでビビリました(笑

  
ヒライソガニ(左)なんかも次々登場しましたが、ここらでタイムアップ。
一面にひしめくフトヘナタリ(右)を眺めて帰路に着いたのでした。

というわけで、かなり短時間ながら面白い展開の1日でした。
始動が15時頃でしたから、本当に短い時間だった上に
最初の溜池来訪はほとんどロスタイムといいたくなる内容だったのに
その後の干潟巡りが意外な濃さで結果オーライという♪
なんといっても花盛りのシバナが最大のサプライズでしたね。
本文に書いたように、この場所はだいぶ前から訪れているけど
たいていは花の痕跡もなく、何度かすっかり実になった株を見てはいるけど
たいてい1〜2本だけだったのに、本当にアチコチ大満開でしたから
今までとの差がどこにあるのか教えて欲しい感じで(笑
その後の干潟での石めくりも、けっこう意外な出逢いがあったし
改めて底性生物狙いでじっくり再挑戦もしなきゃいけませんな(^.^)


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